この前の日曜日に滋賀まで同行して送り届けた初心者ライダーの次男坊ですが、翌日の夜には雨の中再度帰省するという無謀にハラハラさせられましたが、私が仕事から帰宅すると既に帰って来ていました。
無用な心配でホッとしましたが、その強行ケジュールも翌日のお友達君とのツーリングの為でした。
納車でうれしいのも理解できますが、あまり無理なスケジュールは褒められません。
そんな折角のツーリング予定も荒れ模様の天候に、近畿北部は雨予報ということで、行先を大きく限定される羽目となり、結局大阪寄りの和歌山県の海沿いへ行ったようです。
そして、その翌日の水曜日、つまり昨日についても、以前、次男坊が私に「何か予定がある?」と聞いて来ていて、何故かを聞くと「ツーリング行こうよ」とお願いされていました。
まぁ、何も予定も無かったのですが、強行スケジュールの中の疲れも心配だったので、それ以上は明確にせず、次男坊の様子を見ながら対応することにしていました。
案の定、朝になってもなかなかベッドから出て来ないので、声を掛けるとスッと起き出して、ツーリングへは行く気があるようですが、スタートが遅くなってしまったので、近距離のプチツーリングにすることに。

結局、10時過ぎに出発となりました。
次男坊は初心者ライダーではありますが、オートバイに乗る以上、二輪車にとって最も重要な部分を体験させるために、選んだコースは西方面です。
昔、タンデムで次男坊を載せて、同じくプチツーリングでやって来たこともある六甲山です。

小さかった息子と別々のオートバイで六甲山に来ることがあるとは、当時は思いもしませんでした。

そんな六甲山ですが、前々日に次男坊のお友達君が彼女と四輪でドライブに来たところ、雪で牧場まで行けなかったということだったので、前日のツーリングでも避けたようです。
昨日水曜日も、晴れはしたものの気温は上がりませんでしたから、道路わきにはこの通り雪が残っていました。

道路脇の白いライン付近が凍っているように見える場所もあったりで、六甲山初心者ということもあって、ゆっくり先導しました。
そんな六甲山を抜け、程なくやって来たのは更に西へ行った明石です。
明石と言えば・・・そう明石焼き(玉子焼)です。
次男坊は、昨年、
シエンタで「きむらや」へ連れて行ったことがあるので、今回は以前、
奥さんとは来たことのある「ふなまち」へ。

「きむらや」も結構な行列でしたが、「ふなまち」も予想通りの行列でした。

ランチタイムでしたから、行列は予想していたので問題ありません。

13時前に並んで、約1時間ほどで順番が来ました。

「ふなまち」も値上げされたようですが、それでも20個600円とリーズナブルです。

昔と変わらないスタイルであるが故に、入店は3組程度しか無理で、電話で持ち帰りを頼む地元の方が多く、行列は必然です。
一番最後に入った私たちが先に出ましたが、あの行列を目にしながら、食べ終わる直前に追加注文をする後ろに座っていた親子を見ながら自分にはできないなぁと感じました。

もちろん、14時近くとなって短くはなっていたものの、私たちが出た後も行列は継続中でした。

「ふなまち」のすぐ横に有る神社の桜が綺麗だったので、オートバイとパチリ。
ここからどうするかという話で、次男坊が「海で写真を撮りたい」と言うので、近くの漁港へ行きました。

なかなかバイクの乗り入れの出来る場所が思い浮かばず、近くなので咄嗟に思い浮かんだのが漁港で、次男坊が希望していたシチュエーションかどうかはわかりませんが。

後方には明石海峡大橋が見えます。

カタログにありそうな置き方で…。

そして、その橋の先にあるのはもちろん、淡路島です。

実は、私も行先として考えましたし、お友達君も第一候補のツーリング先だったようですが、次男坊のGSX250Rには、ETCが付いていないので、割引が使えません。
ETC車載器があれば、橋だけの利用で二輪車750円、往復でも1,500円のところ、非ETCの現金だと1,900円になるので往復で3,800円とこの違いは大きいです。
加えて、天候が荒れると強風で二輪車はすぐに通行止めになるので、今回は避けたという事情があります。

漁港のまったりとした時間を感じながら、

帰路につくことにしますが、国道2号線や43号線の面白みのない道と帰りも六甲山経由とどちらが良いかと聞くと、六甲山というので、六甲山までのルートは少し変えて進みます。
すると、見覚えのある場所に出たので、こちらへ寄りました。

うちの奥さんのご両親、つまり次男坊にとっては母方の祖父母のお墓のある霊園墓地です。
次男坊も、近くまで来たらわかったようです。
手ぶらなので、軽く墓石の掃除とお参りだけで失礼しました。
そして、〆は今朝とは逆ルートの六甲山のワインディングですが、今朝はゆっくり過ぎたようなので、帰りは私も楽しめる程度に少しペースアップをしたところ、それなりについて来ていました。
帰宅後、感想を聞くと「難しい」と言っていましたが、恐怖はないようなので大丈夫でしょう。

200kmにも満たないプチツーリングでしたが、六甲山は彼に何かをおしえてくれたのではないかと思います。