私は基本テレビっ子で今は音楽よりもテレビ派なので、助手席の奥さんも必然的にテレビが普通になっているのですが、高速道路の長距離移動の場合は、ダイバーシティ&ワンセグであっても山間部等で受信できなくなる時はあるので、気の利いた行動だと思ったのですが、どうやらお友達に面白いからとお勧めされて借りて来たものらしいので、自分が観たかったのでしょう。
私はてっきり映画だと思い込んでいて、浜松への高速道路の実走行時間は3時間程度なので、映画を2時間とするとあまり走り過ぎると全部観れ無くなって中途半端になると思って、早々に再生するよう促したところ、映画ではなくドラマでした。
昨年の秋から年末にかけて深夜枠で放送されていたドラマのようです。
で、そのドラマのタイトルが、この記事のタイトルでもある「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」という怪しいタイトルのものでした。


主人公を演じる赤楚衛二君は、奥さんと娘が毎週が欠かさず観ていた韓国ドラマのリメイクでSexy Zoneの中島健人君と小芝風花ちゃんの「彼女はキレイだった」を私も一緒に観ていたので、知っていたのですが、最近は連続してドラマに出ていてブレイクしているみたいですね。
また、赤楚衛二君と共に主要人物となる劇団EXILEの町田啓太君も知ってはいましたが、そのスマートさというか美しさは今回で非常に印象深く刻まれました。
で、肝心の内容はと言うと…いわゆるBL(ボーイズラブ)でした。

内容を全く知らなかった私は、序盤はそれらしい展開にお兄ちゃん版の「おっさんずラブ」じゃんって茶化していましたが、実は「おっさんずラブ」は奥さんの観る観る詐欺で第1話だけしか見ていません。
なので、正直ピンと来なかったのですが、町田啓太君演じる黒沢優一のスマートさや人間性から、性別を超える愛というものを理解できた気がします。
近年、有名人が同性愛をカミングアウトすることも珍しくなくなりましたが、かと言ってそれをなかなか理解できなかったのですが、異性だから好きになるということではなく、異性である前に好きという感情が存在するのですね。

だからと言って異性の奥さんというパートナーを持つ私が異性同性に関わらず新しいパートナーを得ることは無いので、非現実であることには変わりはないのですが、同性であっても愛してもらえることの幸福はかけがえのないものだと感じます。

結局、浜松往復で帰宅前には全て視聴し終わり、新しい気付きを与えてくれたドラマだったのですが、登場するのが複数のBL(ボーイズラブ)カップルと恋愛には興味のない女性が出てきたりと、これが現実なら更に少子化が進んで人類は絶滅してしまうので、出産についての何か新しい仕組みか、単独の性で子孫を残せる人類の進化が必要だとも感じました。

「おっさんずラブ」もちゃんと観てみないといけないなぁ…。
