
マウスコンピュータからHDMIスティック型Windows PC『m-Stick』MS-NH1、1万9800円で12月5日発売
ちょっと前のUSBメモリを大きくしたようなそのボディは、知らない人間が見れば大きなUSBメモリだなぁとしか思わないだろう。
スマートフォンが普通となった今、タブレットの存在もあり、いくら小型とはいえ、別途マウスやキーボードが必要なPCにどれだけの需要があるのか疑問に思う部分もありますが、ガジェット好きとしては本能的に食いついてしまう商品ですね。
非常に省電力で、モバイルバッテリーでも動作可能なようなので、HDMI端子が余っていれば、挿しておけば、何時でもテレビやモニターがWindowsPCになるわけですから、利用価値はありそうな気がします。
私の場合は、どうしてもキャンピングカーでの利用を想定してしまうのですが、これなら邪魔にならず、いいかも?って思ってしまいます。
ただし、以前に所有していた超小型のUMPC(ウルトラモバイルパソコン)「ONKYOのBX407A4」というPCでも、テレビをモニターとして使うという想定でしたが、この時に車載していた三菱製テレビの消費電力が結構高く、通信環境も今のように良くなかったので、ほとんど車内で使う機会はありませんでした。
ですが、現在はLTEでのテザリングも可能となり、比較的消費電力の低いテレビで、サブバッテリーもトリプルとなっているので、かなり実用性は高いと感じられます。
とはいえ、「ノートPCでいいんじゃない?」というのが本音です。
19,800円という価格は魅力ですが、充電さえしておけば、サブバッテリーを気にせず使えて、取り出してどこでも使えるノートPCやタブレットPCの方が使い勝手がいいでしょうね。
唯一、動画ファイルのの再生というテレビの魅力が発揮できる用途もありますが、性能的にどこまでの能力があるのかとなると、このクラスだとあまり期待は出来ないかもしれません。
そもそも、デジ像があれば要らないですし、スマホやタブレットがあれば、GoogleのChromecastでテレビに映せますから、その場合4200円で事足ります。
また、イオンが“イオンモバイル”シリーズとしてこのマウスコンピューターと協業したイオンオリジナルモデルのタブレット『AT-Z37LTE10』を3GBのLTEプランとともに月額3866円で提供するというので、回線が必要なら、それもありかもしれませんね。
イオンが通信と端末代込み月額3866円でLTE対応オフィス付きタブレットを発売!
しかし、Windowsの必要度が低下する中で、スマートフォンとタブレットとPCとの住み分けが難しくなってきたと感じます。
残念ながら、スマートフォンではWindowsが完敗の状況で、より話がややこしくなっている感がありますが、PCが使えない若者が増えているという現実をみると、「スマホでいいじゃん」ってことで、ますますWindowsの衰退が予想されますねぇ。
とはいえ、ビジネス用途含め、高性能高機能のデスクトップPCは捨てがたく、私は今でもリモート機能を活用して、使っています。