それなら、バースデーDMで無料入浴ができる、日帰り温泉でもと思っていましたが、偶然、富士フィルムのSNSで見た写真展へ行ってみたくなりました。
4時までモトGPの予選を観ていてやや寝不足ですが、雨上がりを駅へと向かいます。

途中、満開の桜を見る度に、花見という選択肢もあるということを思い出します。

でも、被写体としての桜って、それだけを撮ってもあまり魅力はないんですよね。

桜プラスアルファ。
季節感を表す小道具としての桜こそが、自分の求めるもので、桜の下で宴会をしたいわけでもありません。
そういう意味で京都というのは、被写体プラス桜で、季節感ある被写体豊富な魅力があるわけです。
そんな意味のない能書きを考えながら、心斎橋にやってきました。

地下鉄の駅からダイレクトにつながるこちらのビルには、以前にも来たことがあります。

富士フィルムの大阪サービスステーションです。

こちらで行われているのがこれ。
東京カメラ部10選 浅岡省一さんの写真展「光の果てへ The boundless light 」大阪開催決定!4月8日(土)・9日(日)には、ギャラリートーク&トークショー!<PR> https://t.co/ENrHgh1OJm pic.twitter.com/MlIrKEwrcH
— 東京カメラ部 (@tokyocamerajp) 2017年3月22日
浅岡省一さんという方の写真展「光の果てへ The boundless light 」です。
昨年、富士フォトギャラリー銀座にて行われた氏の初の個展の作品の中から、氏自身がピックアップした大阪展だそうです。
私は、東京カメラ部については、SNS等でその存在は知っていましたが、浅岡氏については、何の予備知識もありませんでした。
インパクトある写真が記憶には残っていて、トークショーイベントもあるらしく、急遽時間ができたことで見に行こうと思ったわけです。

ちょっとだけ見掛けたご本人の写真から、かなりお若い方だと思っていたのですが、後から確認してみると、私よりも7つほどお若いだけでした。
早めに着いて作品を見ていると、どうもご本人らしい方が、観に来られた方と談笑しておられ、私も作品を観ながらその会話に耳を傾けて開始時間を待っておりました。
改めて、イベントをチェックしてみると、トークショーとギャラリートークがあって、トークショーの方は既に締め切りとなっていたので、私が見ていたのは11時からのギャラリートークというものでした。
11時になって、実際に浅岡氏自身から、ギャラリーの作品を観ながら撮影時のエピソードや使用レンズなどをご説明いただきました。
作品ということで、敢えて撮影はしませんでしたが、画像検索で銀座の時のものが多数あがっているので、雰囲気はそちらで…。
個人的な感想としては、やはりハッと思うような写真は、努力なくしては撮れないということでした。
きっちり準備をした上で、わずかに起こる偶然を適切にものにしての努力の上の偶然の産物であり、知識やテクニックは、あくまでもその確率を上げるだけのものであると感じました。
そう思うと、努力の時点で私には難しいというのは間違いないようです。

ギャラリートークに参加したので、既に参加を締め切っていた2時からのトークショーにも希望すれば入れてくれるとのことでしたが、待ち時間がかなりあるので、今回はご遠慮しました。
ギャラリートークの参加が5名程度だったので、トークショーも満席には程遠いのだろうと想像しますが、せめて、予約の早期締め切りがなければ、そのつもりで行っていたと思うので、そこは主催者の富士フィルムサイドに改善して欲しいところです。


せっかく知ることとなった浅岡省一氏も、藤里一郎氏とともに、今後も動向を見ていきたいと思います。

なお、富士フイルム大阪サービスステーションでの浅岡省一氏写真展「光の果てへ」自体は4月20日(木)まで行われています。