
ところが、昨年後半から観戦し始めたWSBK(ワールドスーパーバイク)はそうなっていません。


開幕戦こそ、レース2がライブ放送だったのですが、基本的には翌日夜の放送です。
これは、WSBKのレースが、各ラウンドの決勝が土曜日1レース(RACE1)と日曜日2レース(Superpole Race +RACE2)の3レースもあることから、全てのライブ放送が不可能なことから、全レース編集後の放送となっているものと思われます。
この放送の時間差が、情報化された現代ではなかなか厄介です。
SNSなんかを見ていると、どうしても結果が流れてきたりするからです。
見ないように努めるのですが、うっかり画像が入って来てしまうなんてこともあります。
結果のネタバレは、レース観戦のワクワクを半減してしまうので要注意です。
なので、モトGPも必ずライブで見るようにしています。
昨晩も、WSBKの第3戦の放送があったわけですが、日が変わる少し前からの放送ということで、全部見終わって寝たので、やや寝不足気味です。
それでも、満足度が高ければ良いのですが、レースの内容は前の2戦と同様、面白みのないものでした。
なんと、昨年までモトGPを走っていたアバーロ・バウティスタ選手が、ドゥカティワークスの飛び抜けた市販車ベースのマシンを駆ることにより、開幕戦から全ての9レース(3×3)で、独走での優勝を飾っているのです。
昨年まで4連覇だったカワサキのジョナサン・レイ選手が、他の選手と競いながらも全ての9レース(3×3)で2位となっていて、優勝のバウティスタ選手だけが別次元の状況となっていて、レースとしての面白みがない状態です。

SNSに注意を払い、夜更かししてまで観戦してこの結果は、正直割が合わないと感じてしまいます。
また、WSBKは日本での開催がないため、国内での盛り上がりにも欠け、現在はスズキの参戦もありません。
バウティスタ選手の独走については、モトGPとWSBKのライダーのレベルの差が指摘されていますが、私もそこにも原因はあると思います。
ですが、それだけではなく、やはりドゥカティがWSBKで勝つための市販車を用意したことが合わさって、全く面白くないWSBKを作り上げてしまったと感じています。

ドゥカティの開発に対する姿勢には敬意を払いますが、モトGPと違って市販車ベースという点で、やり過ぎてしまうことで、WSBKの盛り上がりを殺してしまい、結果自分の首を絞めかねない状況となることを心配してしまいます。

私自身もこのままでは、WSBKはわざわざレースを見ることなく、結果だけの確認で良いかなと思い始めています。
