鳥取道 正面衝突で3人死亡 京都の親子か
4日午前、鳥取市の鳥取自動車道で乗用車と軽乗用車が正面衝突し、乗用車に乗っていた男の子2人と男性1人が死亡しました。警察によりますと、亡くなった3人は京都から来ていた親子とみられ、身元の確認を進めるとともに事故の原因を調べています。
4日午前11時前、鳥取市河原町の鳥取自動車道で、乗用車と軽乗用車が正面衝突しました。この事故で、双方の車の男女5人が病院に運ばれましたが、このうち、乗用車に乗っていた男の子2人と男性1人が死亡しました。
警察によりますと、亡くなった3人は2泊3日の予定で京都から4日、鳥取に来ていた父親と6歳と8歳の兄弟とみられるということです。乗用車を運転していた母親とみられる女性と軽乗用車を運転していた男性はいずれも意識はあるということです。
現場は鳥取自動車道にある全長およそ230メートルの佐貫大橋の上の片側1車線の対面通行の直線道路で、見通しはよく、乗用車の対向車線側に衝突の跡が残っていたということです。
警察は、乗用車がセンターラインをはみ出したとみて、3人の身元の確認を進めるとともに事故の原因を調べています。(NHKオンライン 8月4日 17時56分)
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直線上での軽自動車と普通車の正面衝突で、普通車側の3人が亡くなるという状況がピンと来ず、気になっていました。
どちらがはみ出したかもわからなかったので、てっきりやんちゃな軽自動車の仕業か、もしくは普通車の女性の居眠りかもなんて思っていたのですが、予想外の原因があったようです。
偶然見つけたニュースの動画を見ていると、想像以上に損傷した普通車(スバルのインプレッサらしい)に驚きました。

すると、画面にキャンピングカーらしきものが見えました。

んんっ?前から見ると、キャンピングトレーラーのようですね。

どうやら、車線減少で車線変更してきたキャンピングトレーラーを避けようとして対向車線にはみ出したようです。

鳥取道は、中国道の佐用インターから一般道を交えながらも、無料で鳥取まで行ける、ありがたい道路です。
ただ、対向の片側1車線なので、以前通った時にも、運転しながら「ここで事故があると逃げ場がないなぁ」と事故渋滞が頭に浮かんだことがあります。
そこそこスピードが乗るものの、遅い車の後に着くとストレスが溜まることもあって、運転の女性が無理して追い越そうとしたのか?、はたまたキャンピングトレーラーが車線減少寸前に無理な車線変更をしたのでしょうか?
普通に考えれば、トレーラーとの接触がないならば、インプレッサが減速すべきところで減速しなかったと考えるべきでしょうが、いずれにしても、軽自動車(ダイハツのタントらしい)は被害者だったんですね。
それも3人が死亡する事態となり、トラウマになりそうな被害です。
正面衝突とありますが、車線を横切って塞いできたインプレッサに、真っ直ぐタントが突っ込んだという感じでしょうか。
しかし、直接の原因がキャンピングトレーラーというところに複雑な思いがあります。
最近、コンテナを積んだでっかいトレーラーの危険運転を目にしたことがあって、私の中ではトレーラーのイメージが良くありません。
学生時代に米国を訪れた時から、全てがワイドなアメリカでこそ走るべきもので、狭い日本で走らせるには難しい車だと感じています。
このトレーラーの方も無理な車線変更でなかったのであれば、楽しいはずの旅行が台無しになってしまったことでしょうから、お気の毒ではあります。
しかしながら、一番の責任があるかもしれませんが、自身の運転により一瞬でご主人と二人のお子さんを亡くされたインプレッサのドライバーの女性には掛ける言葉もありません。
事故の代償があまりにも大きすぎます。
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、改めて、自分自身もいろんな危険の予測を持ちながらの運転を心掛けたいと思います。
ご指摘ありがとうございました。訂正しました。