2021年10月09日

減らない野良猫

昨日、とある保護猫団体のSNSで、FIPと闘っていたさび猫ちゃんが亡くなったと知りました。

同じさび猫のジュジュを失ったことで、その子のことがずっと気になっていましたが、かなり症状の重い状態からの未承認薬ムティアンの投薬で、通常の倍で恐らく100万円近い金額が掛かっていたと思いますが、回復できなかったことになります。

その子とは会ったこともないものの、残念なニュースにとても寂しさを感じています。

一方で、チュールをあげるようになって、よく顔を見せてくれるようになったさくら猫(避妊去勢済みの外猫)のミーコちゃんは相変わらず、2日に1回くらいのペースでやって来るのですが、一昨日も駐車場に通勤車サンバーを停めて、自宅へと歩いていると、どこからか突然姿を現して、私の後に付いて来ていました。

もう私について行けばご飯がもらえるとわかっているので、出会いさえすればちゃんと付いて来てくれます。

しかしながら、この日は自宅まで来たのにガレージの手前で静止してしまいました。

何かに警戒しているようなので、その視線の先を探ると、どうやら他の猫の姿があるようです。

オルビスの下に居るらしくいつもの場所には行けそうにないので、ミーコちゃんにはお向かいさんの前を通るように誘導して、うちの奥さんに門扉の前でご飯をあげてもらいました。

でも、やはり他の猫の存在で落ち着かないようで、チュール部分だけをさっさと平らげて、たくさんドライフードを残して、ミーコちゃんはどこかへ行ってしまいました。

なので、その食べ残しをいつもの場所に置いて家の中に入って2階のベランダから見ていると、しばらくしてそのもう1匹の猫が食べ始めました。

そこで、その姿を確認するべく再び玄関の外に出ると、当然ながらご飯の所には姿がありませんでした。

もう逃げてしまったかも?と思いながら車の下を覗くと…

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居ました。

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ピントが決まらず、マンガみたいな画像になってます。

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やっとその姿を捉えることが出来ました。

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おそらく、この子は過去2回ほど見たことがある子です。

ミーコちゃんの食べ残しがいつも無くなるので食べに来ているのかも知れません。

耳カットはされていないようなのでTNRの必要がありますが、未だ目にした回数が少なくその行動が分かっていないので難しい。

今後、継続的に姿が確認できるようであれば検討しなくてはなりませんが、基本的にはミーコちゃんにご飯をあげているので、無理かもしれません。

そんな風に思っていると、朝の出勤途中に道路で猫の姿を発見。

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位置的には少し我が家から離れるので、別の子だと思いましたが、画像を確認してもやはり別猫です。

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この子は少し痩せ気味に見えたので、ちゃんとご飯をもらえていないのでしょう。

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TNRされていない猫にむやみにご飯を与えるのはタブーですが、本当なら痩せていく子には保護が必要ですが、我が家は既に3匹居ますので無理です。

そういう場合に保護猫活動をされている団体が、場合によっては保護して下さるケースもありますが、最低限そのままでは死んでしまうというような状況でないと難しいですし、基本的に保護には費用が必要ですから、団体によっては寄付と同時でないと受け付けられないというケースもあるようです。

それも、ボランティアで活動されている方々に当然のように依頼する人がいるからなんですが…。

私は、保護猫団体やボランティアさんのSNSやブログをいくつかチェックしているのですが、この春から何処の団体も子猫の保護が異常なほど多いようで、我が家の猫娘達を譲り受けた保護部屋も、とうとう新規の保護の受け入れを中止されました。

理由は資金的な問題と保護スペースや人的確保の問題だそうです。

次男坊の住むアパートの周りにも、多くの子猫が繁殖しているらしく、TNRできる環境に無いのだろうと思うと、各地で一向に減らない厳しい環境の猫ちゃん達に心が痛みます。

そう考えると、1匹に多大な治療費を掛けるよりも、多くの猫を保護した方が良いように感じますが、命の問題なので、そこは簡単には言えませんね。

歯痒いです。
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