入院中のおばあちゃん(私の実母)のお見舞い時間が14時から17時と中途半端な時間なので、お見舞いに行くと姫路へ行けなくなるので、朝一で着替えを病院の受付へ預けてから姫路へ向かいます。
せっかく姫路へ行くのなら、長男と夕食でも食べようと思い、前日に長男へは連絡済みです。
おばあちゃんのお見舞い後の出発では遅すぎるけれど、朝一だと早すぎるので、姫路へ行くまでに、摂津国八十八所巡礼の札所に寄ることにしました。
姫路までのルートを考慮すると、神戸方面の山手か海沿いの札所が候補となりますが、山手の方は車でないと厳しいので、今回はその山手の札所に寄ることにしました。
山手ということで、おばあちゃんの病院に寄った後、そのまま宝塚から六甲山へと登ります。
オートバイでは何度となく通ったワインディングが楽しいルートですが、今回は奥さんとの車なので、のんびりドライブを楽しみました。
そして、六甲山牧場の分岐から、奥摩耶ドライブウェイを通ってやって来たのが第80番札所の「忉利天上寺(とうりてんじょうじ)」です。
一つ難点は、駐車場が1回500円と優しくないところですが、入山料と思って利用させていただきました。

駐車場の道路向かいに入口がありました。

階段を登った先に山門がありました。

その先もずっと階段が続いており、登り切ってようやく境内に辿り着きました。

境内には複数の中国人らしき観光客の姿がありました。
中には携帯電話で電話中の人も居り、こんなところまで外国人観光客が来るんだ…と驚きました。

広く美しい庭園です。

先ずは本堂へお参りして目的の納経をいただきました。

鳥居の形をした石の向こうには、神戸の街が…。

こちらのお寺には、あちこちにカエル様がおられました。
季節的に六甲山へハイキングに来られている方が多いようで、こちらのお寺に立ち寄られる方も居られました。
「忉利天上寺」の次は、再び六甲山牧場の分岐まで戻り、西六甲ドライブウェイをさらに西へ向かいます。
最近の天候の影響でしょうか、数か所でがけ崩れによる片側通行が行われていました。
そして、再度山ドライブウェイへと右折して、到着したのが第82番札所の「大龍寺」です

道路沿いに立派な山門がそびえたち、その前が駐車場となっています。

山門を抜けると急な坂が現れ、ここでもハイカーの姿が目につきます。
その先の長い階段の先に山門がありました。

でも、ここからさらに奥へと階段が続きます。

西国三十三観音を横に、緩やかな階段から、

段々と急な階段となって、ようやく本堂の前に到着です。

お参りを済ませましたが、納経所は下ったところの建物にあり、建物内でご住職に納経を書いていただいている間に、梅昆布茶を出していただきました。
また、お土産に二人分の銀杏までいただき、申し訳ない気持ちになりました。
ただ、2つの札所を回ったことで、時間は既に13時を回っていて、ゆっくりランチできる余裕はなくなりました。
ということで、姫路に向かう高速に乗る前に、セブンイレブンがあったので、そこでカレーパンや珈琲を買って車内で食べることにしました。

そして、一気に姫路に向かい、やって来たのは「姫路文学館」です。

目的は、こちらで開催されている特別展「石黒亜矢子展 ばけものぞろぞろ ばけねこぞろぞろ」を鑑賞するためです。
こちらは、先日京都に行った際、高島屋で知って、うちの奥さんが行きたいと言うかも?って思っていた特別展です。
案の定、行きたいと言い出しました。


「姫路文学館」は、姫路城近くにありますが、駐車場が無料で助かります。
奇麗な建物で、取り敢えず入ったものの、目的の特別展は別館での開催とわかり、移動しました。

入口がありました。

入口を入って入館料を支払い、1階の常設展示は撮影禁止ということで、2階の特別展会場へ急ぎます。

こちらが第一会場の入り口です。
撮影小物の提灯があったので、うちの奥さんが持ってます。

第1会場では、『ねこまたごよみ』や

『いもうとかいぎ』、

『つちんこ つっちゃん』という絵本の原画が展示されていました。

猫のモチーフが多いのは、やはり作者も猫を飼っているからなのですね。

ここから第2会場です。

基本的にガラスの額に入っているため、撮影可であっても映り込みが激しいので、個別の作品は撮っていません。

展示風景はこんな感じでした。

これらもほとんどが絵本の原画です。
1時間もあれば見終わるだろうと思っていましたが、結局、ほぼラストに近い時間まで居ました。
なので、外に出ると姫路城が夕暮れをバックに月まで出ていました。

予定通りになかなか良い感じで時間が過ぎて行ってます。
その後、「姫路文学館」を出て、長男のアパートへと向かう途中で、長男に食べに行きたい店を決めておくように言っていたので確認すると、ラーメンとステーキの2択でした。
普段、長男はラーメンはよく食べに行っているようなので、自分では行かないであろうステーキのお店にしました。

ホームページを見ると、非常に高いお店かと思いきや、いざ行ってみて、内容を見ると、非常に良心的なお店であることがわかり、地元の方に人気なのも頷けました。

スープもファミレスのスープバーと違って、ちゃんとした美味しいスープですし、サラダはおかわりできるそうです。

お肉は、奥さん140g、私180gで長男は300gをチョイス。

ご飯も大盛が金額変わらずなので大盛にしましたが、なんとおかわりし放題でした。
奥さんはパンをチョイスしましたが、デニッシュパンで、パンのおかわりはできないものの、ご飯ならご飯はいただけるそうです。
ステーキは切ってくれているので、お箸でいただくスタイルでした。

デザートとドリンクもいろいろ選べて、大満足なディナーとなりました。
長男は、飲酒の量が増えているようで、そろそろ一人で姫路で頑張らせるのも限界かも知れません。
そして、私と奥さんは、長男をアパートに送ってから、セブンカフェを調達してから帰宅しました。
充実の1日でした。
