
ブリジストンのタイヤ館で、再びR202を履いた我が家のオルビス・イオですが、オルビス納車待ちのマイミクさんの呟きで、15インチでも、乗り心地と負荷能力を両立したタイヤがあるということを知りました。
そのタイヤはミシュランのライトトラック用タイヤのアジリスです。
既に他のオルビストさんで、16インチのアルミホイールにアジリスを履かせている方がおられるので、てっきり16インチに限定したことだと思い込んでいました。
その215/70R15というタイヤサイズは、アネックスさんのタイヤの許容荷重表では、最大450kPaに対する負荷能力が975kgとなっていて、ヘビー級のオルビスでは、不安が残ります。
ですが、実はこれが国産タイヤにだけ該当するもので、ミシュランのアジリスのこのサイズはロードインデックスが一段高く、450kPaの場合の負荷能力も1030kgあるらしいのです。
なるほど、15インチのアジリスで検索すると、該当情報は沢山出てきました。
てっきり16インチ化しないと、両立できないと思っていた乗り心地と負荷能力がミシュランのアジリスでなら実現できたわけです。
知っていたら、価格も安いですしR202ではなく、アジリスにしていたかも知れません。
それなら、アネックスさんがタイヤの許容荷重表にちゃんと明記してくれないと…と言いたいところですが、以前の記事でも取り上げましたが、ミシュランはアジリスをキャンピングカーには推奨しないと明言しているので、ビルダーや販売店がそれを無視できるわけもないですね。
この「推奨しない」とは、一体どういう意味を持つのだろうか…。
過剰な架装からくる耐荷重によるトラブルが心配だけど、キャンピングカーユーザーにもタイヤは売りたいから、履くなとは言わずに推奨しないと入れておこう・・・といったことなのでしょうかねぇ。
推奨しないと言われている以上、何かあっても推奨しないところを勝手に履いたのだから、メーカーとしては一切の責任は持てないと言われる気がしてなりません。
もっとも、明らかに耐荷重の不足していると思われるカムロードの標準タイヤがまかり通っているわけですから、いずれにしてもタイヤは自己責任の世界と言えるので、そもそもキャンピングカー(キャブコン)とはそういうものだと言えるのかもしれませんが。
とは言え、やっぱり気持ち良くはないですね。
既にR202を履いてしまった私が、今この問題を考えても仕方の無い話ですが、車重がヘビー級のオルビスユーザー間でも実績が出来れば、この言葉の意味も薄れるでしょうから、次回の交換時には、交換候補の筆頭になっているかも知れません。
そういう意味でも、アジリスユーザーがどんどん増えると良いなと思いますが、ビルダーや販売店が受けなかったら難しいかもしれませんね。
この件とは全く関係ありませんが、2輪レースのモトGPのタイヤでは、昨年までのブリジストンのワンメイクが、今年からミシュランのワンメイクにに変わっています。
良くグリップしていたブリジストンに対して、ミシュランはここまでグリップしないとか耐久性に難があるとかでシーズン前や序盤は転倒続出で問題を多数はらんでいました。
スズキが市販車としてRGガンマ250を発売した時には、標準タイヤがミシュランと非常にブランド価値の高かったことを覚えていますが、時は流れてイメージも変わりました。
とはいえ、ここへ来て、もとGPではかなり性能は上がってきているみたいですから、流石ミシュランといったところでもあります。
レースの世界は全く別物なので全く関係のない話ですが、個人的に偶然ブリジストンとミシュランの話で面白かっただけですが、今後の性能向上でミシュランの技術力の凄さを感じることになるかも知れません。
さて、本題に戻しますと、やはり貨物とキャンピングカーを区別されるのが納得いかないかなぁ。
貨物だって過積載もあると思うのですが、キャンピングカーと何が違うのでしょう。
まぁ、日本のトラックベースのキャブコンっていうのが、欧米のそれとはちょっと違うってところはあるのかもしれませんが。
加えて、国産メーカーが何故ミシュランと同じ負荷能力に対応できない(しない?)のだろうか?ということも引っ掛かる…わからないことだらけです。
