昨日の午前中にジュジュを病院へと連れて行ったわけですが、今回は最初に診ていただいていた茨木の病院へ伺いました。
というのも、現在、掛りつけ医と思っていた病院への疑問点が色々と出て来たからです。
決して無理強いをしない姿勢と良く話して情報をいただける点を評価していましたが、前回私だけでジュジュを連れて行った時に、色々と疑問が湧いてきていました。
疑問点を上げていくと…
1. やたらと病名にFIPを上げて、腹水の可能性を指摘されエコー検査の必要性を匂わされるので、エコー検査をお願いしたものの、腹水は無く、FIPの可能性もほぼ無くなったこと。可能性という点ではこれは潰す意味では仕方が無いと考えますが、先生自身が過去、FIPの患者猫に対してメタカムとインターフェロンで改善した経験があるらしく、何度もそれを聞かされていましたが、ボソッと「元々FIPではなかった可能性もあるわけですが…」と言われつつも、成功例として強く頭に刷り込まれていると感じました。
現在、FIPには「ムティアン」という高価ながらも高確率で完治する可能性のある未承認薬が存在しますが、その協力病院になろうということは考えられず、メタカムとインターフェロンを信じておられるように思われます。
2. 口内炎に対する抗生剤として、ジスロマック(アジスロマイシン)よりもダラシン(クリンダマイシン)の方が一般的で効果があると断言されたこと。
私はネットの情報から、アジスロマイシンが猫の口内炎に対して効果がある旨を確認して使用しているのに対して、クリンダマイシンの方が効果があると断言されたものの、ネット上に
「猫の口内炎治療に対する選択薬の一考」というある獣医学会の講演内容のPDF文書が存在していました。
そこには、「経口投与可能な猫に対して非ステロイド製剤 2 種の 薬剤を比較した結果,アジスロマイシンの方がクリンダマイシンより治癒率はやや優れ,投与回数も少なく て済むことから,投薬を嫌う場合の第一選択薬として 今後検討を重ねていきたい。」と書かれていました。
そして、前回ダラシンを処方いただいたものの、ペットのお薬通販サイト
ぽちたま薬局のクリンダマイシン薬のページを見ると、「犬猫兼用の抗生物質」とはあるものの「主に犬の歯周病の治療に用いられます」との記述があります。
私が利用している「うさパラ」のレビューでも、犬に関するレビューばかりで不思議に思っていましたが、先生が犬基準で話しておられたのだと想像が付きます。
3.ぼそっと「FIVの子はあまり診ない」と言われたこと。これが一番大きいかも知れません。
よくよく考えてみると、この病院の有るところは割りと高級住宅街に区分される場所なので、血統書付きの高級ペットが多いのかも知れません。
想像ではありますが、保護猫や野良猫が連れて来られることはほとんどなかったのかも知れません。
そう思い始めて、今回、メイとさつきが保護主さんに連れて来られていた病院へ再度連れて行ったわけです。
点滴目的だったので、点滴がこちらの方が安いということも有りましたが、何より保護猫団体さんも御用達という感じの病院なので、野良は当たり前ですし、看護師さん自身も猫を保護したりしていて、そういう立場からのアドバイスをいただけるのは、とても有り難かったというのは大きいです。
で、ジュジュの補水の皮下点滴をしていただいたわけですが、先日の血液検査のデータを見ていただき、色々と親身にアドバイスをいただけました。
その中で私が悔やまれるのは、この病院ではステロイド薬の「プレドニゾロン」と共に、必ず「グリチルリチン製剤」を併用するというのです。
これを併用することで、「プレドニゾロン」の副作用を回避できるのだとか…。
一方の病院がこの情報を指示してくれていれば、ジュジュの肝臓の異常値は無く、現在も「プレドニゾロン」が継続できていた可能性は高いのです。
また、血液検査後にメタカムを点滴されたことについても、やはり腎臓の数値を考えるとメタカムは使用するべきでは無いという見解でした。
そして、皮下点滴をしてもらったジュジュは、また一時的には一見元気を取り戻したように見えて、部屋で暴れたりもしていたようです。

ですが、根本的には口内炎に対しては何も処置がされていないわけで、やはりご飯を食べることはできませんでした。
実は、昨日にはこんなものも届いていました。

サプリメントなので、アマゾンで買えたのですが、ステロイドにより上昇した肝臓の異常値はそのままではなかなか元には戻りにくいらしく、獣医さんがこのサプリメントを併用するという情報を見つけての購入です。
先日、苦労して手に入れて一度だけ飲ませた「セファランチン」というお薬についても、改めて調べていると、最初に多めに投薬した方が効果が出やすいとあり、わずかしか無い現状では、効果が期待できないと考え、服用を中止しています。
それには、何よりご飯を食べなくなっていることから、多めの投与はおろか、投薬自体が難しいということもあります。
点滴をしたところで、栄養自体は食べて得るしかないですから、どんどん痩せて衰弱してしまうばかりです。
なので、無駄を覚悟して色々なフードを試してみますが、口の痛みから食べる気が失せてしまうようです。
こうなると、もう完全に弾切れです。
手持ちの対抗策が全滅の状態ですが、アジスロマイシンの有効性を信じて、嫌がるジュジュにシリンジで強制投薬しました。
でも、嫌がり度は増していて、上手く口に入ったか微妙な状態です。
そして、しばらく抱きかかえて撫でましたが、じっと大人しくしていて、その後も撫でていましたが、突然、プチプチカーテンの外へ出て、机の下の椅子の上に隠れてしまいました。
猫は痛みが酷くなると、攻撃されているように感じるのか、怯えて隠れてしまうそうです。
ジュジュはまさにそんな状態なのかも知れません。
ここ数日は、歯ぎしりのような音もし出して、口内環境は悪化の一途なのでしょう。
今朝ももちろん何も口にしてくれず、撫でると微かにゴロゴロと言っているのが聞こえましたが、その姿はやせ細って来ていて、万策尽きた感が私を襲います。
昨日、「エイズ発症の口内炎の子の最後をどう見届けたら良いのか?」という質問もしたのですが、「できるなら点滴をしてあげて、食べられるなら食べさせてあげてということしかない」と。
このまま衰弱していくジュジュを見送るしかないのだろうか?
保護した直後はそういう事態も想像していたと思うのですが、毎日お世話をして一緒に居る時間が長いので、ジュジュが辛いのはもちろんですが、私も辛すぎる。
うちの奥さんは、日に一度撫で撫でのスキンシップタイムを取るか取らないかくらいの状態で、私と気持ちにギャップがあり過ぎます。
今朝も、元気のないジュジュを見て、リビングに降りたところ、奥さんと三男坊がテレビを見て笑っているのを見て強くそれを感じました。
相談はするのですが、本当にちゃんと考えてくれているのだろうか?と思ってしまうのです。
そんな状況で、私が今考え始めたことは、ジュジュの鼻にカテーテルを入れて、そこから流動食を入れることです。
昨日、獣医さんから方法のひとつとして言われた時には、自然に食べられなくなったら諦めるべきというポリシーというか考えがあって、スルーしていたのですが、考え直してみると、それにより健康状態を取り戻せる可能性があるわけで、中途半端になっているセファランチンの投薬や、肝臓に数値を下げる為のサプリメントや、「グリチルリチン製剤」を併用した「プレドニゾロン」の投薬も、食べることを気にしないで行うことが可能なわけです。
そして、元気を取り戻せば、以前の様に食事と一緒の経口投与も可能になるかも知れません。
「未だ、試せることがあるじゃないか?」そう思い始めたのです。
タイミング悪く、今日は獣医さんの定休日なので、何もできませんが、明日相談してみようと思います。