やはり、季節的には紅葉ということになりますが、このタイミングで行っておきたいとすれば、やはり高野山かな?
高野山と言えば和歌山県ですが、和歌山県と言えば、昨年はダムカード集めで2度訪れていて、その際に有田の100円みかんにはまってしまいました。
雨ならば、ダムカード(和歌山編)
有田みかんの無人販売&電力系ダムカードツアーで再びの和歌山
時期的に早いので、どうかなぁと思いましたが、無人販売も出ている様子なので、みかんと高野山の紅葉がテーマに決定。
早速、情報収集に入りましたが、日曜日の出掛け損ないに、うちの奥さん反省したのか、ちょっと下手に出てきて、水曜日の高野山行きを伝えると、即座に自分も行きたいと言います。
自分ひとりなら、軽トラツアーで早朝の下道でと考えていましたが、朝が遅くなる奥さんが、6時半に出ると言うので、今回は二人参加のシエンタになりました。
で、肝心の当日ですが、子供達のお弁当もあるので5時起床と言うものの、いつものパターンで、私が5時に起きて奥さんを起こしました。
でも、奥さんの洗濯やらアイロン掛けやらで、結局、出発はほぼ7時になってしまいましたが、家事なので仕方ありませんし、7時でも“はなまる”あげたいです。
近畿道から阪和道へ抜けて、朝食を取っていないということで、いつもなら、ほとんど通過する岸和田サービスエリアへ寄りました。

ゆっくり食事をしていると遅くなるので、先を急ぎます。

おにぎりを食べながら、阪和道を軽快に進んで、有田インターチェンジで降りました。

最初の目的地は、過去2回とも寄った有田川市の「わいわい広場」です。
ナビの案内通りに進んでいると、本日最初の100円みかんが…。

ですが、ピンとこなかったのでここはスルー。
するとその先に、「どんどん広場」なる農産物直売所が出現しました。

寄ったことがないので、寄ってみました。

地元の方がみかんを買って居られたので、期待を持って見ましたが、良さそうなみかんが並んでいます。

ただ、100円ではなく、130円とか250円とか、ちょびっと高めみたいですが、実際のところ、重さが書いていないので、本当は高いか安いのかはわかりません。
でも、個人的に「わいわい広場」に期待したいので、そちらが駄目だったら戻って来ようと考えて、ここではみかんは買いませんでした。

そのかわり、最近馬鹿高い野菜をたくさん買いました。

買ってませんが、カボスも売ってました。

カニまで売ってるんですね。

トトロ?的なかわいいパンもあって、楽しかったですが、レジのおばさんが不注意で、買ったキーウィを床に落としたのに、知らん顔して袋に詰められたので、印象は良くないです。
お詫びの言葉のひとつもなく、スーパーマーケットなら考えられませんが、そういう人なんだと諦めました。
そして、「どんどん広場」を出た後は、再びナビ頼みであちこちのみかん畑を目にしながら、更に先へと進んで、とうとう到着です。

こちらも、周りはみかん畑だらけです。

たくさんのみかんがなっています。

そんな環境の「わいわい広場」ですが、今回は今ひとつ?

以前ほど、100円みかんが充実していないので、お店の方に聞くと、日によって違うそうで、時期的にも、もう少ししたら山ほど収穫されるので、そうなると、捌くために、ごろごろ100円になるようです。
そんな状況なので、人に送るのはどうかと思いましたが、うちの奥さんが、でも出回ってないからいいんじゃないと言うので、送ることに。
確かに、これからは甘くなるけど、出回りすぎて面白さもなくなります。
酸味がないとみかんじゃないと言われる方もいるとお店の方は言ってましたが、そう言えばうちの奥さんも酸っぱいのが好きな人でした。

まぁ、いいか。
うちの子供達もみかん好きですが、酸味があると、思うほど食べないかもしれませんが、せっかく来たので、もちろん野菜ともども買い込みました。
そして、次はいよいよ高野山へ向かいますが、実はここから高野山が遠い…。
下道のくねくねなので、2時間弱も掛かりますから、自宅から直接、高野山へ行くのとあまり変わらず、非常に効率の悪い遠回りとなります。
でも、楽しいんですよね、100円みかん。



無人販売を見つけるたびに停車して、奥さんが品定めして少しずつ買って行きます。
みかんの生産地ならではの経験です。
ワンセグの電波も途切れ途切れの中で、アメリカ大統領選挙を気にしながらのドライブでしたが、最後の山を駆け上るくねくね道で、とうとう奥さんが車酔いしてしまったようです。
でも、「運転した方が酔わないよ?」と言っても頑として運転はしません。

紅葉シーズンということで、平日でも駐車場の確保が難しいだろうと思っていたのですが、案の定、何処もいっぱいでしたが、何も考えずに入った霊宝館駐車場で、スマホで駐車場を調べていると、運良く場所が空きました。

最悪、離れた駐車場からの自転車移動も想定して、前日にブロンプトンのタイヤに空気を入れて積み込んで準備していましたが、アクセスの良い場所に駐車できたので、とりあえずは徒歩で回ることにしました。

霊宝館は、資料等見るものが多く時間が掛かるとのネットの情報だったので、後回しにします。

いきなり、紅葉に目を奪われます。

カラフルで良いんですが、途中までうっかり、露出補正を+1なんかにしていたようで、初めからこのあたりまでの写真はすべて白っぽくなっちゃってます。


壇上伽藍の中門も、広角ズームにしましたが、露出オーバーです。

花粉症で、いつもとは違って、コンタクトでも裸眼なく、眼鏡のままファインダーを覗いていrたので、よくわかりませんでした。

根本大塔も。

三鈷の松(さんこのまつ)も白が飛んじゃってますが、修正もせず、撮って出しのままです。

葉が3本の落ち葉がたくさんありました。

荒川経蔵。
このあたりから、+1に気がついて露出を0に戻しました。
根本大塔と金堂については、それぞれ200円の拝観料を払って、内部も拝観したのですが、金堂の内部を観ていると、外から大勢でお経を唱えることが聞こえてきました。

外へ出て回ってみると、若いお坊さん達が、順に各建物に向かってお経を唱えて居られました。
これは、キットレンズの安っい230mmズームですが、やはり悪くないです。

壇上伽藍でこの時期、忘れてはならない場所が、紅葉の名所である蛇腹路(じゃばらみち)です。
本来は、蛇腹路を通って壇上伽藍へ来るところ、駐車場の位置の関係で逆行しています。
壇上伽藍の蛇腹路への手前に、見事な紅葉を魅せる一角がありました。

これぞ紅葉って色です。

来た甲斐がありました。

ところで、肝心の蛇腹路の紅葉なんですが、写真によって紅葉の度合いが違っていて、本当の見頃がよくわかりませんでした。

でも、場所によって違うんですね。

今年は、暑さが続いた中で一気に冷え込んだので、紅葉具合がまちまちで、赤くなる前に散ってしまう場合も多いようなので、これでまだまだと思っていると、見逃してしまう可能性もあるかもしれません。
ところで昨日の高野山は、気温が3度、4度の世界でしたから、手袋をしないと手が痛くなるほどでした。
写真を撮るにも手袋を外すのが辛いくらいで、自転車でなくて良かったと思ったり。
思いの外、ゆっくりと壇上伽藍を見て回ったので、もう13時半を回っています。
昼食を取りそびれてしまうと、慌てて意中のお店へ向かいます。

金剛峯寺の総本山前を過ぎて、やってきたのは「花菱」というお店です。

ネットで調べていて、ちょっと高めだけれど、折角なので精進料理をいただこうと思っていて、こちらに目星を付けていましたが、入ってみると数組待っていました。
でも、時間的なものか、直ぐに順番が回ってきて、1階のテーブル席へ案内されました。

座ると同時に、かわいい茶托、いや布だからコースター?のお茶と落雁が。

精進料理は先程の三鈷の松にちなんだ「三鈷膳」で、やまもも?の食前酒が付いていましたが、念のためドライバーの私は柚子ジュースで奥さんはお酒。

梅酒的なものを想像していて、ちょっともらいましたが、スパークリングのこれお酒って感じのものでした。
お料理の方は、正直、観光地の価値のない名ばかりの精進料理かもしれないと、期待していなかったのですが、こちらは違ったようです。

メインはナスの田楽なのですが、どれも美味しくて、とっても上品です。
奥さんも大満足でした。

また、デザートの豆乳プリンと柿のコンポートがまた素晴らしかった。
とここで、アメリカ大統領選挙が気になって、オルビストさんのブログに貼られていたリンクで、状況を確認。

こりゃ、トランプだな…。
ということで、後半戦は、ここへ来るまでに前を通った金剛峯寺の総本山です。

内部は襖絵等の写真や模写が禁止らしい。

途中、お坊さんの説法を聞きながら、お茶とお菓子をいただけました。

これなら拝観料500円も高くない?

奥さん曰くこちらの庭が有名みたい。

たしかに立派なお庭です。

紅葉もね。
そして、金剛峯寺拝観の後は、少し離れた重要文化財の徳川家霊台へ向かいます。
その徳川家霊台の受付で、奥さんが拝観料支払いと御朱印をお願いする脇で猫ちゃんがお眠です。

徳川家霊台は50-230mmではちょっと撮りにくいけれどまぁいいか。

それ以前に、暗くなってきて、このズームはもう使えそうにないです。
ということで、明るい35mmf1.4の単焦点にに交換して、開放で撮り続けます。

長い坂を登って来たこちらの大きなお地蔵さん(お竹地蔵)は、女人堂の向かいにあります。

奥さんが御朱印をいただきながら、「今晩は白いものが降るかも?」と言われたそうです。

昔は、ここより先は女人禁制だったわけですね。
思いを馳せながら、もと来た道を戻ります。

奥さんは御朱印をもらいながら、

私は写真を撮りながら、駐車場へと戻ります。

蛇腹道も人が居なくなりました。

写真以上に実際は暗いので、家路を急ぐこととします。
帰りは、シエンタの更新していないナビと、グーグルマップナビのルートが違ったのですが、時間の早いグーグルマップナビに従ったところ、「かつらぎ西パーキングエリア」に誘導されて、京奈和自動車道ヘ進入。
あれ?料金所がないな?と思いながら進んでいくと、最後まで料金所がなく、阪和道手前の県道63号線?へ合流して、その先の「泉南インター」から、阪和道へ乗れました。
なんか得した気分でした。
今回は時間がなくて、奥の院には行けませんでしたので、また気候が良くなったら行ってみたいと思います。