2020年02月05日

ストリートスナップの勘違い

2年半ほど前に、こんな記事を書いたことがあります。

スナップ写真と個人情報

記事内にあるとおり、とあるストリートフォトグラファーがSNSに「1日で5回トラブルで、内2回は警察官が出動したという」内容の投稿をしていて、それに別のフォトグラファーがイイネをしていて、げんなりしたという話です。

その後、私自身もなんだかカメラの興味を削がれたようになってしまったものです。

そのことも忘れかけていたところに、富士フィルムの新しい高級コンデジで、そのPVが問題になっているというこんなニュースを目にしました。

富士フイルム、新製品カメラのPR動画めぐり謝罪 「盗撮を推奨するような内容」と批判で削除 ー ORICON NEWS

富士フィルムは、まさにその迷惑行為をそのままPVにしちゃったみたいですね。

その削除された動画がTwitterにアップされてました。



私が以前SNSで見たストリートフォトグラファーと同じ人間かどうかは、今となってはわからないのですが、日本でストリートスナップを撮ること自体が難しいと思います。

ソールライターの距離があって傘等で顔が見えない作品や、窓越しのような作品ならまだしも、被写体の人物のアップなんて、今の日本ではモデルを使わず撮ること自体不可能だと思います。

もちろん、物理的に可能であっても、それは盗撮や不法行為になってしまうというのが理由です。

それを敢えてやるということは、不法な人間、ただの迷惑な人間でしかなく、そのような不法行為の上で撮影された写真は、認められるべきではないと言えます。

日本はつまらない世界になった…まさにその通りかもしれませんが、それが現実です。

もちろん、私が知らないだけで、きちんと配慮された上で、素晴らしいストリートスナップを撮影される方もあるのかも知れません。

なので、どうしてもそういう強引な方法で撮りたいと言うのであれば、日本ではなく、そういう場所に行かざるを得ないでしょう。

富士フィルムに対してもせっかくの素晴らしい高級コンデジ「FUJIFILM X100V」の発売に、何をやってるんだと
思わざるを得ません。

もう迷惑野郎をフォトグラファーと認めてはいけないでしょう。

写真の魅力の一部を放棄することは残念ですが、この世はカメラマンの為だけのものではありませんし、色々な変化で難しくなるのはカメラマンに限ったことではありませんしね。ダッシュ(走り出すさま)
posted by かわいいHERO at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | コンデジ&その他カメラ
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