リビングでスマホやタブレットを見ていると辛くなってきて、低周波マッサージ機で少し楽になるのですが、寝る時に痛みで苦労するという繰り返しです。
そんな背中痛の中も、昨日の水曜日の休日は、奥さんの言葉から滋賀県へ行って来ました。
というのも、月曜日に友達と会って来たうちの奥さんが、そのお友達から琵琶湖の東、つまり湖東にある3つのお寺の限定御朱印の話を聞きつけて、私に湖東三山の話をして来ました。
私自身は、紅葉の名所としての湖東三山にはいつか行ってみたいという気持ちがあって知っていたのですが、それを奥さんに言うと「紅葉は別に良いんだけど…」とつれない言葉が帰って来ました。
当然、今の時期は紅葉はない訳で、ネットで調べてみると、昨年は湖東三山が協力して金色の紙の限定御朱印のキャンペーンを張っていたようですが、年末で終了しています。
でも、元号が「令和」になった記念で、再度限定で金の御朱印を始めたお寺があり、お友達がその御朱印をもらってきたことを聞いたようです。
ミーハーで限定者に弱いうちの奥さんですから、私に話してくる時点で行きたいのだろうということで、予定の無かった昨日の水曜日に「行く?」と聞くと、もちろん即答で「行く!」という返事でした。
三山回るということで、早めに出発することを促して、奥さん自身が8時半と言っていた出発時間ですが、やっぱり9時になってしまいましたが、うちの奥さんにしては上出来かな。
早速、名神高速で滋賀方面へと向かい、八日市ICで高速を降りて一般道を走っていたら、ローソンがあって、ふとグノシーも0円クーポンを思い出しました。

私は全ての端末で使い切りましたが、奥さんは未だ使えていなかったので、10時過ぎのこのタイミングならと教えてあげると、ちょうど御朱印用にお札を崩したかったということで、マチカフェの珈琲買って、プレミアムロールケーキをもらって来ていて、移動中の車の中でいただきました。
湖東三山の内、まずは一番手前(南側)の「百済寺」を目指します。
私が「ひゃくさいじ?」と言うと奥さんに「くだらじ」と訂正されて、カーナビに「くだらじ」と入れるも出て来ない。
そこで、ローソンで奥さんを待っている間に調べてみると「ひゃくさいじ」が正しかった・・・。
その百済寺の手前で、ナビが迂回路を示したものの、そのまま突き進んだらこんな道でした。

やや鬱蒼として木の枝が上を覆っていたり、道路が木から落ちてくる物が一面覆っているなんてことはありましたが、道幅も広く通れないものではありませんでしたが、オルビスでは通りたくないですね。

そして、最終的に到着した駐車場です。

ここから、急な階段を登ります。

かなり老朽化した門を潜って先ずは受付ですが、受付棟の上には燕の巣がありました。

ここで御朱印をお願いして、参拝料を支払いました。

参拝して間に書いていただいて、帰りに受け取る為の番号札をいただきます。
湖東三山は参拝料がどこも600円となかなか高額ですが、滋賀県の山奥で歴史あるお寺を維持していくには、これでも難しいことは、訪れてみることで肌で感じました。
限定御朱印というのも、歴史を維持していく為のひとつのアイデアなので、うちの奥さんみたいな人もお寺には必要なのだと言えます。

緑をバックにした広場を通り抜けてところに参拝路の入口がありました。

そこには、私の大好きな苔一杯の緑の世界が広がっていますが、まずは池のある庭園を鑑賞します。

有料の鯉の餌が置いてあるおかげで、人影を見た鯉たちが大騒ぎします。

まぁ、これもお寺の援助になるのでしょうが、今回はパスしました。
ちなみに、この池とお屋敷部分がロケ地として使用された映画「関ケ原」がこの日曜日(6/2)に地上波初放送だそうです。

緑の苔だらけの山道を単焦点レンズの写真に収めながら、登っていきます。

途中、見晴らしが抜ける展望処があって、そこで超広角ズームに交換…忙しい。

庭園・展望台から更に進むと、今度は長い長い階段が現れました。

これはなかなかハードな道のりです。

そして、大きな草鞋がぶら下げられた仁王門の先を少し上がって本堂をお参りしました。

至る所に説明案内が用意されていたり、本堂内には双眼鏡がぶら下げてあったりと、非常に親切でした。
そして、もと来た道を戻り、御朱印帳を受け取って、ちょっと急ぎながら百済寺を後にしました。
そして、駐車場から急いで車を走らせて次にやって来たのはこちらのお店です。

この時点でちょうど正午ということで、ランチに来たのは「そば処藤村」さんです。

こちらのお蕎麦屋さんは、実は私は以前に来たことがあります。
人気店ということで、限定15食という「十割蕎麦」を奥さんに食べさせてあげたいと、早めのお昼に努めたのですが、なんと前のお客さんで「十割蕎麦」は終わってしまいました。

以前私が「十割蕎麦」をいただいた時は、もっと遅い時間だったんですけど・・・残念!

でも、ざるそばの二八蕎麦でも十分に美味しくて、濃厚な蕎麦湯も良いんです。

おろしそばを注文したうちの奥さんも、十割でなくても十分に美味しかったと喜んでくれていましたが、初体験の「そばがき」に「私これ好きかも?」と満足してくれたようです。
残念だったのは、私たちのひとつ前で待っていて、ぎりぎり「十割蕎麦」を注文できた中年カップルが、向かいの席の私たちが注文できなかったことを見ていた上で、一口含むたびに「んん〜」とうなるのが目障り耳障りだったことです。
別に普通に美味しく食べてもらうのは微笑ましく大歓迎ですが、食べ終わるまで毎回口に含む度に二人して唸り続けるってのはちょっとびっくりで不自然な状態でした。
交通の便の不便な場所のお店ですが、ビール飲みながらお蕎麦を食べていたので、そこもちょっと心配になりました。
とは言え、美味しいお蕎麦で腹ごしらえができたので、私たちは大満足で先を急ぎます。

そしてやって来た駐車場には観光バスも停まっていました。

ここは湖東三山の真ん中にある「金剛輪寺」です。
総門を抜けて、拝観受付で例のごとく参拝料の支払いと御朱印をお願いしてから進みます。

こちらのお寺は、本堂までの参道の両側にずっとお地蔵様が並んでいます。
千体地蔵というようですが、全てのお地蔵様が風車を持ち、赤い前掛と緑のコントラストが美しかった!

そして、本堂手前の室町時代に建立されたという二天門には、百済寺と同じく大きな草鞋がありました。

行ってから気が付いたのですが、こちらも令和記念の御朱印が案内されていたのですが、それが6月1日からということで、代わりに今月いっぱい本堂で公開されているという金剛界八十一尊曼荼羅を記念した限定の特別御朱印があったので、奥さんはそれをいただいていました。

本堂でお参りを済ませて、その特別公開の曼荼羅を見た後、お地蔵様の間を下山していると、「名勝 庭園」の表示に惹かれて、庭園を観に行きました。

ですが、あまり管理ができている感じがしない庭園でがっかりでした。
紅葉の季節になると一変するようですけど、今の時期は池に沢山のアカハライモリが居たくらいしか、思うところはありませんでした。
さっさと御朱印帳を受け取って、最後の「西明寺」へ向かう前に、ひとつ寄り道をします。

先日、マンホールカードをもらいに来たばかりの「豊郷町観光案内所」です。
近かったので、奥さんも連れて来てあげようと思ったのです。

今回も、かぼちゃプリンを買って食べました。

子供達のお土産にと、亀の形をした「トンちゃんパン」なるパンを買いましたが、アニメ「けいおん!」の全部は観ていないという娘ですが、このあずにゃんが推しということで、喜んでくれました。

前回は、予備知識が無くただのアニメの聖地だと思っていた旧豊郷小学校ですが、改めて調べると、近江の歴史では欠かせない人物である建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏の設計であると知りました。

無料で見学できるということで、ちょっとだけ見て回りました。

観光案内所にたくさん人が来たと思っていたら、どうやら旧豊郷小特別見学案内ツアーのお客さんだったようで、校舎内で再び見掛けました。

さて、再び湖東三山へと戻ります。

最後の「西明寺」ですが、受付で多くの仏像が東京博物館へと出張に出ていることと、ご本尊も修理で本堂には居ないということを聞かされました。
それで参拝料600円はどうかと思いましたが、参拝しないとその証である御朱印はいただけませんから、これまで同様に参拝料を支払って御朱印帳を預けます。

こちらの庭園は、至る所に作業をしている方々の姿があり、かなり管理された庭園であると感じました。

でも、強い日差しだったこともあり、苔が白く乾燥しているように感じて、そこはこれまでの二つのお寺のしっとりとした感じとは違って、ちょっと心配になりました。

立派な三重塔は、様式手法からみて建立が鎌倉時代後期と推定される国宝です。

こちらの二天門にも草鞋がありました。

この「千年夫婦杉」は、元々二本であった木が寄添い一つになって、共に育っていることから夫婦杉と呼ばれ、後側から子供の様に若木がでていることから良縁、夫婦和合、子授け、安産の霊木、 樹令千年の長寿の木であるので息災延命、家内安全の霊木とされているらしい。
「幹や根にそっと手をあてて、霊気を頂いて下さい」とのことだったので、奥さんと霊気をいただきましたが、もう必要なかったかな?
出口に向けて歩いていて、私が惹かれたのがこの切株です。

何とも面白く神秘的です。
こんな感じで、奥さんは御朱印、私は写真という感じで訪れた湖東三山でした。

帰りには、道の駅「あいとうマーガレットステーション」に寄って、野菜を買ったり雑貨を見て回ったりした後に、花畑のポピーを見て帰りました。

背中の痛みは改善しませんが、良い天気で寺院散策を楽しめました。