とは言え、今更、わざわざフィルムを買って来て、高い現像料の掛かる撮影をしようとも思えないのですが、唯一露出計が動かないということは気掛かりでした。
ずっと、放置していたわけですから、電池が無くなって当然なのですが、思いの外、状態が健全だったことで、どうせなら完全な状態にしてみたいという欲求が出てきました。
そこで、そう言えばオルビスにボタン電池があったと思い、取り替えを試みます。
オルビスに在庫しているボタン電池は「LR44」というものです。

オルビスに取り付けた、100均ショップダイソーで買ったセンサー付きLEDライト用なのですが、100均商品の電池だけ替えるのに、コーナンオリジナルのものでも2個セット198円と倍の金額は、馬鹿馬鹿しいですが。
実は、その後、ドン・キホーテで同じくらいの金額で10個入りを見つけたので、100均ライトにはそちらを使います。
そんな、コーナン「LR44」を、XR500に入れようとしたら、元々入っているのは「LR44」ではなく「SR44」というものでした。
調べてみると、電圧が「LR44」の1.5Vに対して「SR44」は1.55Vらしい。
「SR44」は主に計器類に使われるらしく、電圧のわずかに低い「LR44」だと、間違った結果を導く可能性があるらしい。
計器の結果が間違っていたら、意味が無いので、仕方なく、「SR44」を購入。

パナソニック製ということもあり、1個入りで高い。
でも、レアな電池なので致し方ないところです。

早速交換してみたものの、露出計が動く様子がありません。

あっ、この写真ファインダーを除いた中でのものです。
上の赤丸の丸い針がシャッタースピードの設定によって上下するのですが、肝心のもう一つの赤丸内の露出計の針は、下に張り付いたままです。
やっぱり、長年使ってなかったので、針が固着でもしてるのかなと、無駄な出費だったと諦めそうになりましたが、高価な電池だったので、接点の不良かもと思い直して、再度電池を取り出して、接点を綿棒でクリーニングしてみました。

結果、見事に動きました。

ピント、露出と全てがマニュアルしかないXR500には、露出計だけが頼りという部分もあって、動いて良かったです。
でも、使う予定はありませんが…
