人それぞれ使い方の異なるであろうiPad Airですが、私の場合は基本WEB閲覧とSNS、それにこのブログの書き込みくらいでしょうか。
でも、これらは従来のiPhone5sとNexus7の組み合わせだけでも十分だったので、せっかく画面お大きなiPad Airなのですから、これまでとは違った使い方をしていきたい。
そこで、大画面を活かしたことと言えば、動画の鑑賞があります。
もちろん、大画面テレビに叶うわけもなく、それが理由でNexus7でもあまり使わなかったのですが、動画鑑賞に限っては、大きい方が良いのは間違いなく、パーソナルに視る分には逆に手頃なサイズなのかもしれません。
ということで、先ずは動画視聴に特化して考えてみます。
最近のスマートフォンはCPUがクアッドコアを採用したり、大容量のメモリを装備したりと下手なPC以上の性能となっていますが、これによって動画再生の為の環境というのも大きく変わってきています。
今でも、当ブログ内でよくアクセスを頂く記事に動画再生アプリをご紹介したものがあります。
具体的には、iOSの場合、「Air Video」というアプリですが、これのアンドロイド版ともいうべきアプリが「Qloud Media」というアプリで、後にはiOSでもアンドロイドでも使える「Air Playit」というアプリもご紹介しました。
これらのアプリの共通点は、PCをサーバーとして利用するという部分です。
PC内の動画ファイルをネットワークを通してストリーミングしてスマートフォンに届けるのです。
そのメリットは、PC自体が再生を担当するので、ほとんどのファイル形式で再生が可能なことです。
反面、デメリットとしては、ネッワーク環境に左右されることと、出先の場合にはデータの通信量が嵩むことです。
ですから、自宅の無線LANや、通信制限のないWiMAXなどは良いのですが、LTEのように上限を設けられてしまうと、安易に利用しにくくなります。
地デジ世代となって動画ファイル自体も大きく美しくなっていますが、閲覧する側のスマートフォンの画面もより細かな表現可能な画面となっていますので、必然的にデータの転送量も多くなりますが、LTEなど回線速度も上がっていますので、あっという間に制限量を超えてしまいます。
また、この手の問題は、地デジやレコーダー内の番組を視聴する「SlingBox」なんかでも同様です。
基本的にPC利用か専用機かの違いだけですから。
これらのアプリは、外出先でWiFiが使える場合や、自宅内のどこでもテレビ的な使い方には便利ですから、WiFiタブレットの方が相性が良いのかもしれませんから、まさにiPad Airにはうってつけなのかも。
ということで、久しぶりにこれらのアプリを使ってみました。
iPad Airなので、アンドロイド版のみの「Qloud Media」を除き、先ずはiOSとアンドロイド両方に対応している「Air Playit」から。
こいつは、PCにインストールするサーバーアプリがひとつで済んで、両刀使いには有難いのですが、アンドロイド版はGooglePLAYからはインストールできず、PCからapkファイルとしてインストールするのがなんだかなぁって感じです。
より厳しいはずのiOS版はちゃんとAPPストアにあるのになんでだろう。
最近は、第三者アプリのチェックを外すこともなくなったので、そこはちょっと抵抗がありました。

実際に、改めて使ってみると、悪くはないのですが、全画面にすると画面が横を向いてしまいます。

せっかくの全画面なのに縦方向で真ん中に小さく再生されるので、全画面の意味がありません。
対処方法があるのかどうかわかりませんが、すぐに思いつかなかったのでパスです。
続いてiOS専用の「Air Video」です。
iPad Airでの使用を重視するわけですから、どちらかと言えばこちらに期待です。

全画面表示も問題ないのですが、iPad用に「Air Video HD」なるアプリが出ています。

「Air Playit」やSlingBOX用アプリの「SlingPlayer」もそうなのですが、iPhone向けにリリースされていたSD版とは別にiPad用にはHD版がリリースされているんですが、HD版はiPadでしか使えません。
「Air Playit HD」は無料なので良いのですが、他は有料でiPhone版とは別アプリ扱いなので、iPad用に新たに購入するのは少し抵抗があります。
「Air Video」はHDでなくとも十分な気がします。
HD版ならこれがさらに美しくなるのでしょうが、アプリ代金が別に必要で、iPhoneでは使えないとなると、コストを取るか、美しさを取るかですね。
HDでデータ量が増えて、映像が遅延することはないのだろうか。
そこは、実際に使ってみないとわかりません。
以上のアプリは何度も言いますが、サーバーとしてPCを利用してストリーミングするので、再生に関してファイルの種類を選ばないという利点があります。
反面、サーバーとなるPCが起動していなければならず、NASの動画を単体では再生できません。
ところが、ここ最近のスマホやタブレットの性能向上から、サーバーに頼らなくともネットワーク上のファイルを直に再生することも可能になっています。
アンドロイドであれば、ESファイルエクスプローラーでネットワーク上のファイルを指定して、その再生アプリにMXプレイヤーを指定すれば、ほとんどのファイルは再生可能ですし、ネットワーク上にNASがあれば、PCを起動する必要はありません。
iOSで同じことをしたくて、アプリを探すのですが、なかなかこれといったものに出会えません。
唯一、以前からiPhoneで使っていたものに、OPlayerというものがあるのですが、無料版は広告が邪魔なものの、機能的な制限はないみたいで、なかなか快適です。
iOSアプリにしては再生可能な動画の種類が多いのも魅力です。

iPhoneの横画面だと広告が邪魔過ぎて駄目ですが、縦の小さな画面なら小さいという以外は問題ありません。

で、こいつもiPad向けにHD版があるのですが、HD版にも無料バージョンがあるので良心的です。

そして、iPadの画面だと、横長の映像に対して上下が余るので、広告が映像そのものを邪魔することが無く、なかなか快適です。


有料版を買おうと思いましたが、広告カットだけにしては金額がちょっと高めなことと、広告は目障りとは言え、映像に被ることが無いので、取り敢えずは無料版のままでもいいような気がしてきました。