
そのつもりで、その夜にまたもやインバーター経由の100V照明を利用しながら、バッテリープロテクター「BC-2440U」を外します。

その際「BC-2440U」の前に使用していた旧型のバッテリープロテクター「BC-2440R」が未だ手元にあり、取り外すまで正常に動作していたので、こいつと入れ替えればDC系統は復旧するはずです。

なお、最新型の「BC-2440U」は、この夏のサブバッテリーのリチウム換装時にリチウムバッテリーの保護電圧が高いことから、遮断電圧を12.0V復帰電圧を13.0Vとした調整を未来舎さんに行ってもらった特注品です。

前回の取替時は、配線を間違えないようにスマホで配線状況の写真を撮って作業しましたが、再び取替作業が必要となる可能性が高いため、ビニールテープを貼って、配線自体にバッテリープロテクターの番号を振りました。
「これで何度でも取替が容易にできる!」と意気揚々とメインスイッチをオンにしたものの、DC電装品は稼働せず…。

ということは、バッテリープロテクターが原因ではないということ?

「カチッ」という音は触った振動からも間違いなくバッテリープロテクターからのものでしたから、意味が分かりません。

そこで、「バッテリープロテクター カチッカチッ」とネットで検索してみたら、こちらのサイトが一番に出でてきました。
2002.09.01 バッテリープロテクタターについて − Auto Camp Fan
そこには、
・プロテクターの誤動作
バッテリー電圧が12V以上あるのに、プロテクターが誤動作する場合、プロテクタの不具合の可能性もありますが、多くの場合はメインスイッチの接触不良が原因のようです。
下図(ZIL)のとおり、プロテクターの検出電圧はメインスイッチを経由して供給されています。
メインスイッチ本体、あるいはその配線端子をまず点検してみてください。
という文言がありました。
そこで、オルビスのメインスイッチを同型の隣のスイッチと入れ替えてみましたが、変化はありませんでした。
ちなみに、このスイッチはエーモンの1293というロッカスイッチのようですが、現在は生産終了となっていて、見た目違いが判らない3215という後継商品があるようです。
スイッチを取り替えても駄目ということで、お手上げなのでその場はひとまず退散しました。
バッテリープロテクター「BC-2440U」の不良が絶対ないとは限りませんが、「BC-2440R」でも動作しないことを考えると、原因は他にあると考えることが妥当であり、未来舎さんに無用な面倒をお掛けするわけにもいかないので、ひとまず、他の原因を探るということで、メールを返信しておきました。
とは言え、原因に関しては私自身は全く見当がつきません。
しかしながら、「カチッ」という音はおそらくバッテリープロテクター内部のリレーが働いている音でしょうし、その状態で水道を使用したら、ポンプのモーターが作動してLED照明が暗くなるという症状がありましたから、電圧が不足していたと考えられます。
リチウムバッテリー自体は13.3Vあたりで、インバーター経由の100V電源が問題なく使用できているわけですから、バッテリーからバッテリープロテクターへ至るまでの何処かで接触不良が起きているのでしょうか?
配線図のないオルビスで、ビルダーのキャンピングワークスも期待できない状態のようなので、自分で地道に調べるよりありません。
幸い、mixiで繋がるオルビストの先輩がいらっしゃるので、いざとなればお知恵を貸していただけるのが救いです。
でも、とにかくDC系統が使えないと車内のLED照明に水道、そしてテレビもチューナーはDC電源の車載用を使用しているので、エンジン始動中以外は見れませんので、早く何とかしなくてはなりません。
