ネットを頼りに、様々なリハビリを行なっている病院を調べ漁っていましたが、「再生医療に近い病院が良いのだろうか?」「新しい病院の方が良いのだろうか?」「若者の多い病院が良いのだろうか?」と見れば見るほど混乱して来て、次男本人と相談しながら絞った病院のいくつかを、うちの奥さんと見に行って話を聞いたりしている内に、各病院の特長なんかもわかって来ました。
問題は、次男にとってどのような病院が良いのかということですが、回復期のリハビリテーション病院は、どこもお年寄りばかりです。
そして、その入院の元となる疾患も、脳梗塞などが圧倒的に多く、脊髄損傷というのはどの病院でもごく少数であるというのが現実です。
当初より、どの病院が脊髄損傷に最も対応できるのだろうか?とは考えてはいたのですが、私たち素人では、どの病院が良いのかはわかりません。
そこで、ネットで再生医療の情報を漁っていた際に見つけていた「日本せきずい基金」というNPOのサイトで、無料で相談ができるとあり、メールを送っていました。

サイト内の相談フォームからメールを送ろうとしたものの、どうしてもエラーとなって送れませんでした。
その時点で、相談というのは形式的な体裁なのかと疑って、駄目元でメールアドレスに直に送ってみました。
すると、少し時間はかかりましたが、お返事をいただくことができました。
そして、やはり脊髄損傷の場合は、基準として以下の2点があることを教えていただきました。
@ 脊髄損傷について専門的なリハができる病院
A 整形外科医と泌尿器科医ができれば脊髄障害学会に所属している。
その上で、大阪で2つの病院を推薦していただけました。
その内の1つは、私自身が候補としてはチョイスしていて、次男にも候補として送っていた病院でしたが、我が家からは少し距離があるため、私も次男も最終候補としていなかった病院です。
そして、残りの1つは、先日ニュースにもなっていた「脅迫ウイルス」いわゆるランサムウェア(身代金要求型ウイルス)によるサイバー攻撃でシステムがダウンして新規の受け入れができなくなっている病院でした。
後日、娘が成人式の前撮りで着付けをしてもらっている間に、奥さんと二人でそのリハビリテーション病院へ行ってみましたが、新しくて中にコンビニローソンも入っている大きな病院でした。
NPOの理事長からいただいたメールには、具体的に医師の名前も書いてあり、もう、その病院しか考えられなくなっていました。
実は、人気があって転院のハードルの高い我が家から最も近いリハビリテーション病院からは早々に「受入可」のお返事をいただいていたのですが、専門的な情報を得たら、もうそこへ転院したいとは思えなくなっていました。
しかしながら、その推薦頂いた病院が受け入れてくれなければ話になりません。
そして、その受入に関する会議?が今日だったのです。
昼過ぎに次男から電話が入り、コーディネーター(ソーシャルワーカー)さんと代わってその話を聞くと、次の水曜日の転院なら受け入れが可能とのこと。
水曜日でもあり、「お願いします」と即答しました。
ただし、朝が早い。
転院に利用する民間の救急車が予定の時間では都合が悪いということで、1時間早い時間なら対応できるということになり、9時に長浜を出るとのことで、私と奥さんは、それに間に合うように自宅を出て長浜へ向かわなければなりません。
でも、無事に希望のリハビリテーション病院に転院できることとなったので、そんなことは些細なことです。
半年近く入院することとなるそのリハビリテーション病院は、実は私の職場からはそんなに遠くないので、届け物がある場合でも対応しやすいので助かります。
やはりこちらもコロナで面会禁止で病院へ行っても会えないので、正直、我が家からの距離はあまり関係ありません。
脊髄の外来もあるので、退院後のケアも安心かなと思っています。
まぁ、でも実際は入院してみないとわかりませんが…
