2021年11月13日

趣味性を考える大きな可能性かも…

先日、東洋経済オンラインの記事(一部無料会員登録要)で、ヤマハが大型バイクの電動化に乗り気でないということを知りました。

ヤマ発、バイクの100%EV化を「目指さない」理由 ― 東洋経済オンライン

趣味性の高いオートバイの場合、エンジンであることの面白さが非常に大きなウエイトを占めると思われます。

ヤマハの言う現実面以外でも、電動モーターのEVバイクでは、オートバイの持つ一体感が果たして得られるのだろうか?と思ってしまいます。

東南アジアでは、二輪車が実用的な乗り物としてあり、軽排気車量車が主流であるので更なる進化で電動化に置き換わる可能性はあるにしても、日本における趣味のオートバイの場合は全く話が異なります。

レースの世界でも、モトGPと並行してモトEシリーズがヨーロッパ限定で行われているものの、盛り上がりはいまひとつと感じます。

あの爆音けたたましいハーレーダビッドソンが「LiveWire」というEVバイクを発表していて、一見先を行っているように感じますが、ハーレーダビッドソンというオートバイの性格との違いに違和感を感じざるを得ません。ふらふら

haray.jpg出展:https://www.harley-davidson.com/jp/ja/products/bikes/electric-bikes.html

また、現実面ではCHAdeMO(チャデモ)規格のチャージャーであれば、約40分で80%、約60分で100%フル充電とのことですが、普通充電だと約12.5時間が必要で、航続距離はフル充電で最大235km、街乗りと高速道路を含めると153kmということなので、目的地で確実にCHAdeMO(チャデモ)規格での充電が可能であれば、何とかそう遠くない150km以内の日帰りツーリングが可能ということにはなりますが、現実的ではないですね。

そんなモヤモヤの中、このニュースは一筋の光を見た気がします。ひらめき

ヤマハ、カワサキが二輪車等での水素エンジン活用の検討を開始。今後ホンダ、スズキへも呼びかけ ― auto sport web

もちろん、水素エンジン自体が持つ様々な問題をクリアする必要があるわけですが、トヨタが実際に耐久レースではありますが、水素エンジンのカローラを走らせたわけですから、モータースポーツの未来としては決して間違っていないように思います。

001.jpg出展:https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/36073270.html

むしろ趣味性の高い2輪車でインフラを整備していくことで、4輪車の実用面でも普及を促す可能性もあるかも知れません。

4輪車にとっても、モーターよりは水素エンジン車の方がきっと運転が楽しいのではないでしょうか?

まぁ、まだまだ夢の話のレベルかも知れませんが、モトGP界を牽引してきた日本メーカーの技術力で、トヨタと協力して新しい流れを作って欲しいものです。わーい(嬉しい顔)
posted by かわいいHERO at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣あるライダーのつぶやき