
電圧が高く、12V車で常用バッテリーとするにはいろいろと面倒な様なので、素人の私には縁のないものとスルーしておりましたが、活用されている方のブログを見ると、案外オルビスとの相性は良いのではないかと思い始めました。
オンリースタイルに「車載用大容量電源システム CORE-REX 6.5(コアレックス 6.5)」という独立型のリチウム電源システムがありますが、以前、これをオルビスに積んでおいて外部電源として使って、オルビスの発電機で充電すればオルビスの電気系統を触らなくても、エアコンが使えるなぁなんて考えたことがあります。

もちろん、現実的にはただ載せるだけではなく、走行中に外部ソケットを利用するわけにもいきませんから、多少の切り替えや配線等の作業は必要でしょうが、基本的にはポン付けでエアコンの使用が可能になるイメージです。
鉛のツインバッテリー等の従来型仕様のオルビスにお乗りの方なら、出先で外部電源に繋げず、発電機も使えない状況であっても、比較的簡単にエアコンや電子レンジの使用が可能になるわけですが、問題はその価格だけです。
そこで、冒頭のリーフのバッテリーのメリットというのがどうやらコストらしいのです。
CampingPlatz 10kW NMC リチウムイオンバッテリーシステム完成 − ロードバイクとキャンプカーとアウトドア日記
こちらのブログ主である「Take15さん」は、リーフのバッテリーを分解して、中身のセルを利用してポータブル電源化されています。
リチウムイオンバッテリーにもいろいろと種類があって、キャンピングカーに積載される12Vタイプはリン酸鉄を利用したものですが、リーフもマンガン系からニッケル、マンガン、コバルトの化合物系のNMCと進化しているようですが、新型リーフに搭載されているNMCはかなりエネルギー密度が高くなっているそうです。
リーフのバッテリーのメリットは、バッテリー自体が手に入りやすいことだそうで、実際、ヤフオクでも出品されています。

なので、DIYで太陽光発電をされている方には以前から人気のようです。
ラベル リーフバッテリシステム − にゃんた発電所
そんな比較的安価で手に入るリーフのバッテリーを利用したポータブル電源なら、コストの面も解決できるのかも?と思ったりします。
もっとも、販売されているわけではないので、実際の価格はわかりませんし、「Take15さん」にお願いして販売していただけるものなのかもわかりませんが、できるだけ難しくなくエアコン等を使いたいという方には、問い合わせしてみる価値はあるのかも知れません。
記事を読ませていただいて、少し気になったのは、元々のリーフのバッテリーが300kgあって、それを解体して200kgのバッテリーセルを取り出すと100kgの鉄くずが出るらしいこと。
つまり、100kg分の鉄でセルを包み込んで安全性を確保していたとも言えますから、木製のボックスというのはエネルギー密度が高いが故に心配な気もするのですが、用途や環境が違いますし、バッテリー自体の信頼性も高いものなので、大丈夫なんでしょうね。
高松の岡モータースさんとコラボされたりと、実績はお墨付きのようですし…。
私も、自分で3電源化やリチウム化に手を出していなければ、お願いしていたかも知れません。
でも、リチウム化の作業の必要性に迫られて、リチウムについていろいろと勉強をしたという側面があるので、それがなければその存在さえ知らなかったかも知れませんけど。
