2020年08月07日

2輪の世代矛盾

コロナの自粛明け以降、二輪車の死亡事故のニュースを多く目にします。

個人的には、特にショッキングで印象に残っているのが、北海道小樽のこのケース。

47歳女性、バイク転倒で死亡 路面に陥没2カ所 小樽 − 北海道新聞

当時のニュースには画像が見られ、モトGPカラーのスズキのGSX-Rだったや、ライダーの女性が私も持っていないチェストガードまで装備して安全に配慮されていたことで印象に残りました。

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昔は身体を守る装備としては、頭をヘルメット、背中を脊髄パッドというのが定番でしたが、その後、胸への衝撃で亡くなるケースが多いことから、チェストガードが重要視されています。

なので、通常よりも安全意識を持っていた方であったと想像できるからこそ、何故?という思いが強くなります。

また、死亡事故ではありませんが、長野県のビーナスラインでの大型二輪同士の正面衝突という極めて稀な事故にも衝撃を受けました。

ツーリングで人気の『ビーナスライン』 大型バイク同士が衝突 2人顔面骨折などの重傷 移動自粛解除で通行量増加 − Yahoo! News

当時は交通量は多めだったということですが、双方がマスツーリングだったということで、ツーリング参加者の技量に差があったものと思われます。

奇しくも同い年47歳の中年ライダーということで、ますます中年ライダーによる事故が印象付けられます。

そして、今月に入っても8月2日に石川県と長野県で中高年ライダーの死亡事故が発生していて、その事故からケニー佐川氏が投稿した記事がヤフーのニュースに上がっていました。

中高年の大型バイク事故が続出 なぜ曲がり切れないのか!? − Webikeバイクニュース


先に中高年の事故が目立つと書きましたが、佐川氏の記事によると2019年の二輪新規購入者の平均年齢は54.7歳だそうです。

実際にブログやSNSでも、リーターンライダーだけでなく、子供の手が離れた世代が、これから免許を取って大型二輪に乗り始めるというケースも良く目にします。

私が学生の頃は、オートバイと言えば若者の乗り物であり、一部の上級テクニックを持った年輩ライダーが大型のハーレーやゴールドウィングなんかを乗り回していたものです。

なので、現在はほぼほぼオートバイ=中高年の乗り物であることから、中高年の事故が目について当然なわけです。

反射神経や運動能力において圧倒的に優れている若い世代が、それを求められるオートバイに乗らず、能力の衰えた中高年ばかりが危険なオートバイに乗ろうとするという矛盾した状態です。

また、これはモータースポーツでも同じことが言え、過去にも死亡事故の起きている岡山国際サーキットで先月死亡事故が起きました。

岡山国際サーキットで男性死亡 練習走行中に転倒 − Yahoo!ニュース

安全に配慮されたとはいえ、極限のスピードを求められるサーキットですから、事故となれば命の危険に晒されるのは避けようがありませんが、最近の草レースレベルでは、資金と時間の余裕ができた中高年が多いことも事実であり、ここでも必然的に中高年の事故率は上がるものと思われます。

先ほどの佐川氏の記事の中のデータにこのようなものがあります。

米国で年齢別の事故発生件数を調べた興味深いデータがある※注1。これによると20代前半に事故発生率が一度ピークを迎え、その後55歳ぐらいで底を打つものの、60歳を過ぎると加速度的に事故が増えていく。職業ドライバーであるバス運転手でもほぼ同様の傾向を示しているという。

現在の日本では、若いライダーが激減していることから、20代前半の事故発生率のピークは目立たず、中高年の事故が目につくのでしょう。

私の友人のバイク店のツーリングでは、友人が頻繁に峠道をチョイスするのでマスツーリングでありながら、個々のペースによって隊列など存在せず、バラバラになることが多いのですが、変にペースを合わせて一緒に走ろうとした方が、技量不足のライダーが無理をするケースが出てくるので、これはこれで良いのかと思ったりします。

とは言え、私の場合は、4輪ではそんなことは無いのですが、2輪だとついついペースが上がってしまうことから、そろそろ2輪も潮時かと思っています。

大型2輪への憧れは誰もが持つと思いますし、私自身もあったので、CBR900RRに乗っていた時期がありますが、結局のところ、公道でそんなパワーを扱いきれるわけはなく、400ccのモタードでも十分すぎるパワーであり、250ccのパワーを使い切るくらいが一番楽しかったと感じています。

なので、そもそも自分はツーリングに向かないのだろうと感じていますから、一度2輪は整理して、改めて安全に乗ることが出来るのか?乗りたいのか?を自問自答してから、どうするかを改めて決めたいと思います。

とにかく体力的に厳しくなっているという現実がありますから。

まぁ、だからこそ、レースの世界ではバレンティーノ・ロッシを応援してしまうんですが…。
posted by かわいいHERO at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣あるライダーのつぶやき