2020年03月05日

楽天モバイルに期待はすれど…

我が家の家族のスマホ回線乗り換えは、未だ現役可能なiPhone8(含Plus)のおかげで、取り敢えずは「UQモバイル」で落ち着きましたが、楽天モバイルのMVNO(格安SIM)からMNO(キャリア)への移行は、とても興味を持って見ています。

先日、その「楽天モバイル」が自社回線サービス「Rakuten UN-LIMIT」プランを発表し、基本料金月額2980円でデータ通信使い放題、おまけに300万人に基本料金を1年間無料で提供するということで話題となっています。

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その発表に伴い、日経にこんな有料記事が上がっていましたが、そのタイトルに惹かれて月間10本無料の会員特典で読んでみました。

携帯価格破壊、菅氏が提起 楽天動きアップルも接近 − 日本経済新聞(有料会員限定)

???

「3日には楽天が大手3社の半額以下の料金プランを打ち出した。米アップルも高額な通信料金の背景にあった端末価格の引き下げに乗り出した。」とあるものの、ちょっと意味が分からない。

読み進めると、菅官房長官が、日本の携帯電話料金が高いのは、日本で5割超のシェアを持つアップルとキャリアとの契約と見て、「要はアップルとの戦いだ。アップルにこれ以上搾取させるな」ということで、通信と端末を切り分けた改正電気通信事業法が5月に成立し、アップルは9月に日本市場に向けた低価格のiPhoneを発表して高額化路線の事実上の転換をしたらしい。

いやいや、現在、その前年のモデルである「iPhone]s Max」を使用中の私に言わせると、この年のモデルが高過ぎたんです。

正確には、その前の「iPhone]」から高価格化し、「iPhone]s」では馬鹿が付くほど高くなって売り上げに陰りが見えて、「iPhone11」シリーズで価格を抑えたんだと思うのですが…。

なんだろう、このこじつけは…。爆弾

菅氏、いや、総務省のおかげで、家族の多い我が家は、iPhone端末と共にお得に乗り換えるということが不可能になりました。

iPhoneのシェアが高いのは、当初はアップルとキャリアとの契約という部分もあったかも知れませんが、アップル以外のAndroidを採用するメーカーとキャリアの間にも同じような契約はあったわけで、アップルが原因という訳ではないでしょう。

2年縛りやわかりにくい条件、本来の趣旨ではないキャッシュバック目的の契約等、キャリアの問題は多々ありましたが、自由競争の中で、消費者が賢く選択し得をするという権利までも失いました。

もちろん、お年寄りやスマホ弱者から高額な料金を平気でむしり取るキャリアの姿勢は問題ですし、高額なオプションを強制されたり、予想外の解除料なんかが掛かったりという問題もありましたが、キャンペーンを労力を使って探し、メリットを享受するというのも自然なことだと言えますが、現在の様な形では、もう努力で生活防衛ができなくなっています。

一方で、格安SIM(MVNO)という選択肢ができたことはプラスと言えますが、通信速度がキャリア(MNO)とは比較にならないので、結局、安かろう悪かろうが現実となっています。

そして、キャリアの料金も下がったとはいえ、固定BB契約や複数回線の家族割が前提で、複雑な料金システムは完全に改善されたとは言えません。

そして、楽天の「Rakuten UN-LIMIT」プランが発表されたわけですが、ここにも問題が…。

要注意!楽天モバイル「使い放題ブラン」はiPhoneで使えない − M&A Online

iPhoneで使えなければ意味ないでしょう。

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価格でiPhone利用者がAndroidに乗り換えると思っているのでしょうか?

私は、iPhoneとAndroidを併用していて、双方のメリットを理解しているつもりですが、全員がiPhoneを使用する家族にAndroidを使えとは言えません。

このブログの初期の頃から何度も書いている気がしますが、iPhoneとAndroidでは、使い勝手が違うのです。

それは、昔、芸術分野や教育分野、そして子供に人気だったMacと、ビジネス用途で成功したWindowsのような違いです。

使いこなせば、いろんなことが出来るWindowsですが、直感的に操作ができるMacは万人受けしました。

iPhoneとAndroidはまさにこれに近い感じです。

PCの場合はWindowsが価格戦略でシェアを圧倒しましたが、スマホの場合はアップルの初期の戦略もありiPhoneが圧倒したわけです。

ですがその後、Androidもメーカーに端末の操作性の違いを抑えつつ、スマホの一番人気機能であるカメラに注力することにより、端末としての使い勝手を向上させて、現在ではiPhoneとそん色ないものと思われます。

ですが、iPhoneとAndroidは似て非なるものであり、特にiPhone使いの女性をAndroidへ乗り換えさせるというのは至難の業でしょう。

うちの奥さんや娘がそうです。

まぁ、Androidしかスマホは持てないとなると、渋々妥協するかも知れませんが、アップルが消滅するくらいしかそんな理由があるはずもありませんから、我が家は今後もiPhone一択でしょう。

まぁ、私自身の端末についてもメインはiPhoneの方が都合が良いと感じています。

回線の方は、会社契約のauなので、今後も変わることが無いと思いますが、家族の回線については、楽天モバイルが「Rakuten UN-LIMIT」プランで問題なく使えて、且つiPhoneでの利用が可能になれば、将来の選択肢となるかも知れません。

でも、5Gの件もありますし、実際、他の既存キャリアがどこまで対抗してくるのかを見てみないことには、予想もできません。ダッシュ(走り出すさま)
posted by かわいいHERO at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣サービス
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