職場に近い摂津峡辺りにもホタルが舞うようですが、何分にも行ったことがないので、少々情報不足です。
仕事終わりには、比較的寄り易い立地であることから、後日の候補として、先ずは何度も行ったことのある能勢方面へ向かうことにしました。
軽トラでのドライブも楽しいのですが、出来るだけ早くに現地に着きたいので、ナビをセットしたところ、何と途中で未舗装のルートを案内され,数キロだけでしたが、2回も鹿が横切っていきました。
蛍を見に行くつもりが、まさか鹿に2度も出あうとは…。
道中も蛍の存在を気にしますが、一度も見掛けることはなく、まだ早かったかと思いながら、いつものポイントへ来ても、やはり人の姿がありません。
これは無駄足だったかと思ったものの、川の中心を見ると、そこそこ蛍は飛んでいました。
これは、人も居なくてラッキーだと三脚を立ててカメラを準備しますが、三脚もまだ使い慣れておらず、買ったばかりのアナログのケーブルレリーズを「X-T10」に取り付けたものの、「X-T10」はシャッターボタンの周りが電源スイッチとなっているため、ケーブルレリーズに回転するように力が加わると、電源がオン、オフしてしまいます。
バルブ撮影についてわかった気でいましたが、実際に「X-T10」の設定はどうすれば良いのかという大事な部分を予習していなかったので、バタバタものでした。
おまけに、中途半端な遠近両用コンタクトをしていたので、細かい字が見えず、中途半端に人も来るので、明かりをつけるのを躊躇していると、暗くてカメラの表示が見えず、大苦戦。
暗いので、オートフォーカスではピントがうまく合わず、失敗の連続です。

長時間露光をしようとバルブ撮影で20秒ほどでやってみると、昼間のように明るくなってしまいます。

これは、レンズが明るすぎるのか?と望遠ズームに付け替えたりしたものの、いやそうじゃないと我に帰ります。
もう、この日の撮影は無駄な勉強だったと諦めて、半ばやけくそで撮り始めました。
ピンボケ覚悟で、マニュアルフォーカスにしたりして、最終的に4パターン撮りました。
もう最悪の状態と諦めつつ、家に帰ってからLightroomで合成してみると、Lightroomってすごいですね。
なんとか見れる写真にしてくれました。
それらの写真がこちら。

ピンボケ写真も混じっていましたが、出来上がった写真の背景はピンボケしていません。
恐るべしLightroom。

蛍までの距離がそこそこ遠いのと、構図あたりの撮影枚数も多くないので、インパクトのある作品とはなりませんでしたが、普通の蛍写真にはなったかなと。

このカットの頃は、ピークを過ぎて、蛍が飛ばなくなってきました。

なので、このカットでは蛍の光の移動がほとんどなく残念な感じになっています。
そして、もっと残念なのが、これらの写真をうちの奥さんに見せると…
「こんなの蛍じゃない!なんかの幼虫みたいで気持ち悪い」だって。
あまりにもがっくりで、ブログ写真はVGAサイズに縮小しているのでせめて、トリミングで蛍の光を強調してみました。



Lightroomのおかげで、やる気を失わずに済みましたので、気が向いたら、再度チャレンジしたてみたいと思います。
電子レリーズでないとダメかと思いましたが、慣れれば電源オンオフすることもなくなりました。
レンズももう少し望遠よりのものでリベンジしたいところですが、果たしてそのチャンスはあるだろうか。