先週の月曜日には、ほとんどじっとして動かない状態に加え、ご飯の時間になって、メイとさつきがご飯をもらっていてもこたつの中から出て来ないことから、食欲がないのは明らかで、急激に症状が悪化しているのが見て取れました。
症状が酷くなると最悪1日から1週間で亡くなるケースも多いというこのFIP(ウエットタイプ)という病気は、飼い主が高額を覚悟して急いでMUTIANを投与したくても、国内に数少ない未承認薬のMUTIANを取り扱う協力病院の予約を取って連れて行くか、MUTIANを個人輸入して、セラーのアドバイスの下に自分で投与するよりありません。
しかしながら、個人輸入には最短でも5日が必要であり、その間に亡くなってしまう危険性があり、時間を作って遠方の協力病院に走らざるを得ないのが現実です。
しかしながら、我が家のあやめは幸運でした。
譲り受けた保護団体にもFIPの子が居たので、相談したその日にMUTIANを分けていただくことが出来たのですから。
先週の月曜日の21時に投薬を開始したあやめですが、翌日の火曜日の朝には、既に食欲が復活して、動きに活発さが戻りつつありました。

とは言え、お腹に溜った腹水で、大きなお腹になっています。

上から見ても横に広がって見えます。
その翌日である水曜日の夜も、まだお腹は大きいままで、体重が増え続けてピークの3.36kgを記録しました。

もちろん、この体重の増加は腹水によるものであり、元気だとはいえ、不安な兆候でした。
また、MUTIANは体重により投薬量が決まっていて、1kgあたり100mgを投与するのですが、3.25kgまでなら300mgで良いのですが、それを超えると350mgを投与する必要があります。

腹水が原因なので、どうしたものかと思いましたが、保護団体の方から可能であれば増やす方が良いとのアドバイスを受け、水曜日と木曜日には50mg増やした350mgを投与しました。
僅か50mgとは言え、最も安くつく個人輸入であっても1,300円ほどのアップとなります。
ですが、その後は体重が減り始めて金曜日からは元の300mgに戻しました。
水曜日に3.38kgあった体重は、翌日木なんと150g減の3.235kgとなっていたので、本来はこの時点で300mgに戻しても良かったのですが、100mgの錠剤を半分にして与えたこともあり、念の為、350mgを投与しました。

おかげでこの頃からはすっかり元気を取り戻しています。

スマホで写真を撮ろうとすると、ストラップで遊ぼうとしてきます。
金曜日土曜日と順調に体重は落ちてきて、昨日日曜日には3.07kgまで落ちました。

上から見ても、スリムになったのがわかります。

基本的に腹水が抜けた分、体重が減っていると考えられますから、缶ジュース1本近くの腹水が減ったということになります。

但し、徐々に腹水の減り具合は落ちて来ていますから、体重減もそろそろストップするのかも知れません。

経過は順調なのですが、少し気掛かりなことがあります。
それは、先日購入した個人輸入のMUTIANのことです。
保護団体さんから分けていただいたMUTIANは300mgを10日分ですが、途中で100mgの錠剤を1つ余分に投与したことで、実際には9日分しかありません。
病院の診察で外部検査の結果を聞いた後に発注したのが9日水曜日の午後だったのですが、到着まで5-7日掛ると言われています。
5日ならギリギリ間に合う計算ですが、サイトにログインしてオーダー部分を確認すると、ステータスが「pending」となっています。

発注直後にチャットで発送済みを確認したのに何故?と思って再度チャットで注文番号を問い合わせると、やはり発送済みだと言います。
なので、追跡番号を教えてもらう様お願いすると、海外発送なので追跡番号は無いと言われてしまいました。

その辺りにちょっと不信感はあるものの、変な話は聞かないので、到着のタイミングのことだけが心配です。

明日の昼間まで様子を見て、もし到着しなかったら、保護団体の方にMUTIANを一時的に貸していただけないかお願いしてみるつもりです。
