
コストコで買ってきたばかりのアボカドチップスとサルサ&いつものワインを飲みながらの観戦は、非常にアブノーマルな展開でした。
というのも、今回のサンマリノGPでは、レーススタート直後に雨が降りだし、スリックタイヤからレインタイヤへマシンの乗り換えが必用になったかと思うと、今度は路面が乾いてきて、再度レインからスリックへの乗り換えが必用となったのです。
タイヤの違いによって、一周につき10秒も違って来るものだから、ピットインのタイミングが勝敗を左右したと言っても良いくらいです。
残念なのは、ポイントランキングで2位につけていて、首位バレンティーノ・ロッシを脅かす存在であったホルヘ・ロレンソが転倒リタイヤとなってしまったことです。

これにより、首位のロッシがタイトル争いでは、余裕の展開となり、ロッシ推しの私としては、嬉しい展開ではあるものの、今後のチャンピオンシップ争いを楽しむという点では、面白味が半減してしまいました。

また、今回のレースで優勝したのは、既にチャンピオンの可能性はないであろう、ホンダのマルク・マルケスでした。

ロッシは5位となり、チャンピオンには限りなく近づいたものの、昨シーズンから続いていた連続表彰台は途切れてしまい、表彰台にその姿はありませんでした。

なので、エキサイティングでありながら、いろんな意味で、後味の悪いレースとなったのです。
2選後に茂木の日本GPを控えて、安心してロッシのチャンピオンへの道を見守って行けるのというのは、精神衛生上は健全なのですが、欲を言えば、劇的にチャンピオンを獲得という展開を期待するのは、やはり欲張りすぎですかね。
そうは言っても、未だ何があるかわかりませんが、転倒やリタイヤの確率の極めて低いバレンティーノ・ロッシですから、チャンピオン獲得は、ほぼ確実でしょう。
シーズンとしては、現時点まででも、昨年とは比較にならないほど面白い展開であったのは間違いないです。