オルビスを車庫にガレージに停めようとしていたところ、奥さんがこれからあやめを迎えに行くというので、一緒に行くことにしました。
奥さんの話によると、手術をしていただいた「のらねこさんの手術室」での手術の時間が遅くなってしまったようで、奥さんが迎えに行った時には未だあやめを連れて帰れる状況ではなかったらしい。
というのも、生まれ持っての障害なのか性格的なものなのかはわかりませんが、とにかく普段から落ち着きのないあやめなので、その点を手術前に伝えたところ、普通の麻酔では問題が出る可能性があるらしく、別の麻酔方法を取るということで、その症状として極度の興奮状態にあったようです。
尿で排出されたりすることで時間と共に落ち着くということでしたが、迎えに行った時点では、まだまだ興奮状態のように見えました。
とにかくキャリアのの中で暴れまわり、普段聞かない声でなく続けている状態でした。
但し、普段から食べることに対して落ち着きの無さは桁違いなので、帰宅後は先ずケージに移し替えて、いつものドライフードを与えてみました。
すると、もの凄い勢いで食べようとしますが、周りに飛び散らかして上手く食べられません。
とにかく落ち着きがないので、暴れながら水に前足を突っ込んだり、ケージの中でくるくる回ったりで収拾がつかないので、ケージの外へ出してやりました。
すると、やはり外をウロウロしながら思い出したようにフードを食べ、水を飲むという感じの動きを繰り返しながら、なんとかフードを食べ切ったら落ち着いてきました。
やはりお腹が空き過ぎていたのかも知れません。
そこからはいつも通りに開放してあげたのですが、病院の消毒液の臭いのせいなのでしょう。
メイとさつきがあやめに向かって「シャー」と威嚇しまくりです。

いつもなら追いかけるメイにまで「シャー」と言われて、すっかり怯えて縮こまっているあやめが可哀想でした。
私のお古のTシャツで作った術後服を着せると、しばらくはおとなしくしていましたが、また動き出すとどうにも歩きづらい上に、麻酔の影響か動きが鈍いこともあって段から落ちるようなこともありました。
一方で、お腹の手術部に関しては、全く気にならないようで、一切舐めるような様子もないので、術後服を脱がせることにしました。
時間と共に、しっかりしてきて、今朝はもう以前と変わらない行動になっています。

取り敢えずはやれやれです。
猫の避妊手術については、人によっては子供が産めなくなって可哀想と思われる方もあるかも知れませんが、保護猫の場合は引き受けの条件となっており、万が一脱走等で外へ出てしまった場合でも、不幸な仔猫を増やさないという思いがあります。
私自身もメイとさつきの手術の時は、少し可哀想だという感情もあったのですが、ジュジュのお世話をしていて、体調が思わしくないのに盛りが来てしまうことによる体力の消耗や苦痛を考えると、生涯を穏やかに過ごすためにも有効な方法だということを知りました。

避妊は猫にとって自然なことではないけれど、決して不幸なことではないのです。

ということで、あやめちゃんにも幸せな生涯を送って欲しいと思います。
