
次期プラグインハイブリッドのプリウスは、屋根にソーラーパネルが標準で乗るらしいですね。
そして、その太陽光により発電された電気は、動力となるリチウムイオンバッテリーではなく、一旦ニッケル水素バッテリーへと蓄えられるという。
EVとしても使える新型「プリウスPHV」、年間生産6万台!
180Wのソーラーパネルということなので、キャンピングカーのソーラーパネルとそう違わない大きさですね。
発電量が多くないために、駆動系を受け持つリチウムバッテリーへの充電よりも、駆動系以外で使用する電力に充てて、リチウムバッテリーの駆動以外の消耗を抑えて航続距離を伸ばすという目的もあるようですね。
リチウムバッテリーとニッケル水素バッテリーとを適材適所で使い分けるという発想は、新しくはないですが、面白いですよね。
確か、ロータスさんのキャンパーだったと思いますが、記憶が曖昧ですが、電灯系の消費の少ない電力に従来の鉛バッテリーを使って、エアコン等ににのみリチウムバッテリーを使うというものがあったと記憶しています。
でも、この発想って実はオルビス、それもスマート以外のオルビスこそが最適なんじゃないかと思っています。
ソーラーパネルが安価になって普及してきたとはいえ、問題は、先のプリウスと同じで、ソーラーによる発電量の限界です。
それに対して、2.8kw発電機を搭載したオルビスは、発電機の使用できる環境では未だ最強のシステムであると思います。
しかしながら、その使用できる環境というのが問題であり、夜間の道の駅等、発電機の使用しにくい環境というものが少なからずあります。
そんな時、バンテック車が導入し始めたバッテリーでエアコンが動かせないかという発想による、トリプルバッテリーがブームとなり、我が家のオルビス・イオも、トリプルバッテリー化を果たし、最強環境を手に入れたかと思われました。
ところが、この使用方法は、鉛バッテリーの寿命を短命にするようで、その特性に強いリチウムバッテリーが一気に注目されることとなります。
オルビス・イオにも「スマート」と付くリチウムバッテリーモデルが登場したわけですが、リチウムバッテリーを使用する上で、BMS(バッテリー・マネジメント・システム)が重要ということがわかってきました。
リチウムバッテリーも、BMSによる管理充電を行わなければ、次第にセルごとのバランスが崩れて短命になるというのです。
高価なリチウムイオンバッテリーを搭載したところで、BMSがなければいつまで使用できるかわかりません。
ということで、リチウムバッテリー自体にBMSを内蔵した商品も存在しており、オルビストさんの中にも、数台導入されている方がいることは、オフ会に参加の方なら知る人ぞ知る事実です。
で、私がリチウムバッテリー搭載のオルビス・イオ・スマートの登場時に、思ったことがありました。
それは、
“急速充電可能なリチウムバッテリーをオルビスの発電機で急速充電したら、ものすごく便利じゃないの?”
ってことです。
ソーラー充電や走行充電では、天候や走行距離に左右されてしまいますが、オルビスの発電機なら、場所に気を付けるだけでOKです。
もちろん、日常的にほどほどにリチウムバッテリーを利用するというような使用方法なら、のんびりソーラーで充電というのも有りですが、一時的な夜間のエアコン利用や電子レンジの使用では、発電機による急速充電は強い味方になるのでは?と思います。
そもそも、オルビスやディナモには元から発電機が載っているわけですから使わない手はないのかも知れません。
そう考えると、“スマート”ではない我が家のオルビスの場合、新型プリウスPHVのように、リチウムと鉛を切り分けて、既存の鉛のシステムを継承しつつ、リチウムをスタンドアローンで使用するというのも有りかも。
鉛はトリプルが必要なくなりますから、シングルにして150AHとか205AH1基として発電機から切り離し、エアコンと電子レンジを急速充電器とともに発電機利用のみとするとどうだろうか?
鉛バッテリーの充電は、走行充電だけでは心許ないので、ソーラーパネルが必要かと思いますが、それなら我が家のソーラーパネルも活きて来るというものです。
電灯や冷蔵庫やテレビなんかをリチウムと切り離すことで、リチウムバッテリーの残量管理もしやすくなるのでは?
とまぁ、こんな妄想しています。
実を言うとこの妄想は、キャンピングワークスのこの商品に始まります。

このポーチクビッグをオルビスに積んでおいて、オルビスの外部電源に繋いだら便利そうという思いつきです。
残量が減ってきたら、出先ではオルビスの発電機で充電すればいいじゃん…という単純な発想。
レジャーや非常時には持ち出しも出きて便利〜、でも高いですね。
それを現実的に考えていると、もっと安価な2000WhくらいのBMS内蔵リチウムバッテリーを積めば良いのでは?となったわけです。
でもまぁ、これが妄想なのは、肝心のBMS内蔵リチウムバッテリーが未だ20万円を超えるというところなんですが、今後、現在よりオルビスの出動機会が増えるようなら、その内真剣に考えても良いかなって思っています。