うちの奥さんなんかは、当初からスマートフォンの機能として、カメラ性能の高いものに対して、魅力を感じていたようですが、私は、所詮コンデジにも敵わないという考えがありました。
そこには、スマートフォンとは別に、普段からコンデジを持ち歩いていることが大きく、iPhone5sからは、そのカメラ性能の高さから、コンデジが手元に無い場合の代用として、使用することはありましたが、コンデジを差し置いて、スマートフォンで撮影するなんてことはありませんでした。
実際、iPhone5sでは、カメラ機能をシャッター音のしないアプリを使って、VGAサイズの画像で保存し、そのままブログに使用するという、ブログ記事用捨て画像専門でした。
ですが、「Xperia Z3」が、使用するコンデジと同じソニー製で、センサーサイズが同じということから、使ってみようという気にさせてくれました。
そして、実際に使用してみると、スマートフォンという、小型のPCのようなデバイスのメリットを発揮して、コンデジよりも凝った機能が目に付きます。
そんな機能の中で、私が引かれたのが、背景をぼかすテクニックです。
先日、滋賀の比叡山延暦寺で、レンズスタイルカメラ「DSC-QX30」を使って挑戦したところですが、結果としては微妙なもの?でした。


レンズスタイルカメラのマニュアル操作を極めれば、多分もうちょっと出来るのかなと思うのですが、未だそれができていないので、既存のコンデジ含めて、操作の研究が必要ですが、スマートフォンでもこのぼかしのテクニックが使えるのですね。
それを初めて知ったのは、「HTC J バタフライ」の新型(HTL23)です。
乃木坂46のTVCMのauの機種ですね。
私は旧型(HTL21)を所有していますが、乃木坂46を使用して女子を意識しているだけあって、カメラ機能がなかなかです。
通常のカメラの他に、背景の距離を認識するためのカメラが有るらしい。
画像の遠近の情報を得ることで、背景のぼかしを実現しているようです。
そして、私の「Xperia Z3」も改めてカメラ機能を確認していると、背景のぼかしが可能とありました。
なので、実際に使ってみて撮った写真がこちらです。

こちらはどういう仕組でぼかしを実現しているのかはわかりませんが、撮影直後にぼかし具合も調整できます。
昨日の大路ダムでも実験してみました。

この写真のもみじの一部に近づけて、背景ぼかしモードで撮影してみると…。

こんな感じで撮影出来ました。
風でもみじが揺れていたせいか、一度「ぼかし撮影出来ませんでした」というようなエラーメッセージが出たので、カメラ側の要求する条件が揃う必要があるようです。
スマートフォンで、こんな写真が撮れるのは楽しいです。
ただし、良いことばかりではなく、iPhoneではパンフォーカスなのでしょうか、気にせずに撮っていた管理事務所をバックにしたダムカードの写真が、上手く撮れなくなってしまいました。

ダムカードにピントが合えば、管理事務所の文字がぼやけてしまい、

管理事務所の表示にピントが合えば、ダムカードがボケてしまいます。
これを回避するモードがあるのかも調べないといけないです。
また、背景ぼかし以外にも、ワイプ機能もあったりします。

鍋の前で撮影したので湯気で白くなっていますが、ワイプの中の私と娘はインカメラによる画像です。
ワイプの位置や大きさは自由に変えられるので、これはワイプをかなり大きくしています。
画像の合成でどうにでもなる内容ではありますが、スマホ単体で簡単に撮影できるので、他人にシャッターを押してもらえなくても、ワイプで撮影者も映り込むことが出来ますね。
この機能もマルチカメラ同様に、編集としては難易度の高い、動画の場合は更に有効かも。
また、ある程度写真を撮っていると、「Xperia Z3」が勝手に撮影画像を使ってハイライトムービーなるものを造ります。
突然、それが通知されるのですが、ちょうど今、昨日の画像を使って、ムービーが出来たというので、アップしておきます。
変な写真が採用されていないか?と心配しますが、今回は大丈夫でした。

採用して欲しい写真が採用されていなかったりは当然にあるでしょうが、ボランティアで作成してもらっているようで、何の苦労もないのがいいですね。
この機能自体は「Movie Creator」というソニーのアプリを利用しているようで、Z3でなくとも利用できるようです。
実は、このひとつ前に作成されていたムービーがあるのですが、自撮り棒を使った変な自撮り写真や、腫れた右足のすねや病院の写真など、何の繋がりもない変なムービーでした。

なかなか楽しませてくれる「Xperia Z3」ですが、実は写真撮影で「プレミアムオート」モードを使用すると、画素数は800万画素に抑えられてしまいます。
ここがスマートフォンの手頃な画素数というところでしょうか?
マニュアルだと、本来の2070万画素での撮影が可能なので、マニュアルを極める努力が必要ですね。
まだまだ、奥が深い「Xperia Z3」です。