奥さんとシエンタで向かった先は、大きな鳥居が目の前に。

平安神宮の鳥居ですが、目的地はその目の前です。

昨年も訪れた京都市美術館。
現在、モネ展をやってるんですが、テレビCMで開催を知って、奥さんが行きたいと言うので、早々にローソンチケットで前売り券を購入していました。
GW明けまでの開催なので、子供たちの新学期のゴタゴタが通り過ぎて機会を伺っていました。

私自身は、高校の芸術選択で美術を選んだことにより、クラスで男子がわずか8人だけという女性社会を若くして経験したものの、当時はオートバイのことしか頭になかったので、絵を描くことは好きでも、画家や絵画のことは殆どわかりませんでした。
でも、オルビスで高知県の徳島寄りにある北川村の「モネの庭 マルモッタン」を訪れたことで、モネについては非常に身近に感じるようになっています。
鳴門の大塚国際美術館へ行った時も、モネだからとテンション上がったものの…こちらは期待はずれでしたが。
今回のモネ展では、前期と後期でメインの展示作品が変わっていて、前期の「印象、日の出」は観ることができませんでしたが、「テュイルリー公園」の素晴らしさは衝撃でした。
会場で光り輝いているのです。
うす暗い会場のなかで、絵自体にLEDが埋め込まれているんじゃないかと思う輝きは、色彩からくるものなのでしょうか?
それはきっと、実物でないと味わえない感覚のような気がします。
そんな会場内で唯一写真撮影可能な作品がありました。

俳優の田辺誠一さんの描いた「かっこいいモネ」です。
POPな色彩を含め、画伯と呼ばれるにふさわしい出来かも?
なお、田辺誠一さんは音声ガイドのナレーションを担当されていたようです。
で、今回のモネ展ですが、京都市美術館内の隣の会場ではルノワール展をやってるんです。

うちの奥さん曰く「モネも好きだけど、ルノワールの方がもっと好き」ということで、セットの前売り券を買っていました。
なので、次はルノワールとなるところですが、モネを見終わって、朝食を食べてないらしい奥さんが「お腹が空いた」を連発するので、少し早めのランチにします。

京都市美術館近くの行列のできるうどん店を横目に通り過ぎて…

ここにも行列が。
でも、こちらの「グリル小宝」さんは、11時30分開店で開店前の行列ですから、オープンと同時に座ることが出来ました。
1961年創業の老舗の洋食屋さんですが、毎週火曜と第2第4水曜定休ということで、昨日は第3水曜日だったので、調度良い時間に利用させて頂きました。
上ランチは3000円超えと、少々お高めの価格設定ですが、人気はオリジナルの「ドビソース(デミグラスソース)」のたっぷり掛かったオムライスとハイシライスということで、私も奥さんもオムライスを頼みました。
結構なボリュームとのお話だったので、私は中、奥さんは小にしましたが、お腹の空いた奥さんに小は小さ過ぎたみたいで、私の中を少し分けてあげました。
別の器で提供される、+150円のドビソース2倍はおすすめです。

食べ終わる頃には、オープン前以上の列ができていましたから、モネ展からの昼食直行は正解でした。

唯一残念だったのは、隣の席の人のマナーです。
片側1車線の店の前の道路に京都ナンバーのレンジローバーを違法駐車し、店内では大声で電話、食べ方も下品と、終始気になる存在でした。
でも、老舗洋食店のランチに奥さんも満足してくれたようで、来る途中に気になったお店へ寄り道。

がま口にこだわり、ジャパンを意識した鞄や小物のかわいいお店でした。

帰りも、うどん屋さんの行列は圧倒的でしたが、その行列に昨年立ち寄った「Cafe&Gallery椛」さんが隠れちゃってました。

ちなみに、このうどん屋「岡北」さんは、秘密のケンミンショーの常連みたいですね。
公式ブログによると、3月は衣笠丼、4月はきつねうどんが紹介されていたようです。
行列はそれもあるのでしょう。
さて、桜の季節は終わっていますが、岡崎公園の八重桜が綺麗でした。

美術館へ戻ってきて、後半戦のスタートです。

モネよりも空いているかなと思ったルノワール展ですが、こちらは非常に女性率が高いですね。

色彩を重要視し、女性を美しく描くルノワールに、女性たちは憧れを感じるのでしょうか?
モネとルノワールの親交が深かったということも知識として得て、この日の美術の時間は終了です。
この後、最寄りの知恩院へ行こうということになり、一度、岡崎公園駐車場に駐めたシエンタまで戻ります。

京都市動物園もあるので、駐車場の区割りが動物になっていました。
ぞうさんチームのシエンタには、実はブロンプトンを2台積んで来ていました。

それで、散策するつもりでしたが、長らくオルビスに積みっぱなしだったので、アースロック用のケーブルロックの鍵をオルビス内に忘れてきてしまいました。
流石にロック無しでブロンプトンを使用するのは盗難必至で、無理なので、知恩院まではわずか1kmほどだったので、歩いて行く事にしました。

結果、天気が良くて、徒歩は正解でした。

修学旅行生のいないこの時期の京都は、外国人観光客ばかりですが、景観に配慮したマンションの工夫なんかも見ていると面白かったです。

知恩院の男坂は一段一段が大きく、奥さんが登れないというので、上りは女坂で帰りに男坂を下りました。

知恩院では、現在、国宝・御影堂の大修理が行われているため、あまり見るところ無く、奥さんの御朱印をもらって、お土産を買って戻ります。
でも、この御影堂の大修理で8年がかりだそうですから、今回の震災での熊本城の復旧がどれほど長期化するかが気になりました。

しかし、本当に外国人観光客ばかりで、フロントに「○○御一行様」ではなくアルファベットと数字が並ぶ観光バスが駐車場から溢れており、地域の方の不満も想像できます。
岡崎公園ヘ戻る途中、奥さんが知恩院の隣にある「青蓮院門跡」に寄って行くと言います。

門を抜けると見事なグリーンが目に飛び込んできました。

拝観料を払って入場すると、畳のお部屋が連なっていました。

上を見ると百人一首?

庭園を眺めながら、しばし時間が止まりました。

気候も良くて、気持ちのいい時間でした。

その後、建物内を見て回り、

最後に靴を履いて庭園を廻ります。

花に癒され

霧島つつじが見事でした。

「青蓮院門跡」を後にして、どこかでお茶したいなぁということになり、通るお店をチェックしますが、和菓子を提供するお店が多く、喉が渇いているらしく、なかなか奥さんの入りたいと思うお店がありません。
結局、岡崎公園近くまで帰って来て、無難にスタバへ行くことになりました。

最近流行りの書店である蔦屋とスタバのコラボ店舗です。

いま限定のメロンのフラペチーノとケーキを買ってエレベーターで3階へ登ってみました。

まるで図書館のような、静かなフロアでした。

空調も効いていて、体力の充電も完了したので、そのまま岡崎公園駐車場から、夕食の牛タン目当てに、コストコの八幡店に寄って帰りました。
少しですが、カメラも触れたので、久しぶりに充実したお出掛けができました。
「モネよりもー 普通ーに ルノワールが好きー ハイッ!」
あっ、それ、今日観たバラエティで、小学生が並んでやってましたねぇ〜www。はいっ!