既に、自分で支払いをしている大学生の長男については、今回の乗り換えは、自分で考えるように言っていたのですが、動きらしい動きも見られず、他の子達の分を請負う私の方が、我慢できなくなって、金曜日に情報収集に走ってしまいました。
久しぶりにauショップや家電量販店を回りましたが、結果、なんとなく様子が掴めた気がしていました。
型落ちのiPhone6については、一括0円にキャッシュバックが当たり前という状態で、家電量販店でも2台で10万ポイントバックなんてのもありました。
でも、私がiPhone6をチョイスしないのは、
@シムロックが外せない
A端末割引である毎月割の額が低い
この2点です。
@は販売時期の関係で、総務省の指導のタイミングより前だったことで、キャリアがSIMロック解除をしなくて良いということになっています。
ドコモの6なら、各社の格安SIMが使えるのですが、auの場合は、元々数社のみであり、私も所有していますが、その前のモデル5sに至っては、格安SIMで使えないという事態となっています。
ですが、6sの場合は購入から半年経てば、SIMロック解除が可能です。
日本で発売されているiPhoneの場合は、SIMロックを解除すれば、全て同じ仕様の端末だそうで、アップルが販売するSIMフリー端末と同様ということになります。
これは、将来的に長く6sを使い続ける上で、とても重要な事だと思います。
また、Aについては、キャッシュバックの大きな6ですが、月々の金額を低く抑える毎月割の額が低いことで、2年間少し高めの費用を払うことになります。
例えば、毎月割が1,000円低くなれば、支払う金額は1,000円高くなるわけですから、その24ヶ月ということは、24,000円多く支払うことになります。
1,500円なら36,000円、2,000円なら48,000円です。
実際のところ、現在時点の6s16GBの毎月割の金額は3,060円で6の場合は1,320円で、その差額は1,740円となります。
その24回となると、41,760円となり、3万円キャッシュバックをもらったところで、割に合いません。
でも、「6の場合は端末価格自体が安いじゃないの」と言われればその通りです。
au公式の料金シミュレーターでも、6は、MNPau購入サポートなる名前で、端末代は月々720円×24回のたったの17,280円です。
これじゃぁ6sの勝ち目はないなぁと思っていましたが、一切、売る気の感じられないauショップで6sを見積もってもらいました。
んんっ?6sの端末代が定価じゃないんだ…。
値引きで半額以下なんですね。
とは言え、見積上の毎月の支払金額はこれ。
家族全員分だと、とても負担できません。
でも、この見積もり上の6s価格を分割支払金にすると、月に1,710円ですから、6よりも990円高いだけです。
つまり、その24回で差額としては、23,760円となります。
23,760円高くなるけど、毎月割で41,760円支払額は低くなるので、18,000円6sの方が安くなります。
その代わりに、多くの6の場合、キャッシュバックがあるわけですが、そう考えると、50,000円のキャッシュバックでさえ、実質32,000円ということになります。
ドコモならまだしも、auの場合は、SIMロック解除の差を考えると、この金額はあまり魅力的とは言えないように思います。
もちろん、一括0円ということで、6には更に割引があるということですから、もっと差は開くのかもしれません。
でも、6sにも更に割引があるようで、ツイッターでつぶやいていたあるauショップに条件を聞いてみると、手書きで書き出してくれました。
わざわざ手書きするところを見ると、きっと公式では残してはいけないことになっているのだろうと想像しますが、2台で最大14万円弱の還元とのこと。
6sの16GBの分割価格が84,240円ですから、一括0円は無理ですが、それに近いところまで行きそうです。
と、その上に2台で最大15万超えというのも有りましたが、聞くと、結局は高価な有料サイトへの登録が条件だったり、その他の店でもキッズケータイの抱き合わせだったりで、安くても出費も多く、さほどメリットはありません。
なので、iPhoneの実質0円をやめて値上げを表明しているドコモと違って、auはきっと来月も同じような感じか、もしかしたらそれ以上に良いんじゃないのかな?と思うところが出て来ました。
そう思いながら、量販店も回ってみますが、途中見たソフトバンクショップの表示…凄いですねぇ。

4台で69万円ってどうなってるのか気になりますが、ソフトバンク商法なので、内容を知るとやっぱりという部分がありそうな気がします。
何より、ブロードバンド回線をソフトバンク光にすることは考えていないので、そのままスルーです。
コジマビックカメラの店頭では、特に惹かれる表示もなく、久しぶりのヤマダ電機で、6sの一括0円表示を目にするも、アンドロイドやiPhone6との抱き合わせでした。

XperiaZ4やGalaxyS6なんかのハイエンドアンドロイドも悪くはないのですが、キャッシュバックは多めでも、毎月割が低いので、6同様に月々の費用は落とせません。
なのでスルー。
時々お世話になる平和堂も、カケホーダイプランらしい毎月の支払額が表示されている程度で、内容を聞くこともありませんでした。

そんな中、唯一ジョーシンだけが、6s2台以上で一括0円表示でした。

学割適用で、月額1,898円〜は魅力ですが、どうせとんでもない条件が付いているんだろうなぁと思って、その日はそのままスルーしました。
各店舗を回った結果、これと言った条件はないように思えて、やはり、来月でも良いかなという印象を持ちました。
但し、理想のiPhone6sの一括0円で月額1,898円〜表示のジョーシンだけは気になります。
加えて、自宅ブロードバンドのeo光が15,000円引きのクーポンを発行していることを知り、eoに直接問い合わせたところ、送ってくれるということでしたが、既に新しいクーポンを発送済みとの回答で、その言葉通り、帰宅すると自宅に3枚のクーポン付きの冊子広告が届いていました。
10月にも今月末期限のクーポンを送っていると言うので探しましたが、無くて、見た記憶もありません。
ですが、3枚でもあるとないでは大違い、俄然フットワークが軽くなりました。
で、翌日土曜日には、再度ジョーシンで条件の確認。
重要なポイントは“端末の下取り”のようですが、なんとかなりそうです。
また、今後の動向も聞いてみたところ、「ドコモさんの件があるので、来月には間違いなく上がるでしょうね。」と言われ、ここで、月内の行動を決心しました。
そこからは、翌日曜日の実行に向けた準備ですが、こんな時、端末マニアであることが役に立ちました。
下取り用のアンドロイド端末は、ちゃんと動作をして、スクリーンの割れなどが無ければ、どんなものでも良いようで、会社契約のスマホを使う私を除いた家族5人分のうち、4台分は用意ができました。
これが1台あたり21,600円に化けるのですから、ヤフオクに出さなくて良かった〜。
auへの転出ということで、auの端末ではダメなので、あと1台分が用意できない為、そこは、翌日スマホがなくても大丈夫だという三男坊が現在使用しているiPhone5cを差し出すことにしました。
但し、5cは下取り額がアンドロイドのゴミ端末より5,560円も安い16,040円になるので、その5,560円は負担することとなりますが、今回の乗り換えをやめる理由にもなりません。
また、当初は私一人で契約できると思っていたものの、よく調べると、auの場合、委任状があってもMNPを含む新規の契約は、本人でないとできないらしい。
ところが、自分名義で契約の長男は朝から夕方までバイトで動けないという。
おまけに、無条件に一人が同時に契約できるのは2回線まで(使用者登録をすればもう1回線は可能)らしく、私一人では今回の5回線の契約は不可能だとわかりました。
そこで、元々ドコモも私と奥さんの名義で分かれていたので、今回も奥さんに手伝ってもらって、夫婦2回線ずつとし、長男の手続きについては、長男は障害者手帳を持っており、その場合は委任状による代理人契約が可能とのことで、初めてスマイルハート割引を利用することになりました。
あとは、eo光のクーポンがあと2枚あればなぁと思って、当たれる知人に聞いてはみましたが、残念ながら、持っている方はいませんでした。
もう少し、時間があれば、ヤフオクででも用意はできますが、高くで出品されているのを見るとバカバカしく思えてきて、そんなものを買うというのも納得行かないので、そこは諦めました。
さぁ、これであとは実行あるのみといきたいところですが、長男が使っていた下取用の端末ロックの暗証番号がわからないという問題が発生。
端末ロックの解除は下取りの必須条件なので、翌日ドコモショップでMNPの予約番号をもらうついでに、端末を初期化してもらうことにします。
また、現在使用中の端末を差し出す三男坊の為に、バックアップを取ったり、代わりに臨時端末を用意したりで、ほとんど寝れずに日曜日を迎えました。
早朝からバイトに行く長男と最後の段取りを済ませて、奥さん名義の分のMNP予約番号は電話で取ってもらおうと思っていましたが、いくら待ってもドコモに電話が繋がりません。
私は私で、昼前にドコモショップへ行ったら、120分待ちの表示で更にそれ以上掛かるとのことで、番号だけ引いて、一旦退散。
その間に、ネットでMNP予約をしている長男のMNP予約番号の確認に入ります。
バイトで長男が動けないので、MNP予約番号が送られる事になっているGmailを開こうとしたところ、パスワードが変更されているという表示が出て、先へ進めずで、結局長男から、変更したパスワードを教えてもらったのは、再度ドコモショップへ行った時でした。
2時間後を目処に行ったドコモショップですが、まだまだ前に人がいます。
なので、その待ち時間で、開いた長男のGmailからMNP予約番号を確認しようとすると、まさかのリンクになっていて、マイドコモのサイトへ飛ばされログインを求められます。
朝、自宅ではログインできたので、同じようにログインしようとすると、ハネられてしまいました。
あと2回ほどトライするも、全てダメで、ロックが掛かっても困るので、一旦諦めてドコモ店員に聞いてみると、私が使っているXperiaZ3がau版だとわかり、ドコモの端末は何処ですか?と聞かれ、手元にないというと、冷たくあしらわれてしまいました。
その言葉で、ドコモ回線じゃないからダメなのかと思い、よく考えると、自宅ではWiFiになっていたからできたのかも知れないという仮説を立てました。
そこで、結局3時間半ほど待たされたドコモショップを後にして、ジョーシンで待ち合わせしていた奥さんのiPhone6Plusから試してみると、無事にログインができて、MNP予約番号が確認できました。
奥さんも、結局ドコモへの電話は繋がらず、自宅近くのドコモショップで1時間以上待って、MNP予約番号をもらえたそうです。
日曜日ということもあり、値上げを表明したドコモのショップは飛んだお祭り状態になっているようです。
反面、ジョーシンのau売場は静かなもので、待つこともなく、手続きに入れました。
それでも、5台同時でスマイルハート割引や学割等の複雑な契約もあるので、契約に2時間以上掛かったと思います。
そこから、一旦ジョーシンを後にして、2時間後に再度行って待っていましたが、iPhoneを受け取れたのは、閉店時間で、ここでも1時間以上待つ事態となってしまいました。
もうヘロヘロですが、担当してくれたauの方が、私がこれまで携帯電話を担当してもらった方の中では、最高に思える方で、常に自主的にこちらに有利になるような方法を考えていただき、3枚しか無かったeo光のクーポンも、電話で足らずの2回線分の即時発行を交渉していただき、無事に5回線ともに15,000のクーポン対象となりました。

MNP転出による解約金・手数料に新規事務手数料の費用関係が約15,000円となりますから、このクーポンのおかげで、負担を覚悟していた費用が実質ほぼ無料となりました。


下取りの1台がiPhone5cだったことで、最終的には7,300円ほどを現金で支払いましたが、ジョーシンの携帯祭りということでもらえる、5台分で10,000ポイントのジョーシンポイントを充当した上で、長男のiPhone6sだけは価格が12,840円高い64GBとの差額を含んでのことなので、実質は持ち出しなしと言えます。

改めて、この結果を整理してみると、大成功だったんじゃないかと思います。
但し、携帯を変更すると、アクセサリーでの出費がかさみます。

安いものでも数が多いので…。
ちなみに、うちの奥さんは現在の6Plusのまま、SIMカードのみ今回の6sのものと差し替えました。
アップルストアで購入のSIMフリー版なので、差し替えた瞬間から、auのVoLTEのSIMカードも問題なく使用できます。
ということは、iPhone6sの5台の内、1台は回線利用だけなので、6sの本体は1台余ってきます。

さて、こいつは私がサブ機として使おうかな?

現在メインのXperiaZ3のSIMがそのまま使えるなら、しばらく差し替えて使ってみようかなとも思いますが、いずれにしても、半年後にSIMロックが解除できることを考えると、そのままキープしておくのが良いかなと思っています。
最後に、今回の乗り換えによるiPhone6sの端末代を含む2年間の毎月支払額の内訳は以下のとおりです。
LTEプラン 1,008円
LTE NET 324円
LTEフラット 6,156円 (7GB)
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小計 7,488円
からの
U-25学割 ▲ 1,008円
スマートバリュー ▲ 1,522円
毎月割 ▲ 3,060円
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月額費用 1,898円
電話利用が少ないので、カケホプランではありませんが、長男を除く私の負担する家族の4台分が7,592円〜というのは助かります。
トラブル続きで大変でしたが、結果、最後のキャリアMNP?にふさわしい結果となりました。