2014年07月28日

キャンピングカー「オルビス」発電機のコンディション想像

キャンピングカー「オルビス」には、ヤマハ(ヤンマー)製の2.8KVA発電機が搭載されています。

DSC08495.jpg

その発電機のエンジンはといえば、171ccの強制空冷式OHV・シングルカムの4ストロークのガソリンエンジンです。

同じく2.8KVAの発電機であるホンダのEU28isと比較してみたところ、排気量がホンダは198ccなんですね。

1.6KVAタイプでも、ホンダのEU16iが98ccなのに対してヤマハは79ccで、ヤマハの方が少し排気量が小さいようです。

この排気量の違いが、発電機の各種性能にどう影響があるのかは、きっちりと比較しないとわかりませんが、ホンダは元々2輪車でも4サイクルを得意としてきたメーカーですから、排気量が大きくても燃費は逆に良かったりするのかなと、勝手なイメージを持っています。

私は2輪車に乗るので、排気量的にも比較的オートバイに近い排気量の発電機のエンジンというのは、なんとなく親近感がわきます。

実際、所有するホンダのミニバイク、XR100RやXR100Mのエンジンは99.2ccで、ホンダのEU16iの98ccとほとんど同じと言って良いほどの排気量です。

だからどぉって話ではありますが、同じようなエンジンということで、エンジンに対する考え方では、どうしても2輪車を当てはめてしまいます。

XR100RやXR100M等のキック始動式のみのオートバイを所有していると、如何にスムーズにエンジンを始動させるかという方法を模索することになります。

セルフスターター方式、俗に言うセル式だと、ボタンを押したりキーをひねるだけなので、家電のような感覚で捉えてしまいがちですが、実際にはエンジンというのは、電子的なものではなく、燃料であるガソリンを爆発させてピストンを上下させるという、至ってアナログな機械そのものですから、コツやちょっとした作業一つで動きが変わってきたりします。

この辺の感覚を養うには、最低限、キックやセルモーターによってクランクが回転してピストンが上下するというエンジン内のイメージは必要かもしれませんが、その仕組が頭に浮かべば、エンジン始動時の行動が変わるかもしれませんし、セルモーターで始動するにしても、キック始動をイメージしながらモーターを回したりします。

recipro.png

時々耳にする、発電機のエンジン始動時にエンジンが掛かりにくいというのは、スパークプラグがかぶっているケースが多いと思われます。

冷えたエンジンでは、チョークを利用して燃料を濃くして点火しやすくしますが、必要以上のチョークは逆効果です。

チョークは空気に対してガソリンが濃い状態ですから、通常のエンジンの動きとしてはガソリンが濃すぎて不完全燃焼を起こします。

オートバイの場合は、エンジンが始動すれば、その余分なガスを燃焼・排出させるために、エンジンを吹かしたりしますが、発電機の場合はアクセルを回して吹かすということが出来ません。

それに、このオルビスに載せられた発電機には、「エコノミーコントロール」なる省エネモードがあって、負荷によってエンジン回転数をコントロールして、負荷が低い場合には、回転を抑えてガソリンの消費を少なくしてくれるわけですが、回転数を抑えることで、実はカーボンが溜まりやすくなっているかもしれません。

ヤマハの発電機のホームページにあるQ&Aでも、低負荷による燃焼温度不足による始動不良等の悪影響が警告されています。

運転・操作方法について   発電機   ヤマハ発動機株式会社.png

定格負荷の20%以下ということは、オルビスの発電機の2.8KWで言えば、2800Wの20%で560W以下ということになります。

照明とテレビだけとかなら、全く届かないレベルですし、エアコンでさえ、先日の記事のサブバッテリーによる夜間の運転テストでは安定運転に入れば12Vで24A程度の消費と考えると、288Wと300Wに満たないという事になります。

そう考えると、多くの場合は煤が発生する状態での運転であると考えられます。

「エコノミーコントロール」により、回転が抑えられ、燃料を節約するわけですが、元々2.8KWでの運転を想定しているエンジンですから、温度が上がらないことで、不完全燃焼を起こすことになります。

なので、エンジン内やマフラー等にはどうしても煤が貯まりますので、マフラーワイヤネットやスパークアレスタの定期的な清掃が欠かせないわけです。

yamaha generator .png

そして、このような低負荷での使用が続くことに、見えないエンジンのシリンダー内に煤が溜まっていっているというイメージが持てれば、負荷を掛けて煤を燃やしてやろうという発想になります。

カムロードのディーゼルエンジンのDPR(Diesel Particulate Reduction systemと呼ばれる、触媒で煤を捕集して一定量に達すると自動的に燃焼処理してクリーニングする装置)と同じような考え方で、定期的に煤を燃やしてやれば、トラブルは出にくくなるはずです。

車やオートバイのエンジンなら、時々アクセルを目一杯踏み込んだり、ひねったりすることで、エンジンの回転数を上げて、煤を燃やしてやるということが可能ですが、アクセルのない発電機の場合はそうもいきません。

なので、意図的に負荷をかけてやることにより、回転数を上げてやるという事になるかと思います。

エアコンや電子レンジ目的以外で発電機を稼動するケースはあまりないとは思いますが、もし、エアコンの安定運転等で長時間低負荷の状態が続いているのであれば、電子レンジを使って負荷をかけてやることで、エンジンの回転数が上がり、同時にシリンダー内の温度も上がって煤を燃焼することで、溜まり続ける煤をリセットすることができるのではないかと思います。

発電機の性質からして、煤が溜まっていくのはやむを得ないとも思えますが、負荷をかけることを意識して実行することで、防ぐことのできるトラブルもあるのではないかと思います。

私個人的には、発電機をオフする時になるべく負荷を掛けてからエンジンストップするようにしています。

2輪車の場合でもそうなのですが、エンジン停止時に残った煤は、エンジンが冷えるに従って固着してしまうのではないかと思っています。

そして、その余分な固着が、次回のエンジンの始動に影響を与えるのではないかと勝手に思い込んでいます。

現在は、発電機の「エコノミーコントロール」のスイッチを、発電機のスイッチの隣に持ってきているので、エンジンを切る前に少しの間「エコノミーコントロール」のスイッチを切るだけでも、幾分回転が上がりますから、やらないよりはましかなと思っていますが、よくよく考えると、そんな短時間で煤を燃焼するまでの温度にはならないでしょうから、意味ないか…。

でも、確実に回転数は上がるんですが、その分燃料も多く入ってたら、やっぱり意味ないですね。

なお、「エコノミーコントロール」のスイッチを、ON/OFF切り替えできるように延長するのは、始動と同時に極度な高負荷が掛かった場合に、「エコノミーコントロール」が故障を誘発する可能性があるからであり、負荷を高めるためではありません。

ちなみに、電子レンジは温めるものがないと使いにくいので、私は負荷をあげるのには、ティファールの湯沸し器を使用しています。

また、既に固着が疑われる場合は、こんなケミカル添加剤を試してみるのも良いかもしれません。

fuel1.png

以前の記事で、私が使用した時は、大して発電機を使用していなかったので、タイミング的にはあまり意味がなかったのかもしれませんが、これまで始動で悩まされたこともないので、効果があった可能性もありますし、レビューなんかでは、特に旧車などで評価が高そうですから、ある程度の効果はあるように思います。

まぁ、往々にして効果のわかりにくい添加剤という分野ではありますが、発電機というエンジン回転数の融通の効き難いものだからこそ有効な気もしています。

個人的には、フューエルワンの他、オフロードバイクで有名なウィリー松浦氏がお薦めしている「プレミアムパワー」なる商品もちょっと気になったり…。

pmp.png

負荷を意識しても改善しないという場合には、一度フューエルワンは使ってみる価値はあるのかも知れません。

毎度の勝手な想像話ばかりですが…。ふらふら
posted by かわいいHERO at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣オルビス>室外>発電機
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