今回は奥さんと三男坊との3人旅と、なんとも変則的ですが、比較的近い場所なので、恒例のミッドナイト出発でも、気持ちも楽です。
自炊もほぼないだろうと新たに給水することもなく、準備もあっさりで、途中で燃料だけ給油して、ローソンのマチカフェをお供に西へと進みます。

途中、テレビでパフェ好き芸人か何かの番組をやっていて、岡山県はフルーツパフェの街みたいな話で、うちの奥さん見事に食いついて「パフェパフェ」言い出しました。
それも落ち着いたところで、映画に切り替えましたが、全部終わることなく就寝予定のパーキングエリアへ到着しました。

なにコレ?って感じですが、コンビニとレストランのある「瀬戸パーキングエリア」です。

便利ではありますが、あまり綺麗なパーキングエリアでは無かったです。

高速のPA・SAは、どこも安定のトラックだらけですから、オルビスが最も得意とするトラックサイドで、快眠が約束されます。
もっとも、ジェネ稼働でのオルビスでの就寝が久しぶりすぎて、ジェネの音や振動と大型トラックのそれの区別が付きませんでした。


トイレに新聞紙が敷いてあると思ったら、ツバメの巣があり、朝には沢山のヒナが見られました。

気持よく寝て起きた朝でしたが、トイレに行こうと車道を渡っていると、車が来たので小走りに足を踏み出した途端、ふくらはぎが「ブチッ」という音が…。
実際に音がするわけはなく(多分)、そんなイメージで、同時にふくらはぎがコムラ返りや筋肉痛のような痛みに襲われました。
ミネラルを甘く見た結果です。
歩行は困難になりましたが、運転には支障がないので、パーキングエリアのファミリーマートでパン等を買って朝食を済ませ、時間調整しながら、本日最初の目的地へ。

瀬戸パーキングエリアから約30分ほどのところにある「招き猫美術館」です。

奥さんたちは、ここのサイトを見て、岡山をチョイスしたと言って良いと思いますが、私自身も素直に行ってみたいと思いました。

山奥にあるこじんまりとした建物で、

エントランスへ行くまでにも、あちらこちらに猫の姿が見られます。

流石にどの猫も招きのポーズです。

もちろん、館内はさらにバラエティに富んだ招き猫だらけです。

手作り感一杯の作品も多数あり、

良い感じの落ち着く空間になっています。

2階には、更に沢山の招き猫人形が集結していました。

良い機会なので、三男坊に広角ズームのついた「X-T10」で、絞り優先撮影を経験させようとしましたが、広角は自分も使いたいので、早々に「RX100M3」と交換しましたが、「上手くボケない」と言いながら一生懸命撮ってました。

お土産売り場にも、沢山の招き猫が並び、奥さんと留守番の娘のおみやげも購入しました。
アットホームな感じで、優しくお声掛けいただき、とても居心地の良いミュージアムでした。

ミュージアムの後は、併設された施設「ラッキーキャッツハウス」へ。

建物内へ入ると、一面に願い事の書かれた御札が貼られていました。

私もスタンプ一杯の御札を書いて、すぐ側に貼り付けました。

が、どうも高いところに貼るほど願い事が叶うということらしく、奥さんは三男坊に高い位置に貼らせていました。

奥には、招き猫に絵付けする人がたくさん居られ、ここにも沢山の招き猫が展示されていました。

建物を出ると、招き猫の向こうに駐車場のオルビスが見えました。
ここだけでは物足りないかもしれませんが、気軽に立ち寄れる満足度の高いスポットで、奥さんと三男坊も楽しめたようです。

次にやって来たのは、川の横の1時間100円の駐車場。

旬彩市場という催しをやっていましたが、ここは日本三大庭園のひとつである「後楽園」の駐車場です。

うちのおばあちゃん(私の母)は岡山県出身で、子供の頃から岡山県にはよく来たのですが、津山に近い方なので、「後楽園」を訪れた記憶は私にはありません。
奥さんも同様で、三男坊も、これを機会に、日本三大庭園を覚えたようです。
ちなみに、高校生は学生証が無くても、学校名を書くことで無料でした。

見事なグリーンです。

広角レンズにぴったりの風景ですが、ここでアクシデント発生。
メインで使用していた「X-PRO2」のSDカードに書き込み不良が発生し、撮影できなくなってしまいました。

なので、「X-T10」に広角と望遠で凌ぎます。

奥に岡山城を望む美しい庭園ですが、島の舞台に鳥の置物かと思ったら、

本物のアオサギでした。
人が来ない場所なので、我が物顔です。

例に漏れず、外国人観光客も多く、

撮影される新郎新婦の姿も。
他にも角隠しの新郎新婦の姿もあったのですが、「X-PRO2」のSD不調で保存されていませんでした。


のんびりと後楽園内を散策し、

目の保養をしていましたが、空模様がまだまだ怪しく、突然小雨が降り出してきて、茶店に避難。

きびだんごと抹茶のセットを頂きました(奥さんが

雨はすぐに止んだので、そのまま一度後楽園を出て、岡山城に向かいます。

ですが、お昼も大きく過ぎているので、先に軽く食事をすることにしました。

後楽園を出てすぐのところにある、川の向こうに岡山城が見えるお店で、手延うどんを頂きました。

川を渡っていよいよ岡山城ですが、今朝の肉離れ?のせいで、まともに歩けず、松葉杖が欲しいくらいで、おまけに暑くて汗が吹き出します。

現岡山城は、近代的に建て替えされているのですが、それでも私と同い年でした。

黒いお城で烏城とも言われたそうです。
姫路城と対照的ですね。

近代建築らしく、内部には4階までエレベーターで行けるので、この日の私には助かりました。

お城を後にしようと、下まで降りてくると、お店にこんなの発見。

コナン君、来てたんだ…。
そう言えば、奥さんが「パフェパフェ」言ってたのもあって、話のネタに入ることにしました。

話のネタなので、3人でひとつと思ったのですが、お店のおばさんに3人でひとつは少ないから1.5倍のものにしろと言われて、申し訳ないのもあって、1.5倍の巨大パフェとなりました。

でも、おしぼりは2つしかくれず、もう一つもらおうとお願いすると、ちょっと嫌な顔をされました。
コナン君、ちょっと残念だったよ…。
岡山城を出て、再び後楽園を抜けて、駐車場のオルビスまで戻り、ちょっと早いですが、夕食へ向けて、岡山駅前のイオンモールへ向かいます。
イオンモールは立体駐車場でオルビスが駐められないので、近くのコインパーキングに駐めて、超巨大な岡山イオンへ。
6階のレストラン街ヘ行く前に、右足ふくらはぎの為に、薬局でフェルビナク5%配合の湿布を購入しました。

そして、やって来たお店は、あこがれの「明神丸」です。

高知のひろめ市場で食べて以来、高知へ行くなら外せなくなった明神丸の鰹のタタキが、RVパークふぇありの岡山移転に合わせたように、岡山にオープンしたのです。
おまけに、イオン以外にも近くにお店があるようですが、先ずは今回は珍しいイオンの「明神丸」です。

すでに沢山の客待ちがあり、我が家は10番目くらいでしょうか?

藁焼きですよ!
実は、三男坊の場合、この「明神丸」の鰹のタタキだけで、付いてくる理由となっていたようです。
加えて、高知で見なかった定食メニューが有ったのですが、新しく始められたようです。

それならと、私はその新しい定食メニューである釜飯定食です。

奥さんと三男坊は、藻塩で食べる土佐次郎の卵かけごはんの定食で、どちらの定食も塩とタレの鰹のタタキが付きます。

但し、定食メニューはご飯を御釜で炊くので、30分以上掛かりますので、元の待ち時間と合わせて、かなりの時間が必要ですから、時間がない人は無理ですね。

三男坊の喜びは半端無く、「こんなうまいタタキは明神丸しかない」と他のタタキとの違いをしみじみ言ってましたが、それは、本当にそのとおりだと思います。

3切れずつの鰹のタタキは、ちょっと物足りない気もしますが、一番美味しく満足できる量かもしれません。

お味噌汁は、100円追加で私と奥さんはあおさのり入、三男坊はあら入りにしました。

釜飯の鰹は甘めに味付けされていて、おこげが美味しい。

最後に出汁でお茶漬けにするのですが、これがまた最高です。
三人ともの期待を裏切らない、満足な夕食となりました。
食後は、イオンで翌朝のパンを買って、コインパーキングに戻って、オルビスでお風呂へ向かいます。

写真を撮りそこねましたが、天然温泉ではなく、人工温泉ですが、すごい人の「後楽温泉 ほのかの湯」でした。
入浴後は寝る場所となりますが、当初、翌日に高梁の吹屋ふるさと村とか勝山のような町並みのきれいなところを廻って帰ろうと思っていたので、北上した道の駅を想定していたのですが、三男坊にどこか行きたいところがあるかを聞くと、動物好きらしく「動物園系」という返事。
なので、予定していなかった「池田動物園」に行くこととなり、途端に車泊場所に困ることになりました。
岡山市内に道の駅はなく、2号線にあった平田食事センターも閉店してしまっていることから、トラック絡みの施設で使えるところはないかと、2号線を東へ向かいますが、適当なところがありません。
こんなことなら、RVパークふぇあり(※実在しません)さんに連絡するんだったと思いながらも時間は既に日が変わりつつあります。
と、突然不気味な時計が出現。

トラックターミナル?と思いますが、壁に時計が映し出されていてびっくりしました。

結局、そこから10分ほどの新岡山港にある公園に無料駐車場があるということで行ってみました。

並んで車が駐車されていますが、ほとんどの車が無人です。
その向こうが、小豆島行きのフェリー乗り場になっているので、どうやら、車をここに置いて小豆島に行く人があるのでしょう。
フェリー乗り場の駐車場は1泊500円で有料だからかな?
フェリー乗り場が近いので、治安も大丈夫そうなので、今晩はここで寝ることにしました。

寝苦しさに備えて、サブバッテリーでエアコン稼働しようと思っていましたが、網戸にしたらマックスファンだけで良い感じに涼しかったので、静かでそのままで快適に寝ることができました。
湿布のフェルビナクにふくらはぎを良い感じにしてもらいながら、岡山での1日目が終了しました。(2日目に続く)