
TPMSのT&Dレグルスさんのクラウンドファンディング「Makuake(マクアケ)」のチャレンジを見てから、「Makuake(マクアケ)」のサイトを見るようになったのですが、そこには色々と思うところがあります。
というのも、私がクラウドファンディングというものを知ったのは、2016年公開の戦争アニメ映画「この世界の片隅に」の制作費をこの「Makuake(マクアケ)」で調達したということからです。
見事に資金を集めて、あまちゃんののんちゃんを主役声優に迎えて無事に素晴らしい作品を完成させることに成功しました。
もちろん、私自身も奥さんと劇場へ足を運びました。
その後も、他のクラウドファンディングサイトを見て回ったりして、当時から懸念を抱いてこんな記事を書いていました。
クラウドファンディングの危うさ
また、アメリカでのホームステイでお世話になった私の米国の父である「マイク」の突然の訃報に際しても、長女がクラウドファンディングで埋葬費の援助を募っていたので寄付をしました。
クラウドファンディングとしては、目標額達成に関係なく資金を受け取るというもので、あまり多くの資金は集まらなかったようですが、お香典のつもりなのでお金が戻ってくる必要はありませんでした。
その後もちょっと批判的な記事を書いたりもしましたが、この頃は未だ新しいものを産み出すためのクラウドファンディングであった様な気がします。
もちろん、クラウドファンディングの目的は新しいものを産み出すだけではなくて、いろんな支援があって、倒産しそうなお店を復活させたり、治療費に莫大な費用が必要な子供やペットへの援助等多岐に渡るわけですが、クラウドファンディングを扱うサイトも増えて、色々な問題も出てきているようです。
例えば、最近私が熱心な猫の病気であるFIV(猫エイズ)やFIP(猫伝染性腹膜炎)や保護猫については、高額な治療費捻出の為にクラウドファンディングで寄付を募るケースが増えていますが、そこには事実と異なる詐欺的なケースも多いようです。
そして、今回久しぶりに「Makuake(マクアケ)」を見たわけですが、やはり以前とは違う印象を受けています。
それは、タイトルにもあるように、クラウドファンディングがショッピングモール化していると感じるのです。
既に商品として存在しているものであるにも拘らず、クラウドファンディングだから事前に少し安く手に入れることが出来るとして販売されていると感じるのです。
そして、販売のテクニックとして目標達成金額を低く抑えることによって、「Success!」マークを得て、援助しなきゃ損的なムードを演出しているように感じるのです。
勿論、全てがそうとは言いませんし、誤解もあるかも知れません。
しかしながら、過去、オリンパスが産み出し消えていったオープンプラットフォームの「OLYMPUS AIR A01」やソニーの社内クラウドファンディングから産み出されたスマートウォッチ「wena」とは明らかに違うと感じるのがキャノンのこれです。

思い出フォトグラファー「PowerShot PICK」
自動で写真を撮影してくれるカメラという触れ込みですが、既に「PowerShot」というキャノンの商品名を付けた上で何がクラウドファンディングかと思ってしまうわけです。
現状ニッチな商品も販売している大企業であるキヤノンが、少しニッチな商品だからとクラウドファンディングを利用するのは資金調達の為ではなく、販売手法のひとつとして考えているとしか思えません。
社員のアイデアを生かしたニッチな商品化ということであれば、ソニーのように社内でクラウドファンディングすれば良い。
「Makuake(マクアケ)」を利用する必要はなく、そこは本当にチャンスをつかもうとしている人々に残しておくべき場所であると感じます。
まぁ、今回「Makuake(マクアケ)」自体に初めてユーザー登録したのですが、ジャンルを絞ったものの頻繁に「Makuake(マクアケ)」からメールが来ていて、もはや「Makuake(マクアケ)」を運営するサイバーエージェント自体が利益確保に舵を切ったという感じがしています。
なので、クラウドファンディングだからと商品到着後のサポートを諦めるケースが増えなければ良いのですが…。
