2022年05月21日

期待外れ?なあやめの検査結果

FIP闘病中で高価な未承認薬を飲み続けているあやめのこれまでの蛋白分画の検査結果は以前の記事に説明しています。

あやめのFIP治療経過

この時点で著しく改善の兆しを見せていたことと、この2週間後がゴールデンウイークに当たったことから、次回の検査は2週間後ではなく4週間後としてこの水曜日に採血し、昨日の夕方に検査結果が戻って来ました。

著しい改善兆候から1か月もの期間があったことで、今回のデータは正常に戻っている、いわゆる理想の波形を示しているものと確信していたのですが、実際に目にしたデータはそうではありませんでした。あせあせ(飛び散る汗)

2022-05-20 19.42.43.jpg今回のデータ

「α1-グロブリン」と「β-グロブリン」が参考値の範囲を外れています。がく〜(落胆した顔)

前回のデータと比べてみると・・・

2022-04-22 18.22.39-1.jpg前回のデータ

波形としては大きくは変わっておらずで、獣医師の先生からも「蛋白は他の原因も考えられるから…」とか「投薬終了後、1か月後の検査で良くなっているかも知れない」と慰めのような言葉をいただいたものの、かなりのショックを受けた状態で帰路に就きました。

この状態で果たして投薬を完了して良いものだろうか?

一番はそこです。

もちろん、更なる薬代は避けたいというか、もう無理って感じではありますが、これまでの薬代が無駄になることはもっと避けたいですし、何よりもあやめの命が懸かっていますから、いざとなれば決断が必要です。

でも先ずは知識のある方の意見を伺わなくては・・・ということで、うちの奥さんからいつもご指示いただいているボランティアの方にLINEでメッセージと検査データを送ってもらいました。

そして、返事が来るまでの間に、私はネットで情報収集です。

すると、波形よりもA/G比が大事だということが判ってきました。

A/G比とは、血液中のアルブミンとグロブリンの量の比率で、理想は0.8程度らしく、極端に低い場合にはFIP診断の重要な要素となりますし、回復についても投薬により0.6以上になることが投薬完了できる目安のようです。

それから言うと、あやめの場合は1か月前の前回の検査の段階でA/G比は「0.63」であり、今回は更に上昇して「0.67」ですから投薬完了と解釈が出来そうです。

改めて波形の元となるデータの内訳を確認してみると、前回ではA/G比に関わるアルブミンの割合が参考値以下でしたが、今回は参考値の範囲内に収まっています。

なので、グロブリンの中で多少上下があったとしても、そこまで気にしなくて良いのでしょう。

実際、クラウドファンディングでMutianの代金を調達されているいくつかのサイトを見ても、A/G比が0.6に達していなくとも、獣医師の判断で投薬完了で経過観察に移行するケースがいくつかありました。

ちょっと安心しました。

A/G比で見ると、前回からも僅かながら改善はしているということですから。グッド(上向き矢印)

そして、その後ボランティアの方からも、投薬完了で良いレベルだと返事が来て、投薬84日目となる今月29日での投薬完了が決定しました。るんるん

とは言え、経過観察中に再発するリスクもありますし、無事に「寛解(かんかい)」となったとしても、それはあくまで「状態が収まっている」に過ぎない「寛解」であり、完治ではないということは頭に入れておかなくてはなりません。爆弾
posted by かわいいHERO at 14:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣癒しのメイとさつき+あやめ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/189548892

この記事へのトラックバック