2014年12月01日

SIMロック問題と小学生の「iPhone5s」

ASUSの「ZenFone5」等、そこそこの性能で手頃な価格のSIMフリー端末が出てきていますが、来年には、国内携帯キャリアのシムロック解除も義務付けられると言われています。

案の定、格安SIMの競争激化で、その通信料は下がる傾向にありますが、2015年からと言われるシムロック解除の義務化が、携帯電話市場にどのような変化を与えるのかは未だわかりません。

一足早く、数年前からGoogleがグローバル版のSIMフリー端末である「Nexus」シリーズを販売しており、私自身も「Nexus7(2012)」、「Nexus7(2013)」と手にしてきていますが、使ってみて初めて、SIMフリー版の問題もわかってきました。

その問題とは、具体的に言うと、電波の周波数の問題です。

「Nexus7(2012)」同様、「Nexus7(2013)」でも、ドコモの3Gのプラスエリアには対応していません。

ROOT化して出来る方法もあるようですが、ロリポップ(Android5.0)導入前でそんな気にもなりません。

「Nexus7(2013)」はLTE対応なので、LTEがつながるところでは速いわけですが、ドコモは3Gの強さの反面、LTEのエリアはなかなか厳しいものがあります。

ドコモの販売する端末なら、基本プラスエリアにも対応して来るわけですが、こういうところがグルーバル端末の欠点とも言えます。

また、au回線のSIMを利用した場合でも、プラチナバンドに対応していないため、iPhone5と同じく2100MHzを利用することになるので、エリアが制限されます。

もっとも、今はもうiPhone5が手元にないので、2100MHzエリアがどれくらい広がったのかもわかりませんが、5sでプラチナバンドに対応したので、そこに力を注ぐこともなくなっていることでしょうが、以前よりは良くなっていると思われます。

ソフトバンクのSIMは、「Nexus7」と相性は良さそうですが、ソフトバンク自体が対象外の端末だとパケットの上限適用外だったりという落とし穴が昔から指摘されるので、怖くて使えません。

「Nexus7」は、そもそも、タブレットなので音声通話はできませんが、スマートフォンでは通話も含めて、周波数の対応問題は、よりシビアであると言えます。

そんな周波数対応問題で、SIMフリー端末でありながら、優秀なのがアップルストアが販売する「iPhone6」と「iPhone6Plus」です。

「iPhone6Plus」で私も実際に経験済みですが、私のau回線並びに現在常用中の奥さんのドコモ回線でも、問題なくフル機能が使用できています。

日本における、本当の意味でのSIMフリー端末と言って良いかと思います。

しかしながら、それ以外の端末では、日本をターゲットにしたASUSの「ZenFone5」でさえも、周波数的にはドコモしか使えませんし、「Nexus6」もプラチナバンドなしのauでは使えず断念したわけです。

格安SIMの利用を考えた場合、SIMフリー端末を手に入れる以外にも、キャリアのSIMロック版で、そのキャリアの回線を使ったMVNOのSIMを利用するという手があります。

実際、初のauのLTE回線を利用したMVNOであるケイ・オプティコムが運営する「mineo(マイネオ)」なら、auのロックのかかったLTE端末を、問題なく利用することが出来ます。

私は、メインのau回線端末を、「iPhone5s」から「XperiaZ3」へと変更したのですが、SIMカード無しとなった「iPhone5s」については、この「mineo」のSIMで格安運用するつもりでいたのです。

ところが、思いもよらず、「mineo」のSIMがiOS8に対応できないということが判明したのです。

iOS8に対応できないということは、8にアップデートした端末に加え、SIMフリー版の「iPhone6」と「iPhone6Plus」でも使用不可能ということです。

これは痛い。

iPhoneで考えた場合には、事実上、ドコモのMVNO以外の選択肢が無くなったわけです。

そこで、奥さんの「iPhone6Plus」移行に伴い、宙ぶらりんになっていた、ゴールドのドコモ版「iPhone5s」に
OCNモバイルONEのSIMを突っ込んで、「XperiaZ3」のサブ機として使用するか、それとも売っ払うかで悩んでいたのですが、iPhoneで「mineo」が使えない今となっては、ドコモ版の「iPhone」は結構貴重です。

なので、売るという選択肢を無くして、OCNモバイルONEのSIM利用とすることにしました。

しかしながら、私自身は「XperiaZ3」のサブ機として使っているうちに、SIM無しでもレンズスタイルカメラとの相性もよく、これまでのau版「iPhone5s」で十分だということがわかりました。

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では、ゴールドのドコモ版「iPhone5s」をどうするか…?

ひょっとして、大学生の長男は、現在使っている「iPhone5c」よりも「iPhone5s」の方が喜ぶんじゃないかと思って、交換したいかを聞いてみると、意外にも、交換したくないらしい。

ド派手なピンクのカラーが気に入ってるのだろうか?

確かに5sの廉価版と見られてしまう5cも、販売が無くなるとカジュアルなおしゃれな端末としての魅力はありますね。

みんなが持ってる5sよりも個性的かもしれません。

長男が「NO」なら高校生の次男坊は?と聞いてみると、次男坊もまた「NO」という返事。

ホワイトの5cにわざわざブラックのケースを装着して、5cの良さがあるとは思えない次男坊は、単に遠慮しているだけかもしれませんが、「NO」というものを無理やり交換することもありません。

本来なら、次は中学生の三男坊となるところですが、彼が5sを持つと、次男坊と喧嘩になるのが目に見えるので、聞くことなく、男の子たちの5cと5sの交換はなくなりました。

となると、残るは小学6年生の長女だけです。

彼女には、これまでソフトバンク版の8GBのSIM無し「iPhone4」を与えてきました。

電話はキッズ携帯をもたせているので、それで十分でしたが、春が来ればもう中学生なので、キッズ携帯というわけにも行かなくなります。

それなら、OCNモバイルONEのSIM +「iPhone5s」でいいんじゃないか?というわけです。

音声通話のないOCNモバイルONEのSIMなので、通話に関しては、IP電話を利用しなくてはなりません。

やや不安はありますが、LINEの無料通話のクオリティも上がっていますし、我が家のインターネットはイオ光なので、ケイ・オプティコムの出している「LaLaCall」という通話アプリを使用すれば、自宅への電話も無料です。

iPhone同士なら「FaceTime」の利用も可能なので、それで何とかカバーできるんじゃないかと思っています。

ということで、奥さんの「iPhone5s」が小学生仕様になりました。

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ちなみに、ケースは私がチョイスしたディズニーです。

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娘は喜んでいますが、同時におもちゃのスマホ「アイカツフォン」なんてのも欲しがっているので、間違いなく小学生には過剰投資です。

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男の子3人と奥さんのドコモ回線が未だ契約1年足らずなので、1年はこの体制でいって、次は皆で揃ってMNPするか、iPhoneのまま「IIJmio」の音声付き格安SIMで安く上げるか、その時の状況で考えようと思います。

さて、そううまく行くかはわかりませんが…。たらーっ(汗)
posted by かわいいHERO at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣スマートフォン・タブレット
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