それは大事な人との食事会です。
その大事な人とは、相手方過失100%の交通事故で下半身麻痺の車椅子生活となってしまった我が家の次男のフィアンセです。
昨年の春に就職して愛知県に勤務し始めた次男は、僅か半年後に事故に遭い、休職を余儀なくされている状態ですが、その失意のどん底だった次男を励まし続けてくれたのが、事故の僅か数か月前に出会って交際に至った彼女だったのです。
コロナ禍もあり、入院中はほとんど会うことが出来なかったものの、現代はスマホやタブレットという便利な道具があることから、会えなくも毎日次男を励まし、勇気づけてくれた彼女には、私もうちの奥さんも感謝しかありません。
その上、来春には、現在の職場を辞めて、次男と一緒に生活してくれると言います。
実は、私と奥さんも、事故の翌日に少しだけ病院で会ってはいるのですが、初対面で状況が状況だったので、ほとんど会話できずで、お互いにコロナ禍のマスク姿でした。
そして、こんな次男の状況にもかかわらず、彼女のご両親も交際を認めていただいているとのことで、先日、次男はご両親とお食事をご一緒させていただいています。
そして、今回は、私達が彼女と食事をご一緒させてもらう番となったわけです。
なので、事前にお店を予約しなければならず、うちの奥さんが任せとけとばかりに言うので、任せていたのですが、ネットの一休のサイトで見つけた多くのお店を、ただただラインでコピーして送って来るだけなので、何が何だかわかりません。
色々難しいので、いつも会社で利用するフランス料理で良いんじゃないかと考えたのですが、奥さんが煮え切らずでその内に予約が埋まってしまいました。
次男からの聞き取りで、彼女はお肉やお寿司が好きとのことだったのですが、お寿司は予約の取れない知っているお店以外は当たりを引くハードルが高いので、お肉に絞って最終的に奥さんが最初に送って来たお店の中から少しコースのグレードを上げて予約しました。
そして、とうとう昨日がその当日だったのです。

自宅にいる末の娘も同席するので、3人で出掛けました。
梅田のクリスマスの装飾が綺麗です。
次男は先に出て、彼女をバスターミナルまで迎えに行っていて、お店の近くで合流しました。

そして、こちらが予約をしたお店です。

車椅子の次男が居るので、お店選びは車椅子に対応していなければなりませんが、ヒルトンプラザのこちらのお店は問題なしです

食べログで予約すると、乾杯ドリンクサービスのクーポンが付き、4名分までとありましたが、お店のご厚意で全員分をご用意いただけました。
そのスパークリングワインとお肉を使った前菜3品です。
どれも美味しかった。

次いで温かいサツマイモのスープ。
ネットのメニューでは、玉ねぎの冷製スープとなっていましたが、寒い中なので、温かい方が良くて嬉しかったです。
パンに付けるバターもホイップ状でほんのりオレンジらしきフレーバーが効いていて、美味しかったです。

一見武骨なシーザーサラダも凝った内容で美味しい。

次いで、ゴロッとしたお肉が主張するビーフシチューはこちらのお店の人気メニューのようです。

そして、メインは最高級黒毛和牛「和妃牛」の赤身ステーキでした。

デザートも自家製だそうです。
量的には食べ盛りに男性には物足りないかも知れませんが、次男も最近は胃が小さくなっていて、充分だったようなので、量より質で良かったと思います。
畏まることなく、カジュアルに彼女と食事をするつもりだったので、その通りに楽しい時間を過ごせて良かったです。
次男と一緒にいてくれるというだけで素晴らしい彼女だと思ってはいますが、二人を見ていて、その自然な姿に惹かれ合って素敵な時間を過ごしているのだということがよくわかりました。
ちなみに今日は二人で神戸へ行っています。
食後は、次男と彼女はグランフロントのメリーゴーランドのクリスマスの装飾を観に行くこととなり、私達も同行しようと思いましたが、二人の時間を邪魔してもいけないので、私達は大阪駅の時空の広場へ寄りました。

こちらも毎年、クリスマス・デコレーションされています。

スマホしかありませんが、できる限りの撮影を楽しみました。

また、一眼持って出かけたいなぁ…。

奥さんも娘も思い思いに写真を撮っていました。

撮影にも満足したので、気持ち良く帰路に就きました。