
私の勤務先にも、営業の電話というのはいろいろと掛かってくるのですが、今朝はグーグルマップへの掲載という電話が掛かってきました。
実は、以前にもグーグルマップへの掲載についての営業を受けたことがあり、その気はないものの、グーグルマップ自体への興味はありましたから、「話を聞くだけなら」と断った上で、話を聞いたことがあります。
結局、費用を掛けてまで採用する必要はないので話を聞くだけになったのですが、その後も同様の電話を受けたことはあります。
そして、今朝も同じような電話がありました。
グーグルマップの掲載については以前にも聞いたことがあって必要ないという旨の回答をしたところ、電話の向こうの女性は、「今回は無料で掲載させていただけます」と言います。
タダより高いものはないというように、無料という言葉に、かえって警戒心が強まります。
私もやったことがあるのですが、お店等をグーグルマップに掲載すること自体は無料でできます。
360度写真もリコーのTHETA等VRカメラで簡単に撮影、掲載できますので、ひょっとしてこれらの作業で対価を取っているのかも?
聞くと、回りくどい言い方をしますが、条件としては、どうやら電気のスマートメーターへの交換により実現するということのようです。
「あぁ、やっぱり電力自由化による他社への乗り換えの勧誘か」とそれを指摘したところ、これまでと変わらず関西電力のままだと言います。
そして、「お客様は電気代の割引が受けられて、当社が受け取るマージン分をグーグルマップの撮影料に充てられるので、お客様には何のデメリットもありません」と…。
女性のこんな美味しい話ないから受けるのが当たり前的な対応が鼻ついたこともり、私の会社は他でも関電との契約があって、簡単に変えられなかったりするので、万が一、そういう制度があるにしても、グーグルマップへの掲載が必要ないと考える私としては、関電からの選択肢が他にあるかも知れないと思い断ると、女性は更に「デメリットがないのに何故?」という感じで、同じ説明を繰り返してきます。
その対応に更に段々と怪しさを感じた為、改めて断って電話を切りました。
そして、直後に念のため関電に電話してみました。
すると、関電ではスマートメーターに交換しての割引などはないということです。
まぁ、そうだろうなとは思いましたが、他社への乗り換えであるにも関わらず、それはあくまで電気の販売者の変更で供給元自体は関電のままということを利用して、乗り換えであることは伏せて、関電からの供給でこれまでと変わらないと言い切る業者があるようなのです。
過去に有線でもそんなことがあったなぁ。
こういう電話の度に、昔固定電話でマイラインが設定された時に、NTTを名乗ってマイラインの契約変更をさせる業者が多発した時のことを思い出します。
電力自由化による契約先を他社へ変更する場合には、スマートメーターが必須だそうなので、スマートメーターでない=関電御契約であるという証となる紙の使用料通知が届いているかを何度も確認していたことも頷けます。
もし、既に他社と契約していたら、その通りにはいかないでしょうから。
そして、この記事を書きながら思い出したことがあります。
最初にグーグルマップの話を聞いた時、断った私にその営業の人間が「当社、電力もやっているので、電気代を安くできます」と言っていたのです。
名前も覚えていないので、同じ会社かどうかはわかりませんが、電力自由化を利用した“悪徳”まではいかないかも知れませんが、“悪質”商法であるのは間違いありませんね。
例え損はしなくても、嘘で契約させられるというのは御免です。
皆さん、気を付けましょう。
ちなみに我が家は関電グループ会社のeo電気です。