
はい、シャープ製です。

廉価シリーズで、コストパフォーマンス重視なので、正直メーカーは関係ないのですが、口コミで良いと言われる商品を作れるメーカーだけに、今回の結果は残念です。
シャープの日本国内での今後は、ハイアールが買収した旧サンヨーのアクアのようなブランドイメージになってしまって、家電選びから脱落する可能性が大でしょうね。
かと言って、グローバルに市場を広げることも難しいと思われますので、「ホンハイ(鴻海)精密工業」が必要とする液晶以外の家電に未来はないような気がします。
シャープといえば、私にとっても大阪は西田辺に本社があることで、比較的思い入れのある企業です。
昔、お客さんがシャープの方だったり、同級生がシャープに就職したり、子供の成長を記録したビデオカメラも当時大ヒットした液晶ビューカムだったり…。
AV関係がネット対応の進んだ東芝中心となったことで、亀山モデルで一世を風靡した液晶テレビは縁がなかったものの、現在使用中の洗濯機も、プラズマクラスタのシャープ製です。

現在、一昨日シャープが提示した財務上のリスクに関する文書の精査を理由として、「ホンハイ精密工業」側が最終的な契約を見合わせるとの報道があったようです。
今頃、ホンハイ傘下に入ることによる日本人の購買力の低下を認識したなんてことは無いでしょうが、様々なリスクを算入していなかったということらしく、契約が先へ伸ばされたことにより、未だ状況が変わる可能性も残されています。
「目のつけどころがシャープでしょ」というキャッチコピーがありましたが、まさにシャープはそういう面白い発想のできる企業です。
ホンハイ傘下に入ることで、そういうところが埋没してしまう可能性が高いので、国内企業としての再生に期待したいところです。