
わが家のオルビス・イオに400Ahのリチウムバッテリーを積んで、もう3年になろうとしています。
オルビス丸10年リフォーム大作戦スタート! ― 2020年07月13日
ネットの情報を頼りに、我ながら素人が良くやったと思ったりします。
リチウム化の当初は、充電量ばかりに目が行っていましたが、使用している内に考え方も変わって来て、最近は走行過多のお出掛けが多く、ソーラー充電のスイッチを切ったり、走行充電を見越してバッテリー残量を無理矢理減らすという正反対のことに気を付けています。
もちろん、リチウムバッテリーの恩恵で快適度は雲泥の差であることは、今更説明の必要は無いと思います。
そんなリチウムバッテリーによる恩恵が当たり前になったものの、次男の交通事故から余裕が無く、そういった情報からは遠ざかっていました。
ですが、少し前に三元系のリチウムイオンバッテリーが原因で、マックレーさんのデイブレイクが爆発火災を起こしたことが気になっていました。
改めて、動画を見させてもらいましたが、バッテリー自体に不良があったということみたいですね。
しかしながら、ビルダーが取り付けたバッテリーということで、他のビルダーも使用しているそうですから、ちょっと怖い気がします。
日産リーフの三元系のリチウムイオンバッテリーを殻から取り出してキャンピングカーに積むというケースがあり、四国のビルダーさんも取り入れたりしていましたが、今回の事故で考えが改まったのではないでしょうか?
その点、良くも悪くもリン酸鉄のリチウムバッテリーはエネルギー密度が低く、三元系に比較して安全性は高いようです。
とはいえ、間違った扱いをすると同じように事故の原因になる可能性はありますから、気を付けないといけませんが…。
リン酸リチウムのエネルギー密度も向上が見られることが理由かも知れませんが、ポータブルバッテリーのEcoFlowもリン酸鉄のリチウムに移行していますしね。
で、我が家同様の生セルのリン酸鉄リチウムバッテリーで言うと、「BLUE SKY Camper Project」のざきおさんがはじけてますね。
ブログをFeedlyでフォローしていますが、すごい勢いで全国のキャンピングカーにリン酸鉄リチウムバッテリーを取り付けまくっておられます。
その中には、我らがオルビスも2台取付事例があるようです。
その内の1台はイオで、かなり詳細にデータ取りされたようです。
その中で気になったのが、Beforeなイオのぐちゃぐちゃな配線です。
キャンピングワークスらしいと言えばそうなのかも知れませんが、ざきおさんは別記事で、コニケン氏にも物申しておられました。

キャンプカーマガジンさんもいい加減コニケン氏使うのやめた方が良いと思います。
そんな「BLUE SKY Camper Project」のリン酸リチウムバッテリーの取り付け業務ですが、私が今でも鉛バッテリーのままだったら、お願いしてたかも…。
考えて作業することを楽しんでいる節があるので、わかりませんが。
少なくとも、CTEKの走行充電器ではなく、RENOGYを採用していたでしょうね。
CTEKの走行充電器はお利口さんなのでしょうが、それが逆にわかりにくく、融通が利かなかったり、ソーラー充電の上限が300Wだったりで何より高価なことが選ばないであろう理由です。
また、容量的にも400Ahでも事足りるのですが、最近は満充電と過放電を避けて中間の容量で運用する傾向にあるので、600Ahあれば、中の400Ahで充分すぎるかなと。
なので、現在の400Ahが駄目になったら600Ahの生セル導入と思ったりもしますが、先ずサイクル寿命を考えると、現在のバッテリーが駄目になる日が来ない可能性があることと、オルビスの特徴である車載発電機活用の余地を残すとすれば、現在の形が良いのかも知れません。
いずれにしても、鉛からリチウムは劇的な変化となりますから、投資をする意義は充分にあることは、換装済みの皆さんが感じていることでしょう。
とは言え、「BLUE SKY Camper Project」さんも、万が一の事故に対しては補償できるような体力はないでしょうから、自身で事故を防ぐためのスキルは磨く必要がありますね。
