
先日、シャープからライカが監修したカメラ付きスマホ「AQUOS R6」が発表されました。
シャープ、ライカ監修の1型センサーדズミクロン”レンズ搭載スマホ「AQUOS R6」 ― デジカメ Watch
同じくライカ監修カメラ付きスマートフォンである、HUAWEI 「Mate 20 Pro」を現在も愛用している私としては、無視できない内容です。
この「AQUOS R6」の魅力は、高級コンデジと同じ1インチセンサー搭載ということです。
スマホでありながら、高画質で人気のソニーのRX100シリーズと同クラスのサイズのセンサーなのです。
HUAWEIスマホのライカ監修シリーズも現在も尚新しいモデルが出続けていて、更に高機能化していますが、米中関係の煽りでGoogleのサービスが使えなくなり、スマホとしては致命的な状況ですから、中国外での販売はかなり厳しい状況と思われます。
私自身も「Mate 20 Pro」のバッテリーもかなり弱って来ていることから、買い替えしたい気持ちもありますが、iPhone以外ではGoogleのサービスなしのスマホは買えないです。
そんな中、突然に発表されたシャープの「AQUOS R6」は、次期カメラスマホとしては非常に気になる存在でした。
ところが、なんと今日は本家ライカがカメラ付きスマホ「LEITZ PHONE 1」を発売するというではありませんか?!
速報:ライカが独自スマホ「LEITZ PHONE 1」発表、ソフトバンク独占販売 ― Engadget 日本版
さて、これは一体全体どういうことなのか…。
「AQUOS R6」と「LEITZ PHONE 1」の内容を見比べてみると、カメラ部分を含めてほぼ同じスマートフォンと言って良い内容でした。
まぁ、製造はシャープということなので、完全な兄弟モデルですね。
外見はカメラ部分のデザインが違うことと、「LEITZ PHONE 1」はスマホ部分を含めて、全てをライカが監修したということですが、スマホメーカーではないライカがどれだけスマホを監修する意味があるのか疑問ですが、カメラメーカーとしてのスマホの特徴がどうなっているのか、もう少し知りたいものです。
「LEITZ PHONE 1」はソフトバンクのみでの販売のようですが、先行して販売となる「AQUOS R6」もソフトバンクでは2021年6月25日発売ということですから、もう少し待ってみないとシャープ&ライカのタッグについての評価は出て来ません。
しかし、カメラ基準で選ぶ方がほぼ同じスマートフォンというなら、ライカ製を使いたいと思う人の方が多いでしょうね。
でも、ソフトバンクでの価格は「AQUOS R6」の13万3920円に対して、「LEITZ PHONE 1」はなんと18万7920円です。
高級カメラのライカとは言え、ものはシャープですからこの差はどうよ?って感じです。
そもそも、Androidスマホとしては高価過ぎますねぇ。
以前、パナソニックから 「DMC-CM10」というスマホ機能付きデジカメという位置付けで、同じ1インチセンサーの沈胴式ライカレンズ搭載のデバイスが発売されていましたが、カメラでの関係の深いパナソニックでしたし、位置付けがカメラだったことで、よりライカらしかった気がしますが、今回は完全にスマホです。
カメラとしては長く使えても、スマホはそう長くは使えないのが実情です。
この金額を投資するのはかなりリスキーな気がします。
所詮は「なんちゃって」の域だと思うので、初期のHUAWEIモデルのようにスマホにライカテイストを加えたくらいがちょうど良い気がするのは私だけでしょうか?
とはいえ、実機の評判次第ってところはありますが、容易く買えない金額ですから、私の場合は余程の高評価でもない限りは、間違いなく「Mate 20 Pro」を使い続けることになるのでしょう。

iPhoneとの2台持ちも解消したいところですが、ライカの色は捨てられないので、2代持ち継続も已むを得ません。
