色々と忙しい中でなかなか手を付けられなかったのですが、あまりにおばあちゃんがしつこいので、優先して見たのですが、確かにタンク内にチョロチョロと出ている状態でしたが、タンクに溜まった水の一部が少し流れ出ている状態なので、水道代への影響はそんなに大きくはないと思われます。
まず、水道代は私が払っていますし、その漏水による水道代よりも、おばあちゃんが植木にやる水道代の方が余程高額です。
それでも、一応タンクの中を確認しましたが、原因はわからず、先延ばしにしていました。
そして、昨晩、またおばあちゃんがひどくなっていると言って来たので、改めてネットの情報を集めて、対処することにしました。
2階の便器と違って、1階北側のおばあちゃんのトイレのタンクは、微生物のせいか黒く汚れており、その汚れが原因かとも思いましたが、それは無さそうです。
便器自体がもう古く、部品がないことは以前から認識しており、以前に2階のトイレの同様の症状と時に、汎用のボールタップキットを購入したのですが、結局使うことなく調整だけで治ったので、保管していて、それを使おうと考えていました。
ですが、ネットの情報で学んでいくと、薄々は感じていましたが、やはりフロートバルブ(排水弁)の問題である可能性が高いとわかり、フロートバルブ自体は現在でも手に入ると知り、現物を持ってホームセンターに行こうと考えて、フロートバルブの取り外しに着手しました。

ところが、フロートバルブをオーバーフロー管から外そうとしていたら、オーバーフロー管が見事にポッキリ逝ってしまいました。

ネットの情報でも、フロートバルブを外す際に破損しないよう注意書きがなされていたものの、やってしまったわけです。
フロートバルブの交換は容易にできるものの、オーバーフロー管を破損してしまうと、便器自体を交換するよりないらしく、最悪の事態となってしまいました。

ですが、折れたオーバーフロー管の断面を見てみると、折れたばかりの白い部分は極わずかです。
と言うことは、完全に折れる前から大部分は割れていたと考えられ、漏水の原因はその割れだったのでしょう。

タンク側の断面でも、やはり折れたばかりの白くなっている部分は極わずかでした。
ゴム製のフロートバルブに劣化が見られず、水漏れの原因が不明でしたが、ようやく腑に落ちました。
となると、便器の交換工事で、エコタイプの便器に交換かなと思いましたが、どうせ交換しなければならないのなら、補修にチャレンジしてやろうと考えました。
漏水を止めることができて、かつある程度の強度も必要で、何より水中となるので、速乾性も必要です。
そこで、今回もUVレジンの登場です。

100均のUVレジン、これまでも色々役に立ってくれています。

まずは、両方の断面に塗って、UVライトを照射します。
外側は何度か上塗りしてできるだけ強度を高めます。

内側は盛り上がったレジンが見え、水流の抵抗にはなってしまうでしょうが、問題ないでしょう。
本来、便器の交換が必要と考えると、ダメ元なので気が楽です。

UVレジンだけでも大丈夫そうですが、更に強度を確保するために、外側を工具箱に入っていたロックタイトのエポキシパテで巻きました。
水中でも効果するようですが、念の為、しばらく放置してから、これでばっちりと意気込んで元に戻して水栓を開けてみたのですが、まさかの漏れ漏れ。
補修前よりも酷くなっています。
タンクの中を確認して見ると、補強で巻いたエポキシパテがフロートバルブに接触して、弁が開いてしまっているようなので、接触部分をカッターで削り取りました。

そして、再度元に戻してチェックしたところ・・・

ばっちり治りました。

これで懸案材料がひとつ減りました。
