というのも、道の駅がほぼ米子に近い「あらエッサ」か、境港寄りで環境がいまひとつの「本庄」、もしくは宍道湖の中ほどにある「秋鹿なぎさ公園」といずれも松江市街からは結構、離れているからです。
ですが、今回、土日祝無料のおもてなし駐車場として松江商工会議所の駐車場を利用し、駐車可能時間が8時から21時に限定されていたことで、時間が制限されていないっぽい、島根県庁の駐車場に目を付けました。
実際、商工会議所の駐車場もゲートがあるわけでもなく、時間外でも問題なさそうでしたから、玉造温泉「ゆ〜ゆ」での入浴後、島根県庁の駐車場へ移動し、問題無さそうだったので、そこで車中泊することにしました。
島根県庁の敷地は松江城と橋で繋がっています。
県庁のど真ん前に停めちゃいました。
但し、付近に使えるトイレは無さそうなので、自前でトイレが使用できるキャンピングカーでないと車中泊は難しいかと思います。
なので、夜間駐車している車もほとんどありませんでした。
我が家のキャンピングカー「オルビス・イオ」は、カートリッジトイレを撤去して、ラップポンを設置していますが、正直、これまで数回うちの奥さんが、外に出るのが怖いからと利用しただけで、私自身は使ったことがありませんでした。
ですが、今回は使用せずには居れないわけで、ラップポン大活躍でした。
そんな快適な車中泊を経て、島根2日目は、先ずは三男坊のアパートへ届けものをして、その後は宍道湖の湖畔を走りました。
珍しく宍道湖温泉から出雲大社間を結ぶ単線鉄道を目にしたそこは、毎度恒例のモーニングの珈琲館湖北店の駐車場です。
8時前に三男坊に荷物を届ける約束をしていて、直ぐに移動したので、9時から営業の珈琲館湖北店の駐車場で結構な時間を待つこととなりました。
でも、8時40分位には後から到着した車の人が店内に入るのを見て、慌てて私達も入店しました。
うちの奥さんがお気に入りで、どうしても朝食はここが良いと言うのです。
今回は二人ともエッグベネティクトのモーニングにしました。
何時来ても、ここのロケーションは最高です。
雨予報でしたが、前日より天気も良いような気がします。
朝食を終えて出る頃には、駐車場は満車で、前の道路に無理やり駐車場に入りたい車がハザードを付けて、道を塞ぐと言う酷い状態でした。
連休ということもあるでしょうが、ほんと、人気なんですね。
さて、朝食をすませたら、大阪へ帰る前にひとつ寄るところがあります。
そこは同じ島根県の奥出雲というところですが、松江から南下すると峠道の連続でした。
途中、民家も見当たらないようなロードサイドに農産物を販売しているところがあって、寄ってみたら、うちの奥さん、結構な量の野菜を買ってました。
そして、1時間半ほど掛けて到着したのがここ。
「可部屋集成舘」という歴史資料館です。
山深いこんな資料館にわざわざやって来たのには理由があります。
この「可部屋集成舘」に、「桜井家住宅」という歴史的建造物があります。
その「桜井家住宅」というのが、この夏1番のヒットしたドラマ「日曜劇場 『VIVANT(ヴィヴァン)』のロケ地なのです。
ドラマの中では、役所広司さん演じるノゴーン・ベキ、つまり主人公乃木憂助の父の郷で井上順さんが登場したシーンの乃木家の屋敷となっています。
そんな乃木家の屋敷となる桜井家住宅は、後ほどの見学として、先ずは資料館を見て回りました。
すると、桜井家の先祖は戦国の武将「塙団右衛門」であり、NHK大河ドラマ「真田丸」に登場していて、小手伸也さんが演じておられたという資料を目にしました。
そう言えば、真田丸の主役も『VIVANT(ヴィヴァン)』と同じ堺雅人氏でしたねぇ。
こちらは桜井家の家紋だそうで、残念ながらテントのマークじゃなかったです。
ちなみに桜井家は、砂鉄から鉄を生成する「たたら製鉄」により発展し、その鉄製の武器を大坂で売って財を成したそうです。
この絵は桜井家住宅とその庭園等の敷地内を描いたものだそうで、現在も変わっていないそうです。
こんな展示物を見て回って全て見終わったところで、あるテレビ番組の映像が流れていました。
それは、TBSのテレビドラマディレクターの福澤克雄氏についてのドキュメンタリーでした。
福澤克雄氏は、半沢直樹の他、TBSの池井戸潤原作ドラマの全ての演出を手掛けた方です。
『VIVANT(ヴィヴァン)』から同じテイストを感じたのは、『VIVANT(ヴィヴァン)』の原作が福澤克雄氏だったからなんですね。
同時期にテレビ朝日系で放送された池井戸潤原作の「はやぶさ消防団」がらしくないと感じたのは、そう言うことだったんだ…。
流されていた番組を、奥さんとしばらく見入っていましたが、『VIVANT(ヴィヴァン)』撮影時の桜井家住宅でのシーンもあって、気分が上がりました。
福澤克雄氏堺雅人氏、そして阿部寛氏との対談シーンは、車中泊した島根県庁前でした。
そんな『VIVANT(ヴィヴァン)』と共に、同じく島根で撮影された「砂の器」等のドラマ撮影時の写真もありました。
うちの奥さんは中居正広君主演の「砂の器」が好きだったみたいです。
ということで、案内に従って資料館内から庭園へ出ましょう。
この風景、テレビで見たかな?なんて思いながら見て回りました。
これは家紋が違うしなぁ…。
このアングルはあったかな?
屋内は、先の画像からもありますね。
『VIVANT(ヴィヴァン)』のことばかりですが、今回は久しぶりに一眼カメラでの撮影を楽しんでいたので、お庭の滝なんかも良かったです。
ひと通り見終わって、ずっと気になっていたのが、駐車場前のお蕎麦屋さんです。
昼時で、折角なのでお蕎麦を食べようということになったのですが、声を掛けてみると、あと一人前しか無いとのこと。
でも、一人前を2つに分けて、それぞれに天ぷら等はご用意できますよとのことで、お願いしました。
満席でしばらく外で待つことになりましたが、後のお客さんがないので、ゆったりできました。
店内に案内されて、ふと上を見ると、半沢直樹に福澤克雄氏のサインがありました。
眼下に川を眺めながら、十割蕎麦をいただきます。
一人当たり3皿なのですが、最終的には5皿分あったとのことで、遜色ない量のお蕎麦を食べることができました。
美味しいお蕎麦でお腹も膨れて、帰路に就きました。
ナビで山陰道を利用できるように、鳥取を目的地に出発しましたが、途中で聞き覚えのある「亀嵩」という地名が現れました。
あっ!砂の器のあの亀嵩?と思いながら走っていると、なんと石碑がありました。
いやいや、なんという偶然。
一気に福澤克雄氏が気になることとなった今回の島根観光でした。

