当初は高速バスを予約していたようですが、私の休日に合わせられるのならオルビスで送ってやると約束していました。
ということで、火曜日の帰宅後出発・・・のはずが。
「運転大丈夫?」と一見気遣いを見せるうちの奥さんですが、仕事から娘を迎えに行ってから帰宅してみると、出発準備どころか「なんで今日なの?」という手間の掛かる夕食の支度中でした。
最後に三男坊に変わったものを食べさせてやりたかったのかも知れませんが、それは今日じゃない…私の心の声です。
出るのが遅くなれば、必然的に途中の私の仮眠時間も少なくなるわけで、大丈夫であるはずの運転も一気に辛いものになります。
それに、この時期ですから夜間は路面の凍結にも注意が必要なので、尚更早く出たかったものの、そんなことはうちの奥さんには期待できないことはわかっているのですが、家事については流石に苦言を呈してしまいました。
なので、日こそ跨がなかったものの、いつもとそう変わらない出発時間にがっくりです。
まぁ、不満を言っていても仕方がないので出発して、最近のパターンである高速に乗る直前にコンビニ珈琲を調達します。

リチウムバッテリーに未だBMSの取り付けが出来ていないことから、充電過多を心配して今回は出発前のバッテリーの残量を半分近くまで減らしました。

でも、自宅から少し走っただけでもう結構充電されています。

残量が減っていることで、充電量も多くなっているようですねぇ。
でもまぁ、残量はまだ低いので先を急ぎます。

なお、今回もジュジュさん同行で、助手席の奥さんの膝の上が快適なようで、鳴きもせずおとなしくしています。
今回はできるだけ遠くで仮眠としたかったので、鳥取道の道の駅かわはらを過ぎて、山陰道に入った「道の駅 西いなば気楽里」で仮眠とすることにしました。
前回は「鬼滅の刃」がお供でしたが、今回はそれ以上に良いという評判もある「呪術廻戦」というアニメをお供としましたが、設定が違い過ぎて比較できるものでは無かったですね。
さて、鳥取道に入ってからは道路脇や田畑に雪を見ることになりましたが、山陰道の日本海沿いも先日の雪が多く残っていました。

道の駅のトイレへ行こうと車外へ出ると、アスファルトの一部が凍結してツルツルしていました。
改めてこの時期の夜間走行のリスクを感じます。
早々に寝床に入る奥さんと三男坊に対して、私はバッテリー状態をチェックです。

わぁ、もう300AHまで充電されています。
このペースだと、また帰路に充電し過ぎでやきもきすることになるので、今回もFFヒーターに加えてより多くの電力を消費するエアコン併用としました。

もっとも前回の1〜2時間の仮眠とは違い、もう少し寝るつもりなので、万が一寝坊してバッテリーが空になっても困るので、エアコンの温度設定は20度としました。

ジュジュに軽くご飯を食べさせて、今回もジュジュと狭いリアの下段ベッドで寝ました。
FFヒーターとエアコンのダブル暖房で暑い位でしたが、エアコンの設定温度を20度としたので、思いの外電力使用は少なく240AHほどにしかなりませんでした。
バッテリーを気にしながらでしたが、ジュジュもおとなしくしてくれていて、3時間弱は熟睡できました。

起床後、白い世界の中を8時くらいだったでしょうか?島根へ向けて出発します。
昨晩はツルツルしていたアスファルトの凍結も既に溶けていて、一気に増えた車の流れに混じって島根まで一気に進みました。
うっかり山陰道の有料部分に入ってしまったので、予定よりも早く到着となりそうなので、三男坊のアパート近くで朝食を取ることにしました。
三男坊が10時半からリモートのの授業があるというので、1時間くらいは取れそうなので奥さんのリクエストでコメダ珈琲でモーニングと思ったものの、駐車場が満杯で断念し、素直に朝マックを買って、アパートで食べることとなりました。

アパートの駐車場にも積雪がありました。

三男坊のリモート授業の点呼が始まり、授業後に買い物に乗せて行って欲しいと言うものの、無駄に待っていられないし、おばあちゃんから大量の食材を持たせられているので当面に必要な不足品についてだけなので、(一緒に買い物に行くと私が清算するので…)生活費の節約の為に言っている可能性が高いので、お金を渡してアパートを出ました。
私は連休でもないただの休日ですから、そうのんびりもしていられません。
早々に帰路に就くところですが、大阪にも緊急事態宣言が発令されるというタイミングでしたので、少し案がありました。
その為、先ずは境港方面へ回ります。

これは有名な通称「ベタ踏み坂」こと「江島大橋」を鳥取側へ下った信号待ちでの後ろに向けた1枚ですが、やはり島根県側から撮らないと迫力は無いですね。

そして、やって来たのは「米子空港」です。

鳥取空港、通称名探偵コナン空港には数回行っていますが、米子の鬼太郎空港は初めてです。

中に入るとパイロット姿の鬼太郎が出迎えてくれましたが、空港ターミナル内は人影がほとんどなく寂しい。

コナン空港と比べると鬼太郎感も少ない感じがしますが、目的は鬼太郎じゃないのです。

はい、私達がここへ来た理由はこれなんです。

偶然鳥取の観光系サイトで見つけた「因幡伯耆國開運八社巡り」のスタンプ台紙となる招運福紗をいただきに来たのです。
これは、鳥取県内の神社8ヵ所を巡って袱紗や手拭にスタンプの朱印を押して回るというイベントです。
奥さんに教えたら、袱紗なんて珍しいと言って、ノリノリになったのです。
インフォメーションカウンターが無人だったので、インターホンで係の方に来ていただき、無事に招運福紗を手に入れて目的達成です。

改めて見たら、天井にも鬼太郎達が居たんですね。

そして、2階のお土産もの屋さんの前のスペースも鬼太郎だらけでした。
米子空港を出て、先ずは近くのひとつ目の神社「富益神社」へ10分ほどで到着。

駐車場という場所が雪に埋もれていて、初めてスタッドレスが役に立った???

無人の小さな神社ですが、本堂の前にスタンプが設置されています。

ここで、奥さんが何だか困っています。
聞くと、奥さんが買った袱紗(招運福紗)にはスタンプを押す場所が4カ所しかないと言います。
八社巡りなのに四社で一杯とは…。

そのことに気が付いていない奥さんも奥さんですが、せっかく始めた八社巡りですから、「赤と青の2色あった招運福紗と別神社も押せる開運手ぬぐいも買えば?」となだめて、再度米子空港へ逆戻り。

鬼太郎や一反木綿に見送られながら、青い招運福紗と開運手ぬぐいを手にして満足そうな奥さんを連れて、再び「富益神社」へ寄って、無事に開運手ぬぐいにもスタンプが押せました。

そして、今度は「富益神社」から少し先へ進んだ「粟嶋神社」へ。

こちらの神社は「因幡伯耆國開運八社」ではないようですが、子年所縁神社として紹介されていました。
この八社巡りは昨年末から今年の年末までの期間であることから、紹介されているものと思いますが、既に丑年になってしまっているので、開運手ぬぐいにも名前は出て来ていませんが、せっかくだから奥さんが行きたいというので寄りました。

この気の遠くなるような階段の先に本殿があるようです。

やっと階段が終わると思ったら、未だ少しありました。

夫婦ともに運動不足なので脚がよろよろです。

参拝後、押すスタンプはありませんが、社務所に宮司さんらしき方が居られたので、うちの奥さんはご朱印はいただけました。
そして、とっくに昼食の時間は過ぎていますが、先を急ぎます。
神社と神社の距離が長くないので、いちいちオムツ(マナーウェア)を履かせたり脱がせたりが手間なので、ジュジュは後部下段ベッドに乗せていますが、「出せ!出せ!」と鳴き始めました。

そんな状態で次に到着したのが「大神山神社」です。
こちらも「因幡伯耆國開運八社」ではないのですが、丑年所縁神社ということで開運手ぬぐいには名前があります。

雪で足元がぐじゃぐじゃになる中、先ずは参拝を済ませました。

そして、奥さんは社務所で御朱印を書いていただいている間に、招運福紗と開運手ぬぐいにスタンプの朱印を押しました。

そして、米子近辺から一気に東浦へ移動して、今回最後の神社へ参ります。

それは、田畑の真ん中にある「豊榮神社」。
何処にでもありそうな、小さな地元の寂れた神社って感じです。

本当は神社の横に駐車場があるようですが、結構な積雪なのでスタッドレスとは言え、入るのを躊躇してしまいました。

大丈夫なのはわかっているのですが、他の車が入ってくるような場所でもないので、あぜ道のような道路にオルビスを停めたままお参りしました。

この箱の中にスタンプがあり、ノートに参拝者を記入するようになっていたようです。

何とか八社巡りの二社を含む四社のお参りを終え、本当の帰路に就きますので、ジュジュの様子を確認しようと思ってオルビスのエントランス扉を開けたら、まさかのジュジュが脱走して目の前に居ました。
以前にも脱走されましたが、ジュジュの脱走への執念は凄いです。
余程前に行きたかったと思え、マナーウェアを着けて抱っこ袋に入れられると助手席の奥さんの膝でおとなしくなりました。
昼ご飯を抜いてしまっていたので、途中、コンビニでおにぎりを買うことにしましたが、その際もジュジュが不安がるので、お店の前で抱っこ袋のジュジュを抱いて交代で買い物をしました。
その後、やはりバッテリーの残量が気になって、中国道の加西サービスエリアに寄って、電気ケトルでお湯を沸かしてバッテリーを消費しつつ、それでジュジュのご飯を温めてジュジュがご飯を食べている間にトイレと買物を済ませました。
買物は、以前に長男の寮近くのコンビニで買った姫路辺りのローカルフードである「アーモンドバター」をまた買いたいと言う奥さんの言葉に基づくものです。
多分あるだろうと踏んでいましたが、やはりありました。
そんなサービスエリアでのロスした時間もあって、いつものようにそのまま娘の塾へお迎えというには間に合わないので、一旦帰宅して、オルビスからシエンタに乗り換えて、最寄り駅まで娘を迎えに行きました。
そして、その足で娘のリクエストで夕食はパスタとなりました。

当初、、ファミレスであるジョリーパスタへ行くつもりでしたが、娘が行ったことが無いのでその近くのイタリアン「モルト・ヴォーノ」へ変更。

ちょっとだけコストが上がりましたが、昼がコンビニおにぎりだけなので良いでしょう。

大阪も今日14日から緊急事態宣言発令となりましたから、直前で少しエア抜きできたのは良かったです。