デジタルデバイスとしては、自身初のスマートウォッチということもあり、その存在そのものが新鮮なこともあり、楽しい事に違いはないのですが、当初から懸念していた通り、その完成度や必要性というものに関しては、疑問符を付けざるを得ない状況です。
だからといって、後悔している訳ではありませんよ。
あくまで、はじめから過度な期待はしておらず、夢の腕時計とは考えていませんから…。
ですが、ある日をきっかけに、その満足度は更に微妙なものへと変わっています。
と言うのも、Android Wearの5.0アップデート自体では問題が出ていなかったものの、ある日、ブルートゥースによって、音楽を聞いていた時のことです。
気が付くと、「SmartWatch 3」のバッテリー残量が僅かとなっていることに気が付きました。
以前、「My Tracks」というGPSログアプリを起動し続けて時に極端に電池の消耗が激しかったという記憶はありますが、5.0アップデート後も問題なく、カタログスペック通りに通常使用でぎりぎり丸2日持つか持たないかという感じでした。
ところが、これを境にフル充電からバッテリーがゼロになるまでの時間が極端に短くなるという状況に陥ってしまいました。
価格ドットコムのクチコミで、同様の相談があり、ひどい方は約5時間という症状の方もおられ、同じく悩んでおられる複数の書き込みが見られました。
そこでは、5.0アップデート後の症状として取り上げられていましたが、私のケースでは、アップデート直後は特に問題を感じることはなく、むしろバッテリーの持ちが良くなったという感じを持っていました。
そこから、バッテリー問題改善の長い道のりの始まりです。

スマートフォンにインストールする「Android Wear」には、「SmartWatch 3」のバッテリーの状態を表示する機能があります。
これで、稼働可能時間が10時間弱というところでしょうか。
どうも、ブルートゥースの電力消費が大きなウェイトを占めているようです。
ヘッドセットを繋いでいるわけではないのに、この割合は高すぎます。
いろいろと調べるうちに、ブルートゥースの状態が、大きく電池の持ちに左右するようで、スマホ本体のヘッドセットへのペアリングデータを一度削除して、改めて登録する等してみました。

すると、ブルートゥースの占める割合は大きく下がり、持続時間も15時間程度にまで伸びました。

その後、一部アプリをアンインストールしたり、タップしないと画面が表示しない設定にしたりといろいろ弄ってみますが、あまり変わりません。

30分程度でフル充電できるとはいえ、腕に巻いている時に、この状態は避けたいのですが…。

弄るに連れて、だんだんと時計のアイドル時という項目の割合が高くなってきたような気がします。
その後も、いろいろと設定を変更したりしますが、大きくは変わらないので、思い切って全部のアプリを削除してリセットしてみました。
この回は、アプリのアンインストールによる変更やリセットで、ブルートゥースの割合が高くなっていますが、やはり大きくは変わりません。
アプリの有無はあまり関係ないようなので、再度、たくさん入れ直しました。
そして、現在の状況がこれ。

18時間程度です。
15時間だと、朝起きて寝るまで持たないのですが、18時間だとギリギリ持つかどうかという感じですね。
「SmartWatch 3」でアプリを使用すると、確実に時間が短くなるので、ほぼ通知専用となってしまっていますが、通知だけでも意味はあります。
先代の「SmartWatch 2」では、「Android Wear」ではなかったことから、専用アプリでアクションカムのリモート操作が可能であったり、ヘッドセットを使用しての電話の着信が可能みたいですから、安いし先代でも良かったのかもと思ったりもしますが、結局いろいろ出来てもバッテリーが問題となるでしょうし、「Android Wear」が標準となる以上、「Android Wear」の性能向上を期待するよりないのかもしれません。
また、価格は高くなりそうですが、「SmartWatch 3」のメタルバンドバージョンが2月に発売となるようです。

メタルバンドの他に革製バンドも加わりそうなので、現在のバッテリー問題を抱えている状況さえ改善すれば、ぜひ買いたいところなんですがねぇ。

アクションカムのリモートアプリ含め、今後に期待です。