2022年07月11日

危険なファッション

最近、季節的なこともあってか、ネットニュースを見ているとオートバイの死亡事故のニュースを多く見るように感じます。

そんな中でも特に増えたと感じるのが女性ライダーによる事故です。

ここ10年ほどは中年男性、つまり我々世代のおじさんによる死亡事故ばかりだった気がしますが、最近は違うような・・・。

Twitterでオートバイ関連の方をフォローしたりつぶやきを見る機会が多いのですが、表示されるのは女性ライダーの方が多くて、その増加具合をひしひしと感じます。

女性ライダーのSNSを見て、自分もオートバイに乗ってみたいと思う女子が多いような気がします。

女性が増えたことで、女性ライダーの事故が増えるのは当然ではありますが、今日のニュースはちょっといたたまれない。

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我が娘を目の前で亡くすなんて、そんな残酷なことがあるでしょうか?

自分がオートバイに乗りながら、子供に乗っては駄目はエゴですが、少なくとも願わくば興味を持って欲しくないと思っています。

我が家の場合、次男坊が興味を持ってしまったので、プラザ阪下へ連れて行き、オフロードでスリップやバランスを崩した時の挙動等の感覚を叩き込みました。

それでも、転倒してあばら骨を折ったりしていましたが、幸い今のところは無事です。

また、次男坊以外は2輪免許を取ろうなんて子は出て来ないようなので安心しています。

オートバイは本当に危険な乗り物です。

親戚でタクシーとの事故で障害を負ってしまった方も居ますし、大型バイクで高速で事故して足や言葉に障害がある高校の先輩も居ますし、そう言えば私の実の妹も若い頃に事故で大き目のけがをして2輪を降りました。

4輪に比べて交通弱者であるが故に、ルールを守っていたとしても安全が保障されない理不尽さがオートバイにはあるのです。

しかしながら、SNSから2輪に乗り始める女性たちの中には、到底そんなことを理解できていない子達が多いのではないでしょうか?

もちろん、これは女性ライダーに限ったことではなく、年齢を経てからオートバイに乗り始めるという初心者おじさまライダー達にも言えることです。

特に死亡事故が多い、2輪車が直進で4輪車が右折というケースでは、直進の2輪の自分が優先であっても、常に右折待ちの車が急に右折してくるかも知れないと思いながら万が一の時に急停止できるスピードで抜ける必要があります。

また、信号待ち等で停止する時にも、後ろから4輪車が追突してくるかも知れないと思って、自分が一番後ろにならない工夫が必要です。

とにかく「かも知れない」運転が必須なのです。

いくら相手が悪くても、命を奪われるのは2輪の自分なんですから本当に割りが合いません。

また、初心者に多いカーブを曲がり切れずにガードレールに接触してしまうケース。

カーブが怖いと思いながら乗っていると視線がガードレールに行ってしまい、見た方向に進むというオートバイの特性から事故が起きてしまうのですが、マスツーリングの場合、置いて行かれまいと自分のペースではないオーバースピードで進入してしまうのが原因だったりします。

そんなことを教えてくれる人が居れば良いですが、SNSでファッション化してしまった中でどれだけの情報があるのか疑問です。

あまり否定的なことばかり書くと反感を受けそうですが、私達の時代からチェッカーズの「ギザギザハートの子守歌」の2番の歌詞に「仲間がバイクで死んだのさ」とあるように、危険な乗り物であることは認知されていて、実際にレーサーレプリカブーム等で事故が多発して「3ない運動」が起きたり2輪車走行禁止の峠道が多数発生したわけです。たらーっ(汗)

なので、ちょっとやんちゃなイメージがあったりしたわけですが、女性ライダーの増加でそういうイメージが消え去ったのは良いことですが、同時に危険性の認知も薄まっている気がしてなりません。がく〜(落胆した顔)

どうぞ、不幸な事故が起こらない様、皆さん安全運転、いや「かも知れない」運転の徹底をお願いいます。ダッシュ(走り出すさま)
posted by かわいいHERO at 18:17| Comment(2) | TrackBack(0) | ┣あるライダーのつぶやき

ペンキ屋さん引退ツーリング

友人のバイクショップで知り合った、私より学年で一つ上にあたるらしい「ペンキ屋さん」。

名前の通り塗装を仕事としていて、生涯独身を決めているちょっと風変わりな方ですが、何故かすごく私を気遣ってくれます。

何分変わり者なので、ベッタリお付き合いはできないものの、憎めない性格で、私自身すごく好きなお人柄です。

もてぎの日本GPや鈴鹿8耐も一緒に行った、そんなツーリング仲間のペンキ屋さんが、これまで人生の多くの部分を共にしてきたオートバイを降りると決断したのはほんの数か月前です。

以前から考えてはいたようですが、決め手となったのはガソリンスタンドの進入口の段差。

その段差に気が付かず、危うく転倒しそうになって、目の衰えや体力の低下を痛感して決断したと言います。

そんなことで・・・とも思いますが、以前から考えていた上での出来事で、本人は大きな衝撃があったのでしょう。

私自身も一昨年だったかのまさかの転倒で、真剣に降りようと考えましたから。

決断すると早いペンキ屋さんですから、早々にバンバン250を手放し、先日10年以上乗ったピカピカのGSX1400を買取業者に30万円で売り渡し、残る650ccスクーターのスカイウェイブで最後のツーリングをするということで、昨日、お供してきました。

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金曜日の時点で読売テレビのお天気キャスター蓬莱さんが、日曜日は近畿北部は雨で、中南部も大気が不安定で何時ゲリラ豪雨に会ってもおかしくないと言っていたように、天気予報は日曜日が近づくに連れ、悪い方向へと変わっていきました。

なので、土曜の夜から酷い雨が降り続き、明方は小雨になりましたが、朝7時の出発時には一応止んでくれました。

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とは言え、溝が極端に少ないスポーツタイヤの私は、最大限の注意を払って集合場所へ。

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猪名川沿いのいつもの待ち合わせ場所に、少し遅れてしまったところ、ペンキ屋さんから鬼のような電話ラッシュがありましたが、運転中で出られませんでした。

こういう所もペンキ屋さんらしいところです。

今回も昨年の秋のペンキ屋さんツーリング同様、オフロード大好きMさんのGSX250Rも一緒ですが、いきなり雨が降り出して行先の北側の空は分厚い雲に覆われています。

子供達にすべてあげてしまって、自分の分が無くなったワークマンの高機能なレインスーツを前日に急遽用意した甲斐がありました。

早朝で気温が低いこともあって、レインスーツでも快適に走行できました。

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国道176号線を北へ走って、国道沿いの道の駅「瑞穂の里・さらびき」で最初の休憩で、この時点で雨は止んでいたので、レインスーツを脱ぎました。

しかしながら、再スタートしてしばらく走っていると、またもや雨が降り出したので、急いでレインスーツを着ようとしたのですが、ペンキ屋さんに下は要らないんじゃないかと言われ、Mさんも上だけだったことから、私も履き脱ぎが大変なズボンは履きませんでした。

ところがこれが大誤算。爆弾

本格的に雨が降り出し、下半身はびしょびしょに。もうやだ〜(悲しい顔)

全てをペンキ屋さんに一任のツーリングなので、早めの昼食にしても時間が早いからと、舞鶴を抜け、宮津の道の駅で時間調整をすることになりました。

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もう、腰から下はずぶ濡れで気持ちが悪い。

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初めて来た道の駅で、宮津シーサイドマート ミップルの敷地内に新しい道の駅が出来ていました。

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びしょ濡れなので休憩室内は遠慮して、外のベンチで休憩です。

ちなみにスクーターのペンキ屋さんはベンチコートのような長いカッパで下半身も無事です。パンチ

これじゃあお店にも入れないかも?と心配しながら出発し、やって来たのはここ。

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天橋立ワイナリーです。

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私も以前にショップのツーリングで一度来たことがありますが、こちらに併設のレストランが目的です。

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コロナで中止していたブッフェが再開していたので、全員制限時間1時間1,700円の豪華ブッフェです。

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かなり乾いてはきていましたが、シートがビニールで助かりました。

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で、野菜が豊富な健康的なメニューのブッフェの1巡目。

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2巡目。

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そして、〆のデザートでお腹いっぱいです。

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ちなみに、窓の向こうには天橋立が見えています。

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館内は冷房で寒いぐらいでしたが、おかげで下半身はかなり乾きました。

食べ終わって外へ出てみると、太陽が照り出しムシムシ、多少濡れていても気になりません。

メッシュの上下なので、走り出すと風が通って乾きも早く気持ちが良いのです。

そんな太陽の下を、ペンキ屋さんは伊根の舟屋の通りを通って道の駅「舟屋の里伊根」へ。

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天気が回復して、美しい景色が拝めました。

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観てないですが、朝ドラ「ええにょぼ」の記念も一緒に・・・。

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ここで、私は下着と靴下は着替えを持参していたので、トイレで履き替えました。

ですが、重大な問題が発生。

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右側のブーツのソールが完全に取れてしまいました。がく〜(落胆した顔)

持参していたコンビニ袋で縛りますが、完全に剝がれてしまっているのでまともに歩けません。

でも、乗車中はブレーキペダルに掛かるので、ソール自体が落下する心配はないものの、まともに歩けないのは問題です。

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次にペンキ屋さんが止まった海岸沿いの駐車場でも歩き回ることはできません。

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なので、私だけオートバイの側から撮影。

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ここは犬ケ岬というところのようです。

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ペンキ屋さんは、何度も来たであろうツーリングポイントを噛み締めるように味わっているのでしょう。

そして、その後コンビニローソンへ寄ってもらいました。

理由は・・・

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ブーツのガムテープグルグル巻き補修作戦の決行です。

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想像以上に具合が良く、反対側のブーツよりしっかりしているかも?

お陰様で、その後の行動に不便はありませんでした。グッド(上向き矢印)

その後も、ラストツーリング楽しむべく、ペンキ屋さんは久美浜町にある「小天橋」のあたりをただただ流して走り私たちはそれについて行くという状態でしたが、ちょっと私にはしんどいかも?

私はポイントポイントをじっくり見たり写真を撮ったりしたい方なので、ただオートバイで走って訪れたという気にはなれませんが、そういう機会のないMさんは、伊根の舟屋でも来たことが無いからと喜んでおられました。

でも、天候が回復したのでオートバイで走ること自体は暑いけど楽しかったです。

そして、いよいよ帰路に就き、丹波市まで帰って来て、舞鶴若狭自動車道・北近畿豊岡道の「春日IC」そばにある恒例の休憩ポイント道の駅「丹波おばあちゃんの里」へ到着直前に、またもや雨が落ちてきました。

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辛うじて難を逃れましたが、まさにゲリラ豪雨です。

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しばらく休憩していましたが、雨が止む気配は無く、ヤフー天気の風雲レーダーを見る限り、強い雨はピンポイントの範囲だとわかり、今度はズボンを含めたレインスーツで武装して、出発することにしました。

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この読みが見事に当たり、すぐに雨を避けることが出来、その後はそこまで高くない気温の中、順調に帰宅できました。

本来なら絶対に参加しないコンディションでのツーリングでしたが、久しぶりのツーリングでしたし、ペンキ屋さんとのビッグバイクでは最後のツーリング(のはず)なので、充実感いっぱいでした。

オートバイを降りるとは言うものの、その内125ccくらいのものは乗ると思うというペンキ屋さんですから、いずれ原付二種でのツーリングでご一緒できるのかも知れません。るんるん
posted by かわいいHERO at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣ツーリング