
既に確実視されていた情報ですから、今更正式発表があったところで、何も感じることができません。
流行りのサスティナブルという言葉を利用して、もっともらしく撤退の理由付けをされたようですが、私自身は到底納得できるものではありません。
もちろん、先の無い化石燃料からの移行を否定できるものではないですし、経済的なハードルにも理解が無い訳ではありません。
しかしながら、終わり方が最悪でした。
軽自動車販売が好調なことで、2輪レース反対派の経営陣に押し切られたらしく、結果2輪を捨てたような終わり方となっています。
ホンダでも2輪レース反対派による同じようなことは昔からあるらしいのですが、ホンダは今もHRCが頑張っています。

私のキーホルダーは今もスズキのエクスターですが、もう心はそこにありません。
応援していたスズキチームのライダーは、アレックス・リンスのLCRホンダ入りが決まり、推しであるジョアン・ミルのレプソルホンダ入りも確実と思いきや、未だ決定のニュースは聞かれず、それもモチベーションを落とす原因となっています。
ミルのホンダ入りが決まれば、もうホンダを応援するしかない状況ですが、そのホンダは今季最下位で最悪の状態です。

少し前には、長年テストライダーを務めるステファン・ブラドルがSNSで足の火傷写真を晒して、ホンダ車の熱問題を暴露しました。


LCRホンダからドゥカティ車のチームグレシーニへの移動が発表された、マルケス弟のアレックスもホンダの問題を指摘しています。
そんな状況を見ると、思わず「どうしたホンダ?」と思ってしまいます。

間違いなくモトGPだけでなくオートバイレースを牽引して来たホンダのその技術力が今、問われています。
日本のメーカー全てがモトGPに関心が無くなりつつあると言われていますが、呆気なく退場したスズキのようにはならず、ライダーと共に、未来へ繋がるホンダの底力を見せつけて欲しいものです。

でも、先ずは早くミルと契約して欲しい・・・
