2016年03月13日

メインマウントの充実

私のデジタル時代の初一眼レフとなったペンタックス「K-50」は、中学時代に買ったリコーのフィルムカメラの一眼レフ「XR500」に付いていたオールドレンズ「リケノン50mmF2」を好んでつけていたわけですが、「K-50」はAPS-Cサイズのセンサーなので、「リケノン50mmF2」は、35mm換算で75mmの中望遠となります。

そのせいで、75mmという一般的にはちょっと使いにくいであろうこの焦点距離が、私にとっては魅力的であったりします。

人間の見た目に最も近いと言われる50mmよりも、少しだけアップとなるその画角は、見たもの全てを収めることが出来ないため、一部分にスポットを当てることとなり、それが必然的に構図を考える癖をつけるので、とても勉強になりました。

現在、メインマウントのカメラと位置付けている富士フィルムの「X-T10」は、ほとんど35mm(35mm換算53mm)の単焦点レンズを付けっぱなしで、標準に近い画角は、使い勝手も悪くはないものの、バリエーションが欲しいところです。

と、いうことで、56mm(35mm換算84mm)のレンズを持って、久しぶりの「真龍寺」さんへお邪魔してきました。

DSCF1430.jpg

印象的な少女?の銅像の写りに満足しました。

DSCF1431.jpg

こちらは撫でることで御利益のある牛の像でしょうか?

JPEG撮って出しの画質は、やはり悪くないと感じます。

DSCF1435.jpg

明るいレンズによるこの鳥居の立体感こそ、私の望んだ画像です。

そして、中望遠も良いのですが、X-A1とX-T10それぞれのキットズームを合わせても、画角としてより物足りないのは広角側ということで、今度は広角ズームの出番です。

DSCF1438.jpg

ボケは期待できませんが、広角側でのボケの必要性はあまりないと考えてのチョイスです。

DSCF1439.jpg

写りそのものは、十分にシャープで好感が持てます。

DSCF1440.jpg

75mmの理論では、全部が写ってしまう広角は、メリハリのない写真になりがちだと思っていましたが、何をどうして、写りがシャープだと、そうでもないようです。

DSCF1441.jpg

中望遠の切り取りのものとは、また違った世界を見せてくれるようです。

DSCF1442.jpg

以前に撮った写真よりも良い写真に感じますが、気のせいなのでしょうか。

DSCF1448.jpg

超広角の歪みはありますが、補正しなくても自然な気がしています。

DSCF1449.jpg

いや、自然と言うよりは、それも世界を形成する要素なのかもしれません。

DSCF1451.jpg

「真龍寺」さんということで、SLを忘れてはいけません。

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これは広角10mm(35mm換算15mm)ですが、ちゃんとD51の全体が収まりました。

DSCF1457.jpg

続いて、中望遠56mm(35mm換算84mm)では、やはり一部分を切り取ることとなります。

DSCF1465.jpg

また、35mm(35mm換算53mm)でも、全部は入りませんでしたから、広角の出番はあったと言えます。

次に境内のショットで、中望遠56mm(35mm換算84mm)と標準35mm(35mm換算53mm)を比較してみます。

DSCF1461.jpg

56mmに対して

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35mmです。

DSCF1463.jpg

もうひとつ、56mmに、

DSCF1468.jpg

35mmです。

DSCF1459.jpg

このショットは56mmですが、梅の花が小さめです。

DSCF1473.jpg

こちらの35mmの方が寄れるんです。

で、この花は?

DSCF1470.jpg


あと、道に椿の花が大量に落ちていて、思わずシャッターを押しました。

DSCF1476.jpg

この画像の反対側から撮ったこの写真は…

DSCF1479.jpg

この通りRAW現像してみましたが、撮って出しの方が自然ですね。

DSCF1479-1.jpg

また、竹やぶの向こうから太陽の光が差し込んでいたので、撮ってみましたが、

DSCF1486.jpg

これもLightroomでRAW現像してみました。

DSCF1486-1.jpg

別のもう一枚も…

DSCF1487.jpg

やはり、暗すぎると感じるので

DSCF1487-1.jpg

こうなりましたが、さて、どうでしょう。

メインマウントの富士フィルムの充実で、果たして思うように作品に幅が出るのでしょうか?
posted by かわいいHERO at 02:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣富士フィルム
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