
まともな説明書も何もなく、何をどう使えばいいのか初心者にはハードルが高いものの、取り敢えず「Xperia Z3」とNFCによるタッチで簡単に「Android Wear」のインストールとブルートゥースでの接続が完了するので、使える状態にはなります。

この初期状態でも、「SmartWatch 3」には、メールの着信やGmailの着信が通知されます。
スマートフォンの上部に表示される通知事項が自動的に転送されるようで、ミクシィアプリをインストールしているので、ミクシィについての通知も届きます。

特に、Gmailは内容まで確認できるので、各アドレスのメールをGmailに集約している私としては、ありがたかったりします。

ただし、単に通知が来るだけでは、スマートウォッチとしては味気なさ過ぎます。
前モデルの「SmartWatch 2」では、電話の通話も可能だったようですが、「SmartWatch 3」では、今のところその機能はありません。
同時に発売された、「SmartBand Talk」は、機能が絞られているにも関わらず、通話機能を持っています。
上位モデルとも取れなくもない「SmartWatch 3」に通話機能が無いのはどうも腑に落ちない。
これは勝手な想像ですが、来年早々にアップデートが来る「Android5.0(Lollipop)」では、「Android Wear」にも完全対応するようなので、そこで、通話が可能になるんじゃないかと思ったりしています。
スマートウォッチと繋がると、スマートフォンのロックが自動で外れる機能も、そこで標準化されるのだろうと踏んでいます。
なので、「Android Wear」に対応していない「SmartBand Talk」は「SmartWatch 2」同様にはじめからアプリでボイス機能を持たせたのではないでしょうか。
となると、先ずは、「Android5.0(Lollipop)」へのアップデートを待つより仕方ないですが、この「SmartWatch 3」にソニーが「Android Wear」を積んできたということは、「Android Wear」のアプリに対応したかったのだと思われます。
先行して発売されている「Android Wear」搭載の海外メーカーのスマートウォッチもあるわけで、そこを試してこそ、「Android Wear」搭載のスマートウォッチとしての意味があります。
なお、この「Android Wear」対応アプリというのは、直接スマートウォッチにインストールするわけではなく、スマートフォンの方にインストールすることで、そこにペアリングされたスマートウォッチでアプリの使用が可能になるもののようです。
なので、先ずは「Xperia Z3」に「Android Wear」対応アプリをインストールするわけですが、正直、どのアプリをインストールしていいやらさっぱりです。

「Xperia Z3」にインストールされた、基本となるアプリ「Android Wear」を起動すると、現在利用できる機能について表示されます。

スクロールしていって、一番下をみると「おすすめのアプリを見る」というのがありました。

タップしてみると、GooglePlayの「Android Wear」アプリが表示されますが、今ひとつどれがいいのか理解できません。

結局、WEBでおすすめの「Android Wear」アプリの記事を読みあさり、気に入ったものを入れてみましたので、ご紹介します。
先ずは、標準では「Android Wear」アプリの起動が面倒なので、「Wear Mini Launcher」というアプリの採用です。

「SmartWatch 3」の画面の上を左から右へスワイプすると、アプリの一覧が現れます。

アプリのアイコンをタップすることで、そのアプリが起動します。
アイコン二段目右にある、青いChromeマークはインターネットブラウザなんですが、いきなり気に入りましたねぇ。

「Wear Internet Browser」というこのブラウザ、なかなかの表現力です。

このブログもこの通りです。
スマートウォッチの狭い画面で、積極的にブラウザを利用しようとは思いませんが、いざという時に、腕時計で操作できるというのは魅力です。
そういう意味では、ゲームなんかも同様です。
スマートフォンが取り出しにくい環境でのちょっとした暇つぶしにはこれ。

ドロイド君のゲームです。

障害物を抜けるだけの単純なゲームで、定番みたいです。
ドロイド君以外にも、幾つかのキャラクターでリリースされていました。

あ〜ぁ、あっという間に死んじゃった…。
他にも、これこそ定番?の◯✕ゲーム。

でもちょっと相手としては、弱いかな?

ゲームではありませんが、ツールとしてのサイコロなんかもあります。

タップするとランダムにサイコロの目が表示されます。
実用的なものとしては、当然カレンダーアプリなんかもあります。

現在のところ、日本製のアプリがないので、祝日が表示されないのが残念ですが、今後はリリースされてくるんじゃないかと思います。

これは電卓ですね。
書きにくくて、あまり実用性は無いですが、お絵かきアプリなんてのもありました。

それに、これは嬉しい「Evernote for Android Wear」なんてのもあるんですね。

必要な情報をEvernoteで管理している私としては、有り難いアプリです。
そして、最近、記事で取り上げる機会が多い、カメラのリモートアプリです。

スマートフォン用自撮り棒とセットなら、役に立ちそうですね。
実際に使ってみましょう。

スマートフォンのモニターと同じ映像が、「SmartWatch 3」に映っているのが分かりますか?
それに、このアプリは、スマートフォンがスリープ状態でも、撮影可能なんです。

でも、くれぐれも悪用しないように…。

「SmartWatch 3」側で、インカメラへの切り替えもできます。

でも、インカメラだと解像度が落ちるので、せっかくモニターできるのだから、自撮りもメインのカメラを使うのがいいでしょうね。
「GoogleCamera」アプリでも、標準でシャッターボタンを表示させる機能があるのですが、画像がモニターできないので、「Wear Camera Remote」の方が一枚上手です。
更に高機能の有料アプリもあるようですが、取り敢えずは無料のこれで十分かも。
あ、それとこんなアプリも入れてました。
スマートフォンを机に置いたままトイレに行ったところ、「SmartWatch 3」がブルっとこんな表示が現れました。

「携帯電話忘れてるんじゃない?」という警告です。
ブルートゥースのペアリングが切れると、スマートフォンを置き忘れているんじゃないかと心配してくれるというわけです。
これで、スマートフォンの忘れ物は無くなる…?
なんだか楽しいですね。
3代目となる「SmartWatch 3」であり、他社のスマートウォッチとの違いに自信を見せるソニーですから、「Android5.0(Lollipop)」でどのように変化してくれるのか、今から楽しみで仕方ありません。

と同時に、来春発売の「AppleWatch」も気になってきます。
