「iPad OS」となった12.9インチの第2世代「iPad Pro」は、自宅でのPC代わりに大画面で重宝していたのですが、ソファーのひじ掛け部分に置いていたところ、さつきがそこを通って、見事に「iPad Pro」を落としてくれました。
高さはせいぜい50cmない位なので、普通なら問題ないところですが、たまたまそこにはぶら下がり健康器の脚部分があった為、部分的にヒットして画面にひびが入ってしまいました。
バックライトで日々部分が光るものの、画面全体は真っ暗で完全に使用できない状態となってしまいました。
そして、まずいことにこの「iPad Pro」は、第5世代の「iPad mini」に機種変更した時に、自宅用で持ち歩かないからと、アップルケアを外してしまいました。
アップルペンシル対応で12.9インチという巨大画面であるが故、その画面修理費用はiPhoneのそれとは比較にならない高額ですが、中古で再度購入するにしてもそれ以上の金額になりますし、スマートキーボードや第1世代アップルペンシルはそのまま使えるので、敢えて修理することを決断しました。
現行の「iPad Pro」だとアップルペンシルが第2世代となって、併用する第5世代の「iPad mini」とは互換性がなくなってしまうのです。
大変なことをしてくれたさつきちゃんですが、彼女を怒るなんて気持ちはかけらも起こりませんし腹も立ちません。
しょうがないなぁ…って感じです。
まぁ、実際、そんなところに置く私が悪かったわけですから。
高額な修理費用を覚悟して、週初めにエキスポシティにあるアップルの正規プロバイダーのカメラのキタムラさんに修理予約を入れていました。
予約の空きが今日土曜日の12時20分か12時40分しかありませんでした。

予約なので、端末を預けてすぐ終わるだろうと考えていましたが、ここで、とんでもなく恐ろしい経験をしました。
必要事項をお店のiPadに入力する形で、手続きが完了する直前に、端末のチェックをすると言っていた店員さんから、耳を疑う言葉が発せられました。
「このiPad Proは以前にも修理に出されていますね?」
全く身に覚えのない私は???
「いえ、初めてですよ」と返します。
店員さんの話では、アップルの管理情報の上では、私のこの「iPad Pro」は、今年の1月にバッテリー交換の修理が申請され交換対応となっているが、アップルに返却するべき端末が、未だ収められていないと言います。
つまり、「iPad Pro」のバッテリー交換で新しい「iPad Pro」を手にした誰かが、古い「iPad Pro」を送り返していないということのようです。
そうなると、私の「iPad Pro」は、アップルへの返却義務を負った、アップルが所有権を持つ端末ということになるのです。
アップルへの返却義務を負う端末となると、当然ながら修理の受付などできるわけがないわけです。
さて、困りました・・・
カメラのキタムラさんは、あくまでもただの正規サービスプロバイダーという窓口であって、アップルではありませんから、文句を言う相手ではありません。
どうすれば良いのかを聞くと、購入店からどうにかできるかも知れませんが、難しいかも知れませんという返事です。
私としては、auショップで購入したau版の「iPad Pro」ですから、auに苦情を申し立てて、アップルを動かす以外にないのかなと頭を巡らせていました。
「iPad Pro」に機種変更時のauの書類が見つからず、念の為と思って今年4月に行った、「iPad Pro」から第5世代の「iPad mini」への機種変更時の書類を持参していました。

そこには、前機種が「iPad Pro」であることや、契約日が記載されていたことで、カメラのキタムラの担当者さんも信用してくれたようです。
まぁ、明確なauとの契約事実がありますから、アップルに残る記録がおかしいのは明らかです。
今年4月にminiへと機種変更する前の今年1月に修理となっているということなので、未だauとの契約の基で使用中だった時期なので、auに確認してもらえば、間違いが立証されるかと思ったものの、SIM契約と端末の関連性は無いので、立証にはならないのかも知れませんね。
その時点ではアップルケアに加入していたものの、バッテリー交換には、その私のアップルケアを利用した形で処理されているということですから、ただただ恐ろしく腹立たしい話です。
幸いにも、カメラのキタムラの担当者の方の頑張りにより、auの力を借りることなく間違った記録を削除して、修理対応していただけることとなりました。

事務的な間違いなのか、詐欺的なものなのか釈然としないところですが、担当の方曰く、修理の記録は全て英語であり、日本で販売された商品の記録としては不自然だったということが大きかったようです。

担当の方もそんなことあるんだ?と思うくらいのレアなケースらしいですが、実際にあったことですし、中古のWiFi仕様だったりの証明の難しい状況だったらと思うとゾッとします。
気を付けようもないのかも知れませんが、皆さんもご注意ください。
