2017年01月26日

クラウドファンディングの危うさ

アニメ映画「この世界の片隅に」はもうご覧になられたでしょうか?

作品としても素晴らしいですし、いろいろな意味で観ておいて損はない、いや観るべき映画だと思います。

逃げ恥を上回る余韻

そんな「この世界の片隅に」が作品の規模から見ても驚異的なヒットを続けているようです。

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「この世界の片隅に」興収15億円、110万人突破 − 日刊スポーツ[2017年1月25日21時22分] 


この映画のヒットと同時に、この映画のプロモ版作成費用を集めるために利用されたクラウドファンディングというものも取り上げられる機会が増え、今朝も「スッキリ」で取り上げられていました。

クラウドファンディングは、資金によって断念せざるを得なかった企画が、実現可能となるかも知れない素晴らしいシステムだと感じますが、認知度が上がるに連れて、注意も必要になってくるのではないかと思います。

私自身が初めてクラウドファンディングという名前を聞いたのは、スマートウォッチの「Pebble」だったでしょうか?

スマートウオッチは「Pebble」の圧勝かも


同じような時期に手に入れたiPhoneケース「GIZMON iCA5」は、iPhone6用ケースの資金調達に失敗しましたが、この分野のクラウドファンディングよく目にしました。

KickstarterとiPhone6ケース

また、ソニーのベルト型スマートウォッチ「wena wrist」や「MESH」という際物?もソニーの社内クラウドファンディングにより商品化されたと聞きます。

スマートウォッチ3の寿命

取り残されたQXシリーズ

そう言えば、先日パナソニックが始めた珈琲生豆の宅配サービス「The Roast」で販売される焙煎器も「Kickstarter」によるクラウドファンディングの商品でした。

パナソニックのなんだかなぁ〜


この頃、クラウドファンディングと聞いて目にするのは、「Kickstarter」という海外のサービスでしたが、現在では多くのサービスが存在しており、必ずしも商品企画だけではなく、個人をサポートするような寄付を目的とするサービスもあります。

私自身も、学生時代にアメリカでのホームステイでお世話になったホストファーザーが亡くなり、その散骨に対して、寄付を行ったことがあります。

クラウドの時代

こちらのサービスは、寄付が目的なので、目安としての目標金額は存在しますが、目標に達しない場合でも返金はありません。

寄付なので、当然ですね。

ですが、多くの投資としてのクラウドファンディングサービスは、目標額に達しない場合は返金されるようです。

ですが、目標金額を達成して、資金調達が成功したからと言って安心できないのがクラウドファンディングです。

実際にこんな例も知っておくことが必要です。

Kickstarter最大級の失敗プロジェクト、4億円を集めたドローン − GIZMODO

ドローンについてのクラウドファンディングは多く、失敗例は他にもあるようです。

クラウドファンディングが周知されることは歓迎すべきことではありますが、それが投資であることを忘れてはいけません。

資金調達に成功しても、それが投資である以上、予定されていたリターンは保証されません。

値上がるだろうと言われて買った株が値下がりした、とか倒産して紙切れになったとしても、それが自己責任であることと同じです。

「この世界の片隅に」はアメーバブログやアベマTVを運営するサイバーエージェント社のクラウドファンディングサイト「Makuake」を利用していますが、最近、ツイッターでこの「Makuake」の「360°カメラ」のPRが頻繁に表示されます。

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この「Pi SOLO」なるカメラは、スマホに取り付けて360度撮影するレンズスタイルカメラですが、クラウドファンディングの場合、支援という名目で、割り引いて提供されるのですが、これは、視点を変えると、クラウドファンディングという名の販売商法にも思えてきます。

プロジェクト主のQuanta Computer Inc. (Quanta)は世界最大規模のノートPCメーカー及びリーディングシステム生産企業だそうですが、何故そんな企業が、こんな小さなプロジェクトで資金調達をするのか?

それは、社内クラウドファンディングのソニーのプロジェクトと同じような理由なのかもしれませんが、支援者は、それが支援(投資)であるということを理解することが必要だと思います。

まぁ、支援という言葉が正しいとも思いませんが、要はリスクをきちんと認識して参加する事が必要です。

あまりに整った環境であると、支援者の中には、普通に商品を購入したのと同じように考える人も居るのではないかという危機感を感じます。

これらの商品は、今後のアフターサポートもどこまで期待できるかがわからない商品であることを理解して投資する必要があると思います。

この商品が爆発的に売れて、日本における販売やサポートの基盤ができれば良いですが、正直ニッチな商品ですから、そこは期待薄ではないかと思います。

ソニーやオリンパスのレンズスタイルカメラでさえ、そうでしょう。

しかしながら、ソニーやオリンパスの商品は、ニッチであってもメーカーによるサポートはきちんと受けることが可能です。

特に、スマホと連動するこの手の商品は、スマホのOSバージョンアップが行われる度に、接続できなくなるリスクがありますから、いつまで対応してくれるかということが、商品を長く使い続けることができるかの要となります。

なので、この商品を手にするなら、そこのところのリスクをしっかりと踏まえて参加する必要があるのです。

私の場合は、その懸念もあって「THETA S」を選択です。

また、その時は良くても、スマートウォッチの「Pebble」みたいなこともあります。

Fitbit、Pebble買収を正式発表 Pebbleブランドの端末は終了 − ITmedia

でも、リスクはあっても、いち早く面白い商品を使ってみたいという需要もあるわけで、きちんとリスクを承知した上で、クラウドファンディングを楽しむというのもアリなわけです。

そういう方で、これからクラウドファンディングを始めたいという方は、これらのサイトでよくお勉強して始めましょうw。

「Kickstarter」へ出資してゲットする方法&出資しまくった経験からわかった注意点まとめ - GIGAZINE


クラウドファンディング比較&基本知識を徹底解説 - 価格.com
posted by かわいいHERO at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣ニュース、時事・社会問題
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