昨日、西山珈琲さんからいただいた「ブラジル・セルトン農園産(中煎り)」を開封して、自家焙煎の豆と比べてみました。

右が西山珈琲「ブラジル・セルトン農園産(中煎り)」、左が生豆本舗「ブラジル・フォックスビーンズ・旨味スペシャル(自家焙煎)」です。
西山珈琲さんのものは、中煎りとのことですが、別の表記ではフルシティローストみたいです。
一方、私が焙煎した生豆本舗さんの方は、シティロースト推奨ですが、私の好みで少し深めにローストしたつもりでしたが、こうして比べてみると、西山珈琲さんのものの方が、明らかに深入りであることがわかります。

豆を取り出して比べてみた感じでは、よく似た感じです。

全体的には、西山珈琲さんのものの方が粒が揃っていることから、煎りムラもないです。
でも、そもそもこの二つの珈琲豆は、価格が違うんです。

西山珈琲さんからいただいた、「ブラジル・セルトン農園産(中煎り)」は生豆だと1kgで3000円なので、100gあたりで言えば300円ということになります。

一方、生豆本舗さんの「ブラジル・フォックスビーンズ・旨味スペシャル(自家焙煎)」は100gあたり150円ですから、丁度半額です。
それに、生豆本舗さんは100g単位で買えるので、この二つを比較することがそもそも間違いなのでしょう。
ちなみに、焙煎済みだと西山珈琲さんが400円に対して、生豆本舗さんが210円なので、やはり西山珈琲さんの「ブラジル・セルトン農園産(中煎り)」はほぼ倍の金額となっています。
価格差を考えると、粒の揃いは致し方ない違いと言えるでしょう。
そして、本題の飲み比べですが、いつもは奥さんが淹れてくれるところを、イコールコンディションにこだわって淹れたいので、私自ら淹れました。

右のカップが西山珈琲さんで、左のカップが生豆本舗さんの豆を私が焙煎したものです。
区別するために別のカップにしましたが、やや形状と大きさが違ったので、濃さに少しですが違いが出てしまったみたいです。
で、結果の方はと言うと…。
やはり、西山珈琲さんの「ブラジル・セルトン農園産(中煎り)」の勝利です。
うちの奥さん曰く、こちらの方が香りから酸味が少ないとのことです。
私も、味として西山珈琲さんの方が、ややコクと香りが勝っていたかなと思います。
ただし、豆の状態での比較でわかるように、西山珈琲さんの方が深煎りであるため、酸味が少なかったと考えられます。
生豆本舗さんの方も、もう少し深煎りすれば、結果は変わっていたかも知れません。
でも、確実に言えることは、倍の価格差に比例した差はなかったということです。
多分、交互に飲み比べしないと私にはわからないと思います。
それと同時に、私の自家焙煎もまずまずと言っていいでしょう。
粒のバラつきが、煎りムラからの酸味をを生んでいる可能性はあるものの、深煎りすることにより、カバーできるとは思うので、やはり生豆本舗さんのコストパフォーマンスは偉大です。
非常に悩ましいですが、深煎りしても改善しない可能性もありますし、いずれにしても、西山珈琲さんも利用したい気持ちもあるので、また、ブラジル以外の他の豆も研究していきたいと思います。